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来歴編集

1975年6月1日生まれ。イギリス・ウォリックシャー州のヌニートン出身。

幼い頃、ジョージ・ルーカス監督の『スターウォーズ』を観たことがきっかけで映画関係の仕事を目指すようになる。

大学卒業後に自主制作映画を撮り続けながら、VFXクリエイターとしてBBCのドキュメンタリー番組や大河ドラマの視覚効果を担当した。この時の代表作に『HIROSHIMA』(05, 英国アカデミー賞視覚効果賞)、『ザ・ムーン』(07)、『ウォリアーズ 歴史を動かした男たち』(08, 監督デビュー作)などがある。


2010年、低予算で製作された『モンスターズ/地球外生命体』が非常に高い評価を受け、新進気鋭の映画監督として注目される。そして、これがきっかけとなってレジェンダリー・ピクチャーズより2014年公開の『GODZILLA-ゴジラ-』の監督に抜擢された。

また、2016年公開の『スターウォーズ』のスピンオフ『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を監督。これにより幼少期からの夢をかなえる格好となった。

しかしディズニーから本編の約半分を再撮影させられるなど『ローグ・ワン』の撮影は過酷を極めたと言われ、実質上は脚本家のトニー・ギルロイとの共同監督だったといわれている。

こうしたゴタゴタにすっかり疲れてしまったのか、予定されていたGODZILLAの続編を降板。詳細は明らかになっていないが、「より小規模な映画の構想があり、そちらに専念したい」と声明を出した。


2023年には、自らが原案・脚本を務めたオリジナル作『ザ・クリエイター/創造者』を公開。

同作には、『ゴジラ』でタッグを組んだ渡辺謙が出演した(元々はベネディクト・ウォンがキャスティングされていたが、降板したため渡辺が代役となった)。


2024年2月、ジュラシックパークシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド リバース』の監督を務めることが発表された。


ゴジラファンとして編集

『GODZILLA-ゴジラ-』の監督に抜擢されたのは、『モンスターズ~』のヒットの他にも、彼が大のゴジラファンであったというところが大きいと言われている。


コミコンなどのインタビューでは、しばしばゴジラに対する熱い意気込みを語っていた他、『モンスターズ~』のマーケティングでオーストラリアに行った際、ゴジラシリーズDVDが全巻置いてあるのを見つけ、なけなしの金をはたいて購入したというエピソードが残っている。その後、『モンスターズ~』を配給した会社でゴジラのDVDが全巻置いてあるのを見つけ(この会社はオーストラリアでゴジラシリーズも配給していた)、「欲しいんだったら譲るよ」と言われ、「しまったな、数百ドル損をしてしまった。」と落胆したという。


ゴジラ映画は全部好きで、中でも『怪獣総進撃』が好きだという。また、怪獣映画の世界観について、「ゴジラ映画には二つの時期が存在すると思うんだ。一つ目は、ゴジラが最初に現れた頃。もう一つは、ゴジラなどの怪獣が当たり前の存在になった時期。僕は後者の方が好きなんだ。」と語っている。



作風編集

モキュメンタリータッチを多用したリアリティあふれる作風が持ち味。

『モンスターズ』は手ぶれカメラで撮影した実景にCGを合成することで怪獣の存在するリアルな世界観を表現。『ローグ・ワン』はリアルな戦争映画にするべく、本物の戦争のフィルムを素材として使っている。

スティーブン・スピルバーグからの影響が指摘されており、『GODZILLA』でゴジラの見せ場を引っ張ったやり方は『ジョーズ』の真似という評もある。実際にゴジラの出番があまりなかったことについて、『ジョーズ』でホホジロザメがなかなか姿を見せなかったことを引き合いに出し、「『また見たい』と思わせるくらいがちょうどいい」と語っている。


作品編集

映画編集

モンスターズ/地球外生命体』2010年

GODZILLA-ゴジラ-』2014年

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年

ザ・クリエイター/創造者』2023年

『Jurassic World Rebirth』2025年

その他編集

『ウォリアーズ ~歴史を動かした男たち~』Episode 4 「アッティラ大王 ‐大帝国の果てに-」 2008年 - 監督・視覚効果

『モンスターズ/新種襲来』2014年 - 製作総指揮


関連項目編集

映画監督


外部リンク編集

ギャレス・エドワーズ - Wikipedia

ギャレス・エドワーズとは (ギャレスエドワーズとは) - ニコニコ大百科

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