「ガッスバッス」
「だだだだ!!」
基礎データ
全国図鑑 | No.0986 |
---|---|
パルデア図鑑 | No.378 |
ローマ字表記 | Araburutake |
ぶんるい | パラドックスポケモン |
タイプ | くさ/あく |
とくせい | こだいかっせい |
高さ | 1.2m |
重さ | 21.0Kg |
せいべつ | 不明 |
タマゴグループ | タマゴみはっけん |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | アラブルタケ | 荒ぶる茸 |
英語 | Brute Bonnet | brute(野蛮な)+bonnet(帽子)+common bonnet(クヌギタケ科のキノコの一種) |
ドイツ語 | Wutpilz | Wut(激怒)+Pilz(キノコ) |
スペイン語 | Furioseta | furiosa(怒り狂った)+seta(キノコ) |
フランス語 | Fongus-Furie | fongus(菌類)+furie(激怒) |
イタリア語 | Fungofurioso | fungo(キノコ)+furioso(狂暴な) |
韓国語 | 사나운버섯 | 사나운(荒々しい)+버섯(キノコ) |
中国語(簡体字) | 猛恶菇 | 猛恶(猛悪、荒々しく悪いこと)+菇(茸) |
中国語(繁体字) | 猛惡菇 | 猛惡(猛悪、荒々しく悪いこと)+菇(茸) |
概要
ポケットモンスター 第9世代『スカーレット・バイオレット』から登場した、モロバレルのこだいのすがたと思われるパラドックスポケモン。
名称の由来はそのまま「荒ぶる茸」からで、ある意味仮称に近い。
モロバレルとの差異は、目隠れのように笠から生えた草、笠のイボと植物のような特徴に加えて牙が並んだようなギザ口に小さい4本足と長い尻尾と草食恐竜のような下半身で、ケンタウロスのような歩行を行う点。
その容姿から、未確認生物として目撃された際は「キノコと恐竜の合体」だとも言われていた。
体躯も現代のモロバレルよりはるかに巨大だが、知能は低く凶暴なハードパンチャーらしい。
なお大きいとは言っても、元のモロバレル自体が意外と小さい為、ポケモン全体ではまだ小柄な方(最大個体で漸く主人公の背に並ぶくらい)。
上記のような外見やハードパンチャーという点からキノガッサのような印象も見られる。
また、この姿が確認されたことで少なくともアラブルタケの実在した時代には存在しないはずのモンスターボールとの関連は無く、たまたまモンスターボールが自身と似ていただけの可能性が高まった。
もっともタイムスリップも実在する世界なので、アラブルタケが実在した時代よりさらに前の時代にモンスターボールが持ち込まれ擬態した可能性も考えられ、関係性を語るのはより難しくなっている。
待機モーションは2種類あり、腕を構える体勢と構えない体勢。バトルでは腕を構えるファイティングポーズで固定されている。
なお間違ってもアラブルダケではない。発音はアラブル(↑)タケ(↓)と呼ぶ人が多いが、公式の呼び方は未だない。他のパラドックスポケモンと同様仮称としてアラブル(↓)タケ(↑)が正しいと思われる。
色違い
色違いはモロバレル同様カサが紫青になり、若干知性的なイメージが強まる。
ゲームでの特徴
他のこだいのすがた同様に『スカーレット』限定で、エリアゼロに出現する。
ストーリーにおいては、複数出現して主人公/プレイヤー達に襲いかかり、倒していく事となる。
クリア前時点では捕獲は不可能で、『ザ・ホームウェイ』クリア後に改めてエリアゼロに出現するのを捕獲するしかない。
性能
名前 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アラブルタケ | 111 | 127 | 99 | 79 | 99 | 55 | 570 |
モロバレル | 114 | 85 | 70 | 85 | 80 | 30 | 464 |
モロバレルより少しHPと特攻が下がった代わりに他全てが上昇。特に攻撃の伸びが著しく、正しく重戦車アタッカーと呼べる性能。
忘れられがちだがモロバレル自体の種族値も、鈍足両刀のバランス型である。
だいぶ荒ぶっているのか、習得できる技も攻撃的なものが増えた。
タイプ一致の「かみくだく」「ふいうち」に加え、「あばれる」や「げきりん」のような暴れる技や「インファイト」まで覚える。
一方、設定に反してパンチ技は一切覚えず、特性と噛み合う「ソーラーブレード」を覚えないのも惜しい所。
モロバレルが主に使うサポート技も揃っており、当然ながらキノコなので「キノコのほうし」も覚えられ、機会はそうないだろうがタイプの関係からいたずらごころを無視しつつ先制して眠らせることも可能。上手くいけば「あばれる」「げきりん」のデメリットを踏み倒す事が出来てしまう。
ただしモロバレルと違い、マスカーニャやチオンジェン同様弱点7耐性7のピーキーなタイプなのがネック。だがそれ故テラスタルやじゃくてんほけんとの相性は悪くないだろう。
技構成は勿論「キノコのほうし」と、鈍足高攻撃にかみ合う「ふいうち」迄はまず確定。残り二つは運用計画に応じて選んでいくと良い。
特性で一番高いステータスを底上げできるため、素早さに特化して特性で素早さを更に1.5倍にし、上から眠らせる……という戦法も考えられるが、開発側も想定していたようでそれは絶対に不可能になっている。
性格を臆病、攻撃の個体値を0にして素早さに特化させたとしても、Lv50時点での攻撃の実数値は118、素早さの実数値は117となり、どうあがいても素早さが攻撃を上回らないのである。
一応こだいかっせいによる能力の底上げはランク補正の変化も考慮される為あらかじめ攻撃ランクを下げるか素早さランクを上げるかしておき、後から特性を発動という手順を使えば無理やり素早さを上昇させる事は可能。だがシングルバトルでこれを狙うのは少し無理があると思われる。
その一方で、素早さを上昇させるわざである「くさわけ」を覚えることができるため、素早さを上げてからキノコのほうしで暴れるという戦法自体は可能。
この戦法が可能なキノコポケモンは現状アラブルタケのみである(リククラゲも両方覚えるが、特性により確定後攻になる)。
シリーズ2で解禁され、一定数使われるに至った。
上記「キノコのほうし」「ふいうち」の他、素早さ増強手段の「くさわけ」や安定打点の「かみくだく」が主流採用わざとなっている。
持ち物は場持ちを良くするたべのこしやオボンのみ、「とんぼがえり」で4倍弱点を突きに掛かるところをあくテラスタルである程度弱く使わせる動きに組み込めるじゃくてんほけん、パラドックスポケモン御用達のブーストエナジーが目ぼしいところ。
「くさわけ」で素早さを増強して「キノコのほうし」を放ってから「みがわり」で無限ハメする動きと相性の良い「たべのこし」も使われ、「みがわり」未搭載でも無限ハメ型と誤認させるためにそちらを持たせるケースも少なくない。
テラスタイプは前述のじゃくてんほけんとの相性が良いあくに始め、弱点タイプを補えるどくやほのおがメイン。シーズン8からはパオジアンのこおり技を半減出来るみずがメインとなっている。
使用トレーナー
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0985.サケブシッポ→0986.アラブルタケ→0987.ハバタクカミ
同複合タイプ
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