データ
属名は森林に棲息していたと考えられたことから「樫の木の爬虫類」を意味する。
(※だがジュラ紀当時、樫の仲間は誕生していなかったと考えられている)
全長約3~4m、体重77~90kgほどの小型のイグアノドン類で、ヒプシロフォドンに似たほっそりした体形をしていた。だが後肢は4本指のヒプシロフォドンと違い3本指で、前顎部の歯は退化して嘴状を呈しており、体に比べて頭が小さいなど、ヒプシロフォドンよりもむしろ進化した身体的特徴を持ち合わせていた。嘴や歯の構造から、硬い植物を噛み切ってすり潰すことが出来たと思われる。
かつてはイギリスやタンザニアにも生息していたと考えられていたが、現在ではイギリスの種はヴァルドサウルス、タンザニアの種はディサロトサウルスという別種の恐竜とされている。