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グーニーズ

ぐーにーず

『グーニーズ』(The Goonies)とは、1985年に公開されたアメリカ映画。および、それを題材にしたコンピューターゲーム。
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概要編集

落ちこぼれの悪餓鬼軍団グーニーズが、ギャングに追い掛け回されつつも海賊が残した財宝

を捜し求めるアドベンチャー。

グーニーズとは、「まぬけ」という意味の言葉+劇中の町グーンドックからなる造語。

TBS放映に当たって製作された豪華声優陣をフィーチャーした日本語吹き替え版が、放送当時から長らく視聴者から絶大な支持を誇っており、「神バージョン」の愛称を持つ。



登場人物・キャスト編集

カッコ内は日本語版CV(ソフト版/TBS放映版)


グーニーズ編集

本作の主人公。幼い頃から父親から秘宝にまつわる伝説を聞かされており、宝探しに憧れている。

生まれつき喘息持ちのためか、吸入器を持ち歩いている。

物語の序盤は慣用句などを発言する際にしばしば言い間違えてはブランドにからかい混じりでツッコミを受けている。

彼が、自宅の屋根裏部屋にて。大海賊「片目のウィリー」の宝の地図を発見してから、この物語が始まる。


口が達者で、キザなお調子者。スペイン語が得意で、地図に書かれたスペイン語を解読する役目を務めている。とにかくおしゃべりで、「マウス(口)」のあだ名は「口から先に生まれたんじゃないか」というところから。

劇中序盤に、マイキーの母親が腕を骨折したため、家政婦のロザリータを雇った時。スペイン語しか話せない家政婦のロザリータの通訳を買って出たが、家事の説明にかこつけて、彼女にあることないこと吹き込んだ(例「このロッカーには掃除道具が入っている」⇒「このロッカーは開けるな、親父のSMプレイの道具が入ってる」。このやりとりは、TV放送ではカットされがち)。


ドジな言動が目立ち、ピザお菓子に目がない肥満児。ぽっちゃり体型だが大のイタズラ好きで行動力があり、しばしば警察にウソの通報をしていたことが原因で痛い目を見ることとなる。

保安官に吐いたウソの中には、マウス役のフェスルドマンや製作スタッフ数名とゆかりの深い某映画が元ネタになっているものがある。

好物はハーゲンダッツのアイスクリームに、ドミノピザ(劇中でそれぞれ登場している)。また、チョコレートバーも持ち歩いている。

序盤でフラッテリー一家に捕まり、監禁されてしまう。その際に、同じく地下室に監禁されていたスロースと出会い、友人となる。


マイキーの隣人一家の息子。科学にまつわる知識が豊富で、失敗作ばかり発明しているが、時々危機回避に役立つこともある。また、ジェームズ・ボンドに憧れており、マイキーの家に入るためだけでも大がかりな仕掛けを作ってはたびたび網戸を破っている。

自身の服にも、自作の発明や仕掛けを内蔵しているが、ほぼ役に立たない。ただし、入れ歯とバネを組み合わせた『万能フック(小説版では『ジョーズ型噛みつき器』)』は役に立ち、何度か危機を救った。

小説版で将来の夢は発明家だと語り、巨大なドーム型の海底都市を作り、自分の知人などとそこで生活する事を夢見ている。

ラストシーンで「大きなタコが出てきた」とマスコミに吹聴するシーンがあるが、これはデータが嘘を吐いているのではなく、都合でカットされたシーンに対する体験談がそのまま残ってしまったものによる(大タコの出現シーンはソフト版の特典映像で確認できる)。


グーニーズの同行者編集

  • ブランド/ブランドン・ウォルシュ - ジョシュ・ブローリン(菊池英博/古谷徹

筋トレ好きなマイキーの兄。病弱なマイキーを心配して何度も冒険を思いとどまらせようとするも、道中におけるトロイの嫌がらせなどもあって成り行きで冒険に同行することになる。

劇中のとあるシーンで高所から水にダイブするシーンでは、「Geromino!(ジェロニモー!<ソフト版>/落下傘部隊だ~!<TBS版>)」と叫ぶ。

この叫びはアメリカにおけるバンジーパラシュートなど高所にまつわる掛け声だがマウス役のコリー・フェルドマンもスタンド・バイ・ミーで似たような状況に同じ掛け声を発している。


