概要
スティーブン・キングの中編小説集「恐怖の四季」収録の「刑務所のリタ・ヘイワース(春は希望の泉)」を原作として映画化した作品。
原題の「The Shawshank Redemption」は直訳すると「ショーシャンクの贖い」になる。
配給はコロンビア映画とワーナーブラザース、監督は後にウォーキング・デッドを企画するフランク・ダラボン。
多くの話題作が公開時期に被ったためか興行成績は振るわず、当初は知名度も低かった。しかし批評家や映画ファンたちから高い評価を得て、ビデオレンタルなどを経て徐々に人気を獲得した、遅咲きの作品として知られる。
第67回アカデミー賞では7部門にノミネートされながらも、受賞には至らなかった。
日本でも高い人気を得ており、2013年以降に成河や佐々木蔵之介主演で舞台化されている。
2015年には「文化的、歴史的、芸術的に重要な映画」としてアメリカ国立フィルム登録簿にゴーストバスターズやトップガン、L.A.コンフィデンシャルなどと共に登録された。
Pixivでは、映画のポスターなどに使われた、ティム・ロビンスが雨の中で両手を広げるシーンを真似た構図のものにこのタグが貼られる事も多い。
ストーリー
1947年、若き銀行副頭取であるアンディ・デュフレーンは浮気した妻とその間男を銃殺したとされ、罪に問われる。アンディは無実を訴えるも終身刑の判決が下され、ショーシャンク刑務所に投獄されてしまう。
腐敗した刑務所内で様々な逆境に苛まれ、当初は周りになかなか馴染めないアンディだったが、先輩受刑者であり調達屋のレッドとの接触を経て、徐々に交友を増やしてゆく。また、ある出来事から広く知られた彼の銀行家としての博識さにより、刑務所の職員達からも頼られる存在となっていく。
そんなある日、別の刑務所から移監されてきた若い囚人から無実の証拠となりうる証言を得るが…
キャスト
役名 | キャスト | DVD版吹き替え | TBS版吹き替え | 機内版吹き替え |
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アンドリュー・"アンディ"・デュフレーン | ティム・ロビンス | 大塚芳忠 | 安原義人 | 平田広明 |
エリス・ボイド・"レッド"・レディング | モーガン・フリーマン | 池田勝 | 坂口芳貞 | 田中信夫 |
サミュエル・ノートン刑務所長 | ボブ・ガントン | 仁内建之 | 佐々木勝彦 | |
ヘイウッド | ウィリアム・サドラー | 江原正士 | 喜多川拓郎 | |
バイロン・ハドリー主任刑務官 | クランシー・ブラウン | 田中正彦 | 銀河万丈 | 玄田哲章 |
トミー・ウィリアムズ | ギル・ベローズ | 真地勇志 | 檀臣幸 | |
ボッグズ・ダイアモンド | マーク・ロルストン | 金尾哲夫 | 小杉十郎太 | |
ブルックス・ヘイトレン | ジェームズ・ホイットモア | 宮田光 | 小林恭治 | |
検察官 | ジェフリー・デマン | 糸博 | 有本欽隆 |
他作品への引用
ゲーム『SeraphicBlue』は書き出しが「クナース・ワースという小説がある」となっているが、このクナース・ワースとはショーシャンク(shawshank)を逆さまに綴った「knahs wahs」で、実際に本項の映画の内容が話の枕となっている。