基礎データ
全国図鑑 | No.0756 |
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アローラ図鑑 | No.179 |
ガラル図鑑 | No.341 |
ローマ字表記 | Mashade |
分類 | はっこうポケモン |
タイプ | くさ/フェアリー |
高さ | 1.0m |
重さ | 11.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | はっこう/ほうし/あめうけざら(隠れ特性) |
タマゴグループ | しょくぶつ |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | マシェード | マッシュルーム+shade(英語で陰) |
英語 | Shiinotic | |
ドイツ語 | Lamellux | |
フランス語 | Lampignon | |
韓国語 | 마셰이드 | |
中国語 | 灯罩夜菇 |
進化
ネマシュ → マシェード(LV24)
概要
『ポケモンSM』から登場するネマシュの進化系。名前の由来はマッシュルーム+ランプシェードと思われる。
あくまで植物的なルックスだった進化前とは異なり、人間に近い外見になった。
…のだが、黒一色の目に微笑をたたえた口、異様に細い腕と妙にホラーチックな姿に。
ポケリフレでのスマイルはある意味必見。
ホラーなのは外見だけでなく「夜中にマシェードの住む森で怪しい光に惑わされると2度と森から出られなくなる」という逸話があり、発光する胞子の催眠効果で獲物が深い眠りに落ちた隙に生気を吸い取るという、ゴーストタイプのような恐ろしい習性を持っている。
しかしアニメでは、そうやって溜め込んだエネルギーを気に入った相手や草木に分け与えるという補足的な設定が判明した。エネルギーを吸う事しかできなかった進化前とうって変わって長所が増えた様である。
夜の森で多くのマシェード達が自然に活力を与えながら光る様は非常に幻想的であり、怖いだけではなくフェアリータイプらしい妖精っぽさもしっかりと感じられる。
『ポケモン剣盾』では「ルミナスメイズのもり」というダンジョンが登場。光るキノコが群生する妖しげな暗い森であり、まさにマシェードにピッタリのダンジョンとなっている。もちろん、ちゃんと野生のマシェードが出現する。
設定画では眠る時はカサをすぼめ、腕も収納する様子が描かれている。作中では見られないが、イラストを描く際の参考にされたし。
ちなみに、同じキノコポケモンのパラス系統とは進化レベル・合計種族値が同じであり、彼らとは縄張りを巡って対立する関係にあるらしい。この2種が争い始めるとお互いの胞子が飛び散って、辺り一面胞子まみれになってしまうという。
ゲームでの特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
60 | 45 | 80 | 90 | 100 | 30 | 405 |
特防が最も高く、次に特攻、防御の順に高い。素早さは30とかなりの鈍足。対となるパラセクトの特殊版といったところか。
ただしこちらは攻撃をかなり削っているので、配分としてはあちらよりも無駄がない。
キノコポケモンの例にのっとり強力技「キノコのほうし」を習得できる。
合計種族値が低く鈍足なのは、この技を使える代償ということなのかもしれない(素早さ70のキノコとか知らない)。
ただし自身の特性「ほうし」とは微妙に噛み合わないので注意が必要である(というか「ほうし」は『持ってる事自体がデメリットである特性』なので夢特性を使わない場合は「はっこう」一択である)。
準専用技であった「ちからをすいとる」は相手の攻撃を1段階下げ、相手の攻撃の値の分HPを回復させるという強力性能。
アタッカーとして運用するには火力も並で技のレパートリーにも乏しいので、この専用技を軸にした耐久・流し寄りの型にするのが無難だろう。
ただし弱点の多さ故に役割破壊されやすい点に要注意。
特にどくタイプには非常に弱く、こちらの一致技を両方半減され4倍で弱点を突かれてしまう。
特性も効かないくさ複合ともなると目も当てられない。素直に交代しよう。
ちなみに4倍弱点にもかかわらず自身は「ヘドロばくだん」を覚えることが可能で、一応くさやフェアリーへの打点となる。自分が使うぶんには毒も平気なのだろうか。
隠れ特性は「あめうけざら」。
「ちからをすいとる」と組み合わせれば大幅な回復が望める。雨下ではほのお技も半減になるので、雨パ適性は高い(雨の中でこのポケモンが立っているのはかなり怖いが)。
加えて想定外の事態を引き起こし状況によってはマイナスに働きかねない「ほうし」を採用したくない場合にもこちらが採用される。
