概要
人口は2010年時には約1万4,000人。
富士山の東南側に位置し、「富士火山帯」の一部をなす火山群とその周辺のカルデラや谷間に市街地が広がる。
山間部に東海道が開通した事から、江戸時代には関所としての役割を担っていた。
現在は湯質が豊富な温泉地と風光明媚な避暑地を持つ一大観光都市としてその名が全国に知られている。
町内には美術館が多く、芸術鑑賞を目的とする来訪者も多い。
首都圏方面の玄関口である箱根湯本温泉周辺と芦ノ湖南岸の旧箱根町地区が繁華街となっており、両地区を国道1号線やそのバイパスの箱根新道が結ぶ。
鉄道は、小田急グループの箱根登山鉄道(通常の鉄道線とケーブルカー)、箱根ロープウェイと、西武グループの箱根駒ヶ岳ロープウェーが通じる。
中心駅は箱根登山電車の箱根湯本駅で、小田急電鉄の特急ロマンスカーも乗り入れる。
名産品の一つとして江戸時代後期から続く寄木細工がある。
色とりどりの木材を組み合わせた見た目が美しい工芸品で、それらが全て可動パネルとして鍵と化した「秘密箱」が知られる。
サブカルチャーでは、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の第三新東京市のモデルや、漫画『頭文字D』での公道レースなどの舞台となっている。