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概要編集

ジュラシック・パーク』シリーズの登場人物の一人で、原作小説と映画版の両方に登場する。

インジェン社のライバル会社・バイオシン社の職員で、ヘンリー・ウーと同じく遺伝学者だが、彼とは対照的に根っからのマッドサイエンティストで、非人道的な研究を数多く行ってきた。


第1作での登場は僅かで、印象の薄いキャラクターだったものの、映画第6作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』でまさかの再登場を果たす。


原作小説編集

『ジュラシック・パーク』と『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』の両作に登場。

空気感染するタイプの狂犬病ウイルスを開発したり、邪魔者を恐竜の餌にして殺害しようとするなど、倫理観の破綻した卑劣漢として描かれている。


産業スパイとしてインジェン社のエンジニアであるデニス・ネドリーに接触して買収するも、結局彼が任務に失敗したことから、イスラ・ソルナ島に自ら赴き恐竜の卵の回収を目論んだ。しかし、欲をかいてティラノサウルスの巣に忍び込んだ結果、親たちの怒りを買って、幼体の狩りの練習台にされるという末路を遂げた。


映画第2作では登場せず、そのキャラクター像や末路はピーター・ルドローの役割となった。


映画版編集

※以下、劇中ネタバレ注意











演:キャメロン・ソア(第1作)⇒キャンベル・スコット(第6作)

吹:小室正幸(第1作)⇒井上和彦(第6作)


大学院生時代にFDA(アメリカ食品医薬品局)の許可なく人間の遺伝子治療を画策したことで、通っていたジョンズ・ホプキンズ大学を追い出されるも、懲りずに独自に数々の遺伝子実験を行った功績でバイオシン社に引き抜かれた過去を持つ。

以降はさまざな会社から優秀な科学者を引き抜きまくって自らの地位を確立してゆき、2013年にはCEOにまで上り詰めた。

一方で、会社の同意なしに狂犬病のワクチンの試作品をチリの農民達で人体実験し、少なくとも10人の死者を出すなど、原作同様に非道なマッドサイエンティストとして描かれている。


恐竜たちが世界中に解き放たれた2018年以降は、待ちに待ってたチャンスと言わんばかりに恐竜たちの保護に乗り出すも、その裏ではソヨナ・サントスをはじめとする裏社会の人間達と内通し、裏の仕事の依頼と引き換えに恐竜を横流ししていた。

それだけにはとどまらず、かつてはライバル会社のエースだったウー博士を雇い入れると、絶滅種のDNAを組み込んだハイブリッドイナゴを生み出し、人為的な蝗害を引き起こして世界の食糧事情をコントロールしようという、とんでもないバイオハザードを行おうと目論んでいた。

更にサントス達に命じて、貴重な存在であるベータメイジー・ロックウッドを誘拐し、彼女たちを奪還しに来たクレア・ディアリングオーウェン・グラディを、彼らに助力するケイラ・ワッツごと翼竜の餌食にさせようとするなど、非道の限りを尽くした。


終盤、社内に潜入捜査に乗り込んだエリー・サトラーアラン・グラントイアン・マルコム達によってハイブリッドイナゴの件を突き止められ、証拠隠滅のためイナゴを火炎放射で殺処分しようと目論んだ。しかし、生命力を予想以上に高め過ぎたことが災いし、イナゴ達は死なずに燃えたまま排気口を通って研究室外へと脱走、本部の設置されたバイオシン・サンクチュアリの山に火を付けてしまう大惨事を引き起こしてしまった。


その非道ぶりから、側近だったラムジー・コールにも見限られ、重要資料のみを持って単身ハイパーループカーに乗り脱出を試みるが、別の場所(当然ドジスンの状況も知らない)にて脱出するための準備としてクレアとエリーが一時システムを停止させたことでループカーも道半ばで停止。仕方なく非常トンネルから脱出を試みるが、そこで3匹のディロフォサウルスと出くわしてしまう。


話し合おう…


命乞いをするも、当然聞き入れられる筈がなく、三方向から毒を浴びせられた末に食い殺されるという、皮肉にも(ループカーを停止させられ恐竜に襲われるという、自身がサトラーやアラン達に行ったことが返ってくるということも含めて)ネドリーの3倍もの恐怖と苦痛を味わうという最期を遂げた。


ちなみにネドリーは毒を顔面に浴びた際に特に影響を受けなかったが、ドジスンは毒を顔面と首元に3回も浴びた(しかも口にも少し入ったらしい)ためか一度立ち上がってから昏倒するように倒れてしまっていた。というか寧ろ顔面、しかも目の辺りにモロに浴びたにもかかわらず体どころか視力にも特に影響がなかったネドリーがおかしいのだが…(そのかわりドジスンと違い相手が1匹だけで尚且つ毒の影響も大して受けなかったためにより長く苦痛を味わう羽目になっただろうが)。

余談編集

  • 名前について

名前は作家ルイス・キャロルと、彼の本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンに由来している。映画の初期設定では「ウィリアム・ビル・ベイカー」という名前だった。


  • 映画以外での活躍

第2作の後日談を描いたオリジナルストーリーのアメコミ『Jurassic Park:Redemption』や第1作の後日談となるゲーム『Jurassic Prak:The Game』にも登場している。

アメコミではルドローの部下の悪役として登場し、最期はトリケラトプスに殺されている。ゲームではネドリーが失敗したために、彼の盗んできた胚を回収するために傭兵を雇い入れている。

また、アニメシリーズ『ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ』でも登場を果たしている。


  • 演者の変更

映画シリーズの担当俳優はこれまで変更はなかったのだが、ドジスンのみは第1作の演者であるソア氏が2016年に未成年への性犯罪で逮捕・懲役6年の実刑判決を受けたために、スコット氏へと変更されたという経緯を持つ。


  • 劇中での評価

経歴や劇中での所業を見た通り、特に第6作で悪役として描かれたドジスンであるが…


  1. 挙動や話が分かりにくくエリーに「何あれ」と言われてしまう
  2. サントスら内通している悪者たちには殺しを指示したりするが、一方でイアンが裏