ブランドが想いを寄せている地元の高校のチアガール。地元の名士のドラ息子であるトロイに誘われてステフと共にドライブに行っていたが、トロイの高慢な言動やセクハラじみた行為に嫌気がさし、ブランドやステフと共にマイキーたちの冒険に同行する。

基本的に怖がりだが非日常の環境をきっかけにブランドンと距離を縮めようとする強かさも持つ。

幼少期にピアノを習っており、それが途中でグーニーズ一行の危機を救う事になる。


アンディの友人の眼鏡っ娘。アンディと共にトロイのドライブに同行していたが、元々トロイを良く思っておらず、ブランドやアンディと共にグーニーズの冒険について行くことになる。

彼女が一行に加わってからは愚痴りつつ、特にマウスと衝突しつつも、ツッコミ含む面倒見が良いお姉さんとして立ち振る舞いを見せる。


フラッテリー一家編集

3兄弟の母親で、スロースを除く息子たちと共に数々の悪事に手を染めている。

劇中で一家がトラブルに見舞われる際、よく見ると大体は彼女がきっかけになっている。

冒頭シーンで大人3人が乗ったジープを猛スピードでハンドルを捌くなどドラテクはかなりの腕。

肝が据わり、非常に乱暴だが頭が切れ、一家の司令塔として息子二人に采配を下している。


逃げ込んだレストラン跡の建物を隠れ家にしており、追って来たFBIのエージェントも返り討ちにして、冷凍庫に死体を隠していた(後にチャンクらグーニーズに見つかる)。

また、レストランを営業中のように偽装していたが、そこで出される料理も非常にひどいもの。映画劇中では水しか供されなかったが、茶色に濁りきってとうてい飲めたものではない代物。小説版では、唯一できる料理として「魚のびっくりスープ」なる料理を出していたが、下処理されていない魚を内蔵含め適当に切って煮ただけの代物で、見た目も味も最悪。注文し食べたチャンクも、後で戻していた。

ちなみにフラッテリー・ママは、この店のひどさを口にしたマウスに対し、その頬をひっつかんで舌にナイフを突きつけ「お喋り小僧のタン(舌)料理も出せるが?」などと脅したりもしている。


3兄弟の一番上で、フラッテリー夫人の長男。陽気な性格で、しばしば歌を口ずさむ。

物語当初まで刑務所に服役していたが、母とフランシスの手助けを借りて脱獄する。

長男ではあるがママには頭が上がらず、彼女に対してはたびたび気弱になる。

チャンクを尋問した際はイタズラの手腕に対して呆れるほか2人とは対照的に「なかなか見どころがある」と笑顔混じりに太鼓判を押した。


3兄弟の真ん中で、フラッテリー夫人の次男。若ハゲでカツラを被っている。

非常に気が短く、ジェイクとはしばしば口論になる。

ジェイクと違って冗談を飛ばすこともなく、悪党らしい発言が多いが彼が見舞われる事態を見るに負けず劣らず憎み切れない役回りが多い。


  • スロース/ロトニー・フラッテリー - ジョン・マツザック(島香裕/郷里大輔

レストランの地下室に閉じ込められていた大柄醜男だが、容姿とは裏腹に純真無垢で心優しい性格。フラッテリー夫人の実の息子で、3兄弟の末っ子だが、母や兄からは執拗にいじめられている。その顔は、左目の位置が下になっているなど、幼少期にかなりひどい虐待を受けたらしい。

大柄に違わぬ、怪力を有する。食べる事が好きで、室内に監禁されていた時にはTVの料理番組に映っていた、チョコレートをたっぷり塗ったケーキの映像を夢中になって見ていた。

チャンクと仲良くなり、かけがえのない親友となる。後にチャンクとともに脱出し、グーニーズに合流。フラッテリー一家と決別し、グーニーズに味方する(その際、上着を脱ぎ捨て「Sの字が付いたシャツ」を見せつけていた。本人曰く「これはスロースのS」)。

