基礎データ
全国図鑑 | No.0332 |
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ホウエン図鑑 | No.120 |
パルデア図鑑 | No.253 |
ローマ字表記 | Noctus |
ぶんるい | カカシぐさポケモン |
タイプ | くさ / あく |
たかさ | 1.3m |
おもさ | 77.4kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | すながくれ/ちょすい(隠れ特性) |
おとしもの | サボネアのトゲ |
タマゴグループ | しょくぶつ/ひとがた |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ノクタス | nocturne(英語:夜想曲)+cactus(英語:サボテン) |
英語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Cacturne | cactus(サボテン)+nocturnal(夜行性) |
ドイツ語 | Noktuska | nocturne(フランス語で夜行性の、夜の)+Kaktus(サボテン)+Tuska(サボネア) |
韓国語 | 밤선인 | 밤(夜)+선인장(サボテン) |
中国語(簡体字) | 梦歌仙人掌 | 仙人掌(サボテン) |
中国語(繁体字) | 夢歌仙人掌 | 仙人掌(サボテン) |
中国語(大陸) | 梦哥奈亚 | 沙漠奈亚(サボネア) |
中国語(香港・台湾) | 夢歌奈亞 | 沙漠奈亞(サボネア) |
タイ語 | น็อคทัส | 日本語名の音写 |
進化
サボネア → ノクタス(Lv.32)
概要
第3世代『ルビー・サファイア』から登場したサボネアの進化系のポケモン。
名前の由来は「nocturne(ノクターン/英語: 夜想曲)」+「cactus(カクタス/英語: サボテン)」。
砂漠で暮らしている間に血液が砂と同じ成分になった・・・ということだが、その様な血液は最早液体ではない為、かなり意味不明である。もしくはドロドロに固まる前の液体なのだろうか。そもそも人型とはいえ植物のポケモンなので、血液云々どころか内臓や骨があるのかさえも怪しいが…。
昼間はジッと立ち尽くしているが、夜になると集団で活動する夜行性。
砂漠の暑さで獲物が疲れて弱るまで追跡し続ける、あくタイプらしい狡猾な生態。
旅人の後をゾロゾロつけてまわる事もあり、人間さえも捕食対象のひとつであることが示唆されている数少ないポケモン。夜の砂漠を歩く旅人が弱るまで集団で付け回す姿は想像すると非常に恐ろしいが、他のあくタイプポケモン及び肉食のポケモンや現実の動物にも言えることだがあくまでも生存戦略であって悪意があってそのような事をしているわけではないだろう。
頭に傘を被ったサボテン人間のようなデザインが特徴的。ハロウィンのカカシイメージなのか、何処と無く顔はジャック・オ・ランタンのようである(後にそのモチーフのポケモンは出てきたが)。
色違い
色違いの容姿は焦げ茶色をしている。
ゲームでの特徴
RSE・ORAS
DPt・BDSP
- なお、過去のシンオウ地方であるヒスイ地方を舞台にした『LEGENDSアルセウス』ではファイトエリア自体がまだ火吹き島という状態で形成されていない為、砂漠もないので生息していない。
HGSS
ブラック・ホワイト・BW2
XY
- フレンドサファリ(あく)に出現する。
サンムーン・ウルトラサンムーン
- 過去作から連れてくる必要がある。
スカーレット・バイオレット
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計値 |
---|---|---|---|---|---|---|
70 | 115 | 60 | 115 | 60 | 55 | 475 |
- AC共に高水準な両刀アタッカー型のステータスを持つ。しかし、弱点が7つもあり、耐久値の低さもあって死にやすい。素早さも決して高くなく、闇雲に使っても高速アタッカーには勝てないだろう。
- 火力面でもリーフストームは長い間習得させてもらえず、あくタイプならではの高威力技不足もあって確定一発にはしづらい。火力アップアイテムを持たせれば話は違うのだが、耐久力の低さを補うべく持ち物は『きあいのタスキ』になりがち。
- この様に多数の弱みを抱えており、これをカバー出来るかがポイントとなるだろう。先に弱みを並べてしまったが、ノクタスならではの良さも勿論ある。
- 第一にタイプ一致のくさ・あくタイプ技の他に、かくとうやどくタイプの技が揃っており、技範囲には困らない。積み技となる「つるぎのまい」と「わるだくみ」を共に覚え、両刀という事もあって耐久型には強気で攻められる。
- 第二に搦め手となる技の多い事。鈍足を補う「ふいうち」を筆頭に、相手のペースを搔き乱す「やどりぎのタネ」や「フラフラダンス」があり、低耐久と『きあいのタスキ』のシナジーを活かした「カウンター」や「みちづれ」で強制的に1:1交換も狙える。それ以外にも「ねをはる」や「まきびし」、「ニードルガード」など、持久戦を思わせる戦法も行える。
