技データ
概要
ザシアンの専用技。
ザシアンに「くちたけん」を持たせるとアイアンヘッドが変化してこの技になる。
ダイマックス特効がついており、ダイマックスしているポケモンに対して繰り出すと威力が2倍になる。
くわえた剣を巨大化させて相手に斬りかかる技で、モーションはザシアンがくわえた剣が光りながら変形し、震える→ザシアン跳躍→相手のポケモンをぶった斬るというなかなか豪快なもの。しかも斬られたポケモンもちゃんとリアクションをとる。
この時に背中及び腰に付いている金色の羽の様な装飾が移動し、それぞれ刃と柄頭の部分を構成することで大剣が出来上がる仕組み。
(ぶった斬る方向が違うがそこは突っ込んではいけない)
ちなみに「刃物で切り裂くはがねタイプのわざ」はこれが初(メタルクローは若干違う)。
PPがかなり少なくなるが、アイアンヘッドのPPを補強すれば3回分は増える。
なお一度バトルに剣の王を繰り出すと、アイアンヘッドのPPがきょじゅうざんと同じになってしまうので注意。
何もしてないのにPPが10〜16も減るのは旅パでは結構痛い(もっとも、入手できるのがクリア後なので旅パに入ることはあまりないが)。
ギラティナの専用技であるシャドーダイブが、下位互換の性能を持つゴーストダイブが廉価版として多くの一般ポケモンに配布されたように、「刃物で切断するはがねタイプ」の技として表現するには非常に使い勝手がよろしい都合上、この技も下位互換にあたる性能の技があいつとかこいつとかそいつとかあたりに配布される可能性が非常に高い、そんな立ち位置の技である。
ちなみに、メタモンが変身して使うとモーションが変わる。
これはかえんボールのリフティングやムゲンダイビームのムゲンダイマックスなど特定のポケモンにしかない特別なモーションがある技全般の仕様なのだが、
このメタモン版のきょじゅうざんはバグか何かと間違えるレベルの変なモーションになっている。
第9世代にも登場するが、ダイマックスが廃止されたため威力100の通常攻撃となっている。
又、モーションも剣の変形が省略される等、退化してしまっている。
とはいえ実質HP2倍になるダイマックスがなくなったためそういった意味での影響度はないに等しく、そもそも威力100でデメリットは精々PPが少ないこと以外ない技という時点で強い事には変わりない。
余談
海外訳はそれぞれニュアンスが異なる。
英語は原典を尊重し、『Behemoth Blade』となっているが、これは巨獣を旧約聖書の巨大な魔獣ベヒーモスと訳したものになっている(「きょじゅうだん」の場合はBladeがBashとなっている)。
ドイツも似たようなニュアンスであるが、『Gigantenstoß』(直訳で「きょじんづき」)となっている。
スペイン語では「Tajo Supremo」(至高の断頭台)、フランス語では「Gladius Maximus」(最大級の剣)、イタリア語では「Taglio Maestoso」(荘厳なる切断)など先述した訳に比べると剣の性質に言及したものとなっている…といえ、冠詞はいずれも「巨大」から連想したスケールの大きさを感じさせる単語が選ばれている。
関連
きょじゅうだん…同タイプ同効果
ダイマックスほう…同効果。タイプは違う
アイアンヘッド…元になる技