小説版では事後に、彼のみ犯罪に加担していなかったためか、フラッテリー一家の中で唯一逮捕を免れている。また、チャンクの家に養子に迎え入れられた。


故人編集

  • 片目のウィリー

黒い眼帯をトレードマークとしている大海賊。故人。

元はスペインの宮廷道化師。はみ出し者だったらしく、同じはみ出し者たちを集めて海賊団を結成し、多くのお宝を入手。自身の海賊船『インフェルノ号』に積載し、様々な仕掛け罠を施した洞窟奥に隠した……という伝説が残されている。

洞窟の最深部に佇むインフェルノ号の船長室にて、椅子に座った白骨死体として登場。乗り込んできたマイキーは、敬意を込めて「あなたは僕らより前の、最初のグーニーズだ」と言葉をかけていた。

その眼帯の下には眼窩が無く、先天性の片目だったらしい。マイキーはこれを見て『自分のハンディキャップを逆手に取り、魅力的な二つ名として堂々と名乗った』事に感銘を受けていた。

  • チェスター・コパーポット卿

故人。プロの探検家で、1935年に「片目のウィリー」の財宝を探しに行ったまま消息を絶っている。劇中で、マイキー達は洞窟の途中にて彼の白骨死体を発見。その死体が所持していた身分証明書から身元が判明した。

マイキーは、父親の集めた新聞記事から彼の事を知っていた。彼の有していた銅の鍵やダイナマイトなどが、その後のマイキー達グーニーズの冒険行の助けとなる。


パーキンス親子編集

街の資産家で貸金業も手掛けるトロイの父。マイキーの父に金を貸しており、マイキーの家を含む一帯をゴルフ場にしようと返済期限が迫った物語冒頭にて差し押さえの勧告に訪れる。

礼儀正しいセールスマンとして振る舞うが、トロイの父だけあって垣間見える本性は高慢ちき。

物語中盤でグーニーズ一行が助けを呼ぶ試行錯誤の行動によって件のゴルフ場で痛い目を見る。


ブランド、アンディ、ステフの同級生。初登場からオープンカーを乗り回しアンディにセクハラまがいのちょっかいを出すなど常に嫌味ったらしく、絵に描いたようなドラ息子

父親同様にグーニーズの面々が行った行動が原因で彼らのあずかり知らぬところで間接的に日ごろの仕返しを受けることとなる。


スタッフ編集

監督: リチャード・ドナー

制作: リチャード・ドナー、ハービー・バンハード

脚本: クリス・コロンバス

特殊メイク監修: KNB EFX

製作総指揮: スティーブン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ

字幕翻訳: 戸田奈津子

吹替翻訳: 菊地浩司/森みさ(TBS放映版)

配給: ワーナーブラザーズ

製作国: アメリカ合衆国

言語: 英語


ゲーム編集

グーニーズ

グーニーズ(ゲーム1作目)編集

最初に登場したのは1985年のMSX版だが、一般的にはその翌年に発売されたファミリーコンピュータ版が知られている。FC版はディスクシステムでも登場した他、PC-8801・X1へも移植された。

発売元はコナミで、何故か日本でのみ販売。ただし、アメリカでは家庭用発売こそされなかったが、FC版を元にしたアーケードゲーム『VS. THE GOONIES』として稼働していた。

また、続編の『グーニーズ2 フラッテリー最後の挑戦』については『The Goonies 2』というタイトルでアメリカで発売されている。

グーニーズ

いずれも横スクロール方式のアクションゲームで、MSXではスロース、FC版ではマイキーが主人公となり、敵に捕まった他の仲間を助けていくストーリー。

アニメ映画などのいわゆる原作モノのキャラゲーにハズレが多かった時代としては珍しく良作とされる。

ゲーム中のBGMには映画の主題歌だったシンディ・ローパーの「The Goonies 'R' Good Enough」のアレンジが使われていた。


グーニーズ2 フラッテリー最後の挑戦編集

映画は1作のみだったが、ゲームでは1987年に続編の『グーニーズ2 フラッテリー最後の挑戦』がファミコンで発売された。マイキーがフラッテリー一味に捕らわれた仲間と人魚のアニーを助けていくという独自のストーリーになっている。また、ゲーム中でマイキーが武器として使っていたヨーヨーが抽選で当たるキャンペーンもあった。

