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シンドラーのリスト

しんどらーのりすと

『シンドラーのリスト』(Schindler's List)とは、1993年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の映画。
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概要編集

第二次世界大戦中、ナチス虐殺から多くのユダヤ人を救ったドイツ人実業家オスカー・シンドラーの実話を映画化。

シンドラー・ユダヤ人・ナチスを一面的ではなく、人間ドラマに厚みを持たせて描いた。この映画に登場するシンドラーは、スピルバーグの恩人で一時ワーナーブラザーズ経営者だったスティーブ・ロスをモデルにしている。

スピルバーグ自身もユダヤ系の出身であり、「血に染まった金はもらえない」と言って今作の監督料を受け取らなかった。


映像としては、当時を再現した劇中の大部分がモノクロで、強調したい部分と現代のシーンをカラーで表現するパートカラーを採用した。

モノクロなのは、当時の記録フィルムがそうであるため、そちらのほうがリアリティが出るという判断による。これに加えて、手持ちカメラを使いドキュメンタリータッチに仕上げた。

カラーなのは、冒頭とエンディングの現代、現代と当時をつなぐロウソク、そしてモノクロの視界に登場するい服を着た少女である。

この効果は結果的にスピルバーグが敬愛する黒澤明監督の『天国と地獄』へのオマージュにもなっている。

pixivでは、映画と無関係な絵にこのタグがつけられていることもあるが、それは視覚効果が今作を連想させるためである。タグとしては黒と赤(赤と黒)などがある。

雨音


あらすじ編集

1939年9月、ポーランドドイツの占領下に置かれ、クラクフでもユダヤ人の強制移住が始まっていた。

ドイツ人実業家でありナチス党員でもあるオスカー・シンドラーは、戦況から需要の変化を予測し、潰れた工場を買い取って、新たに容器工場を開業する。その際、低賃金で使えるユダヤ人たちを雇用したことで、結果的にゲットーの魔手から救っていた。

戦争の激化とともにユダヤ人への締め付けは強くなる一方だった。クラフクに赴任したSS将校のアーモン・ゲート少尉は、息を吸うようにユダヤ人を殺していく。

シンドラーの工場は、やがてユダヤ人たちの駆け込み寺になっていた。当初は疎んでいたシンドラーだったが、次第に心境を変化させていく。そして、ある日街で見かけた赤い服の少女と再会したとき、その変化は決定的なものとなった。


キャスト編集

役名配役日本語吹き替え
オスカー・シンドラーリーアム・ニーソン堀勝之祐
イザック・シュターンベン・キングズレー上田敏也
アーモン・ゲートレイフ・ファインズ田中秀幸
エミリエ・シンドラーキャロライン・グッドール弘中くみ子
ポルデク・ペファーベルグジョナサン・セガール梅津秀行
ヘレン・ヒルシュエンベス・デイヴィッツ佐久間レイ

スタッフ編集

監督 - スティーブン・スピルバーグ

製作 - スティーブン・スピルバーグ / ジェラルド・R・モーレン / ブランコ・ラスティグ

製作総指揮 - キャスリーン・ケネディ

原作 - トーマス・キニーリー

脚本 - スティーブン・ザイリアン

音楽 - ジョン・ウィリアムズ

バイオリン・ソロ - イツァーク・パールマン

撮影監督 - ヤヌス・カミンスキー

視覚効果 - インダストリアル・ライト&マジック

編集 - マイケル・カーン

製作会社 - アンブリン・エンターテインメント

配給 - ユニバーサル・ピクチャーズ(アメリカ) / UIP(日本)


データ編集

公開 - 1993年12月17日(アメリカ) / 1994年2月26日(日本)

上映時間 - 195分

製作国 - アメリカ合衆国

言語 - 英語 / ドイツ語


関連タグ編集

映画 / 洋画 / アメリカ映画 / 戦争映画 / 映画の一覧

第二次世界大戦 / ナチス

パートカラー (黒と赤 / 赤と黒)


外部リンク編集

シンドラーのリスト - Wikipedia

映画 シンドラーのリスト - allcinema

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