概要
1986年に刊行。日本では1993年に文藝春秋よりハードカバー上下巻、文庫版は全4巻で発売。
1990年にABCでテレビ映画(ドラマ化)され、翌1991年に日本公開。
2017年にワーナーブラザーズが劇場映画化し、日本では『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』というタイトルで公開された。
2019年に続編「2」が公開された(アメリカ9月、日本11月)。
2017年頃から、インターネット上で91年の映画版の冒頭部がミーム的に流行した。91年版はTVドラマ版をつなげたもの、という事情から3時間超(187分)もあるので、話題作をチェックしてみようという者はちょっとした心の準備をしておこう。
メイン州デリーに30年周期で現れるピエロの姿をした悪魔・ペニーワイズと、デリーに住む「はみだしクラブ」の子供達、そして大人になった彼等の戦いを描く青春ホラー小説。
子供たちを主人公にした1960年と、大人になった彼等が再会する1990年の二つの時代が舞台である。
2017/2019年版映画では1989年と2016年に時代設定が変更されている。
相手がもっとも恐怖する存在に変身するペニーワイズは今作を象徴する存在で、実在した殺人鬼ジョン・ゲイシーをモデルにしている。映像化作品ではティム・カリーとビル・スカルスガルドが演じた。
なお、2017年版の監督は、著名なライター/イラストレーターのアダム・エリスに2017年~2018年に起こったとされる、日本にも関係のある恐怖体験「Dear David」の映画化にも携わっている。
関連イラスト
IT/イット
パロ
関連動画
予告編シリーズ
IT/イット・予告編(オリジナル版)
IT イット “それ”が見えたら、終わり。・予告編(オリジナル版)
IT イット “それ”が見えたら、終わり。・予告編(日本版)
IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。・予告編(日本版)
関連タグ
ペニーワイズ ベバリー・マーシュ ルーザーズクラブ ジョージー・デンブロウ ヘンリー・バワーズ
天狗のヒッ斗:本作のタイトルが名前の由来となっている
関連作品
スタンド・バイ・ミー:本作を指して「ホラー版スタンド・バイ・ミー」と評されることも。
別表記
IT / イット / それが見えたら終わり