- 最後にタイプや特性を生かした粘りについてだが、実は半減・無効も7つあり、『きあいのタスキ』が潰されにくく、無償降臨しやすい点もある。
- 総じて、攻撃面に特化したギャンブラー気質であり、トレーナーの読みを必要とする、いわゆる通に好まれるタイプのポケモンである。
- ダーテングは同タイプで種族値もほぼ同等(ダーテング:480 ノクタス:475)だが、種族値の配分や習得技などから住み分けはできている。
第9世代
- ポケモンSVではようやくリーフストームをわざマシンで習得できるようになった。一方でタマゴ技は全て没収されている。ノクタスが何をしたというのか…。ラブカスにも同様の処置が施されているが、真面目な話をすると恐らくは設定ミスだろう。
- しかし、対戦で流行しているヘイラッシャやカバルドンやウォッシュロトムに強く出れるため、活躍の場はある。狙いがピンポイントすぎるため見せ合いでバレてしまう可能性はあるが、その場合でも相手の選出を絞れる点が有効となる。
- 攻撃は誤差レベルで勝っている程度なので優位点としては微妙で、明らかに勝っている特攻を除いて同複合タイプのマスカーニャに勝っている種族値はなく、またアラブルタケに至っては素早さ同値なものの攻撃はより高く尚且つ耐久面は物理特殊両面において大きく水をあけられている、タマゴ技没収によりタスキカウンターが使えなくなったため特殊型をベースに動くしかない。
- 種族値が両刀な事を活かしリーフストームで特攻が下がったら物理技にシフトチェンジするという手もある。いのちのたまを持てばキョジオーンやヘイラッシャといった受けポケモンを一撃で倒し切れるうえ変化技ありきな相手にはちょうはつで機能停止に追い込める。
最悪みちづれで1:1交換という選択肢もある。
- と一応今作でもできることはあるがやはり遅すぎる素早さが足を引っ張っていて自分より遅い相手にしか役割を持ちにくい点や、今作はテラスタルによるタイプ変更が日常茶飯事な環境であるためそれによる有利不利の逆転が発生した場合も碌にダメージを出せないままペラ過ぎる耐久のせいで返り討ちに…とやはり苦しいことに変わりはない。
- その後DLC配信後、没収されたタマゴ技が軒並み復活。カウンターも帰ってきたため、やはり設定ミスであることが判明した。代わりにドレインパンチとなやみのタネの2つはタマゴ技でも復活せず、そのまま没収となった。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
漫画版
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- ハーリーのノクタス
- AG103話から登場したハルカのライバルであるハーリーのメインパートナー、ハーリー自身もノクタスっぽい格好をしている。
- 初対面のハルカから「ノクタスって可愛いかも」と言われた事がきっかけで、ハーリーはハルカのことを根に持つようになった。
- プリカ大会では登場した瞬間に会場中を黙らせる迫力で順当に勝ち進み、ファイナルステージでハルカのフシギダネと当たり戦うがフシギダネの攻撃で劣勢になる。そこでハーリーの卑怯な手でハルカを動揺させてフシギダネを攻撃させ、頭に血が上ったハルカの攻撃指示を全てかわすなど優位に立つが、サトシの言葉で我に返ったハルカの指示でフシギダネの合わせ技に打ち倒された。
- グランドフェスティバルではハルカのポケモンを徹底的に攻撃するが、アゲハントとフシギダネの連携攻撃に敗れ去る。
- カントーのヤマブキコンテストでは技を変えてクールに1次審査を勝ち抜いた。
- ちなみにロケット団のムサシにハーリーと同じ匂いがするらしくムサシに抱きついていた。そしてハーリーと手を組んだムサシと一緒にカジノキ大会に出場し一次審査を勝ち抜く。
- カントーのグランドフェスティバルではプクリンとのコンビネーションを見せ付けたが、耐久力が低いせいかゴンベとイーブイのコンボ技にあっけなく倒される。
- その後フェンネル谷のポケモンセンターに現れた時にロケット団を攻撃するのに活躍する。
- 劇場版「裂空の訪問者 デオキシス|」
- 冒頭で小さく一瞬登場。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 4章でミツルの手持ちが登場。災害によって海に流されていたキモリ(後のエメラルドの手持ち)のボールが入ったバッグを「ニードルアーム」を使って捕らえ、救出する。ミツルがセンリに「ボールを傷つかせずに必ず当ててくれる」と語る程信頼されている事がわかる。
番外作品
ポケモン不思議のダンジョン
- 救助隊では進化前のサボネアがクリア後じゃなければ仲間にできないので必然的にノクタスも仲間にできるのはクリア後になる。タイプ一致で相手にダメージ+HP回復性能を持つすいとる、必中のだましうち、連続攻撃効果を持つミサイルばりなど地味に使い勝手の良い技を自力習得する隠れた伏兵。ステータスの低ささえドーピングでフォローすれば活躍が見込める。