同じコナミのキャラクターが多く友情出演しており、お助けキャラクターとしてコナミマン、敵キャラクターとして『謎の壁 ブロックくずし』のコナゴン、アイテムであるトランシーバーでマイキーへメッセージを送るキャラクターとして『がんばれゴエモン』のゴエモン、『悪魔城ドラキュラ』シリーズのシモン・ベルモンド、『ツインビー』シリーズのツインビーが登場する。


コナミワイワイワールド編集

因縁の再会

コナミオールスターのファミコンゲーム『コナミワイワイワールド』にも、コナミキャラの一人として同じ映画版権のキャラであるキングコング同様に何故かゲスト出演していた。

専用BGMは版権上の問題か前2作と異なり「The Goonies 'R' Good Enough」は使用されず、グーニーズ2で使われた別のオリジナル曲が使われている。

背が低いことを利用して狭い場所を通り抜けられるという長所があるが、代わりに攻撃性能はやや低く使いづらい。

なお、携帯電話アプリ版では版権上の都合か、『バイオミラクル ぼくってウパ』の主人公ウパおよびステージに差し替えられている(同時にコングも『けっきょく南極大冒険』のペン太に変更)。


ポップンミュージック編集

GOONIES"R"GOOD ENOUGH

音楽ゲーム『pop'n music 10』では、ライセンス曲として「グーニーズ / GOONIES "R" GOOD ENOUGH」が登場し、担当キャラクターとして「マイケル」が登場している。

(マイキーではなく本名のマイケルで登場しているのは、おそらく版権上の事情であると思われる)

曲のアレンジはMr.Tが担当。曲・キャラアニメ共にファミコン版グーニーズを意識した作りになっている。

(公式曲紹介:http://www.konami.jp/bemani/popn/music10/music/goonies.html

この曲はアーケード版『20 fantasia』まで継続して収録(家庭用ではPS2版『10』のみに収録)されていたが、残念ながら2012年稼働の『Sunny Park』にて削除されてしまった。

ただし、キャラクター「マイケル」は残存しているため現在でも使用できる。2Pカラーは黄色。


プロフィール

名前マイケル (MICHAEL)
紹介文みんな!今すぐ助けに行くよ!まってて!
出身地アメリカ
趣味冒険
好きなもの仲間
嫌いなものネズミ
誕生日不明
(ゲーム上のお祝い日は8月5日に設定されている)

対戦台詞

攻撃マイキック!
ダメージぎゃふん
GOODプレーよゆう~
BADプレーあれ~?
WINやったね!
LOSEしょんぼり

19タウンモード台詞

捕らえられている仲間を
探しているんだけど、
どこかで見なかった?
扉なら、この爆弾で開けるよ!

ゲームブック編集

ブームの真っただ中である85年に、二見書房よりグーニーズのゲームブックが発売されていた。新書サイズで、著者はハリー・ハンド。

内容は映画と同じく、読者がマイキーとなって洞窟を進み、フラッテリー一家の追跡を逃れつつ、片目のウィリーのお宝を目指すと言うもの。

展開もおおむね映画と同じだが、ゲームオーバーとなってもプレイヤー(マイキー他グーニーズ)は死ぬことはない。原作のシチュを落とし込んではいるが、中にはパズルや迷路など、ゲームブックオリジナルの仕掛けや展開なども含まれている。

また、ある程度はマルチエンディングになっており、それぞれで異なるエピローグが描かれている。

ゲームブックは一人用だが、同時に「グーニーズ側」「フラッテリー一家側」に別れ、互いにお宝を奪い合うという、二人用のゲームも付属している。


関連動画編集

シンディ・ローパー、The Goonies 'R' Good Enough


予告編


FC版BGM、KORG DS-10 PLUSバージョン、元曲は動画一番上のThe Goonies 'R' Good Enough


ポップン版グーニーズ/GOONIES "R" GOOD ENOUGH


関連タグ編集

映画 洋画 ゲーム

スティーブン・スピルバーグ

冒険


外部リンク編集

グーニーズ - Wikipedia

グーニーズ (ゲーム) - Wikipedia

グーニーズとは (グーニーズとは) - ニコニコ大百科

グーニーズとは - はてなキーワード

映画 グーニーズ - allcinema

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