スタンド・バイ・ミー
すたんどばいみー
小説家デビューしてある程度の成功を収め、妻子を持つ身となった男ゴードン・ラチャンスが、「弁護士クリスチェンバース、刺される」という新聞記事を見て、少年時代の思い出を回想する。
かつてのゴードンはゴーディと呼ばれ、キャッスルロックの田舎町で生まれ育った。
アメフトのスター選手だった兄が死んでから、両親からは冷遇され、不良少年グループに絡まれる日々。
しかしゴーディにはクリス、テディ、バーンという友人がおり、彼らはいずれも家庭環境から心に傷を負っており、四人は固い友情で結ばれていた。
ある日、30km離れた森の中に列車に轢かれた死体がある、という噂を聞いた四人は、第一発見者になろうとひと夏の冒険に出かける。
中編集『恐怖の四季』の「秋」に位置する作品。ちなみに『恐怖の四季』の収録作はいずれもキングの得意とするホラー小説ではない。、本作は「トム・ソーヤーの冒険」のような少年の冒険譚である一方で、大人になった時に見ると「ニュー・シネマ・パラダイス」のようなノスタルジーを感じられ、さらに兄弟のコンプレックスが詰まっている秀作である。
キングの自伝的小説ともいわれ、本編に挿入される劇中劇は、デビュー前のキングが実際に書いた習作である。
原作小説はバッドエンドと言って良い内容だが、本作は幾分か原作より救いのある内容となっている。
原題は、死体を探しにいくという内容から取った『THE BODY』(=死体)。
『スタンド・バイ・ミー』は映画化された際のタイトルで、原作小説の邦題にも採用された。このタイトルの由来は1961年にベン・E・キングが発表し、映画の主題歌に起用された楽曲で、映画公開に伴い楽曲もリバイバルヒットした。
線路の上を四人の少年が歩いていくシーンが非常に有名。
また、劇中で出て来るチェリーパイの大食いコンテストは「映画に登場する全ての食事シーンで世界一汚いシーン」という評価を得ている。
主題歌の原曲は聞き取りやすい英語発音と平易な内容から、中学英語教材の定番となっている。
ゴードン・ラチャンス(大人) - リチャード・ドレイファス
ゴードン・ラチャンス(少年時代・ゴーディ) - ウィル・ウィトン
クリストファー・チェンパーズ(クリス) - リバー・フェニックス
セオドア・ドチャンプ(テディ) - コリー・フェルドマン
バーン・テシオ(バーン) - ジェリー・オコンネル
エース・メリル - キーファー・サザーランド
原作 - スティーブン・キング
監督 - ロブ・ライナー
脚本・プロデューサー - ブルース・エヴァンス / レイノルド・ギデオン
撮影監督 - トーマス・デル・ラス
音楽 - ジャック・ニッチェ
美術 - デニス・ワシントン
配給 - コロンビア映画
公開 - 1986年8月8日(アメリカ) / 1987年4月18日(日本)
上映時間 - 89分
製作国 - アメリカ合衆国
言語 - 英語
ファイナルファンタジー15……主題歌のカバーが挿入歌として使用されている。
MOTHER……ディレクターの糸井重里が本作のファンであり、制作にあたって影響を受けた旨を公言している。
ポケットモンスター……自宅のテレビで本作と思われる映画が放送されている。本作へのオマージュであると同時に、上述したMOTHERへのオマージュとも言われている。
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スタンド・フォー・ミー
そのせいか、今でもたまに、あの頃の私に問いかけられている気がする。「一人前のレディになれた?」と。 森の奥の川岸に深海棲艦の死骸が打ち上がっている――噂を聞いた四人の艦娘は、死体探しの旅に出た。この冒険が終わる時、自分たちがただ無邪気でいられる時代も幕を閉じると知らずに……。 作家・真田梁が初めて自身の艦娘時代を描く、ノンフィクション作品。 という体の、「スタンド・バイ・ミー」の「艦これ」パロディ作品。 ■更新履歴 └3/31:32ページを追加。これにて完。終わっちゃった。 └3/25:30~31ページを追加。あと1ページで完結。 └3/21:各ページの頭にページ数を記載するなど、スマホ・タブレット向けにちょっと体裁を整える。 └3/17:29ページを追加。第三章・完。残るはエピローグのみ。 └3/16:28ページを追加。 └3/8:27ページを追加。 └3/2:26ページを追加。 └2/21:25ページを追加。 └2/15:24ページを追加。もしかして、「○ページ」って表記はPCじゃないと出てこない? └2/8:19~23ページを追加。再就職して執筆の時間あんまり取れなくて辛い。 └1/15:すごく細かい点を修正。確認するために読み直すほどではないです。 └1/11:17~18ページを追加。第三章に入りました。 └12/28:16ページまで+33ページ(あとがき)を細かく修正。 └11/26:16ページを追加。第二章・完。艦これイベントとFF15で、しばらく更新遅れるようになると思います。てへっ☆彡 └11/21:15ページを追加。 └11/14:14ページを追加。 └11/12:13ページを追加→修正中→修正完了。背中に嫌な汗かいた。 └11/5:12ページを追加。 └10/30:11ページを追加。 └10/25:10ページを追加。1週間以内の更新をギリギリ守ってます。 └10/18:9ページを追加。 └10/11:8ページを追加。 └10/7:7ページを追加。 └10/3:5~6ページを追加。なるべく1週間に1回は更新したいです。 └9/23:投稿。1~4ページ+33ページ(あとがき)を追加。小説はあとがきから読む派も安心。パイロット版(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6006452)から長らく間が空きましたが、書きます。41,191文字pixiv小説作品 小さな冒険者たち 〜綾波が、るるぶ浜名湖を手放さない件〜
こんにちわ。 今回のお話しは、チルドレンたちが、TV版では行けなかった修学旅行の代わりに林間学校に行きます。そこでシンジとアスカはトラブルに巻き込まれて…、さぁ何が起こったのか? TV版のような貞エヴァのような世界観なのですが、カヲルくんと元気なトウジが同時に存在するパラレルワールドです。 みんなで仲良くわちゃわちゃしています。 読んで楽しんでいたけるとうれしいです。 【ご注意】 この物語はフィクションです。公道での自転車の二人乗りは、道路交通法で禁止されています。 自転車で公道を走行する際には、法令を遵守の上走行してください。5,962文字pixiv小説作品