剣盾発売当初では他のキノコポケモン及びドーブルが全員欠席となったことで、唯一の「キノコのほうし」使いとなっていた(現在はモロバレル系統が舞い戻り唯一では無くなった)。
代わりと言っては何だが、USUMでラフレシアなどのくさタイプに配られた「ちからをすいとる」が今度はサニゴーンなど一部のゴーストタイプにも配られ、もはや専用技とは言えなくなってしまった。
第9世代にて通常特性の「はっこう」が命中率ダウンを防ぐ効果に変更され、キノコのほうしの安定感が増したが、ネマシュ系統は未内定。
使用トレーナー
ゲーム版
- マツリカ:キャプテン(アローラ)
- マオ:キャプテン(アローラ)
- カフ:ジムチャレンジャー
番外作品
ポケモンGO
2022年10月の「光のフェスティバル」で実装。進化前のネマシュは野生出現やタスクで入手でき、イベント中の夜マップでは野生のネマシュが発光するパフォーマンスを魅せた。
原作通りの高耐久が反映されておりスーパーリーグで活躍できそうな種族値である。しかし、回復やサポートの概念が存在しない同作では絶望的に噛み合っていない。
ゲージ技はそこそこ有用だが、通常技はタイプ不一致&低威力&低チャージの「おどろかす」だけ。それ以外になかったのかという声も受けられるが、第8世代の本編で覚えられる技に通常技に当たるものはこれしかない(他にあるとすれば過去に覚えた「チャージビーム」「めざめるパワー」があるが)。
- 2024年9月からトレーナーバトルにておどろかすに大幅強化が入り非常に優秀な技に化けてしまった。
ただ、最近では「あまえる」や「ロックオン」といった変化技が純粋な攻撃技や高いチャージ力を持った技として実装されているため、今後の新技追加によっては改善されるかもしれない。
いずれにせよ、現状はコレクション向けとしか言いようがない残念なポケモンである。せいぜいジム防衛でフェアリー耐性が使えるくらいか(フシギバナ等どくタイプを出されると呆気なく突破されるが、カイリキーの交代を促進させられるところは評価できる)。
因みに、「ギガドレイン」もマシェードが覚えている技として初実装した。しかし、上記にもあるように回復の概念がないためにただの消費が重い技となっている。
ポケモンマスターズ
マオ&マシェード
2023年7月23日に実装された、くさタイプのサポート。
サポーターでありながら、テクニカルのような動きができるのが大きな特徴。
技
ギガドレイン | 相手に与えたダメージが多いほど自分のHPを回復する |
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SPガードG | 味方全員の特防を2段階あげる |
しびれごな | 相手をまひ状態にする |
本日のおすすめ! | 味方全員の特攻を4段階+命中率を1段階+急所率を2段階あげる |
バディーズ技
クセは強めなブルームシャインエクストラ |
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★6EXアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
パッシブスキル
吸収技攻撃時攻撃↓9 | 効果タグに吸収を持つ技での攻撃が成功したときに相手の攻撃を1段階さげる |
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まひ相手攻撃時HP回復9 | 相手がまひ状態のときは技での攻撃が成功したときに自分のHPを回復する |
異常無効 | 状態異常にならない |
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- SM29話
- この回で登場したネマシュ達が進化して登場した。
その他
SM | 39話・62話・121話・127話・129話 |
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劇場版 | ココ |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモンSM ポケモンUSUM
0755.ネマシュ→0756.マシェード→0757.ヤトウモリ
同複合タイプ
キノコ仲間
ポケモン関連
- ゼルネアス:生態系の「生命」と「再生」を司る存在で生命を分け与え、その周囲にいるだけでもあらゆる草花は生気を取り戻して行くという伝説のポケモン。
- バドレックス:土地に実りを与えることから豊穣の王と呼ばれる。実際に信仰もされていた伝説のポケモン。
その他
- キノピオ:人型のキノコ仲間。顔立ちも何となく似ている…
仮面ライダーマジェード:1文字違いの仮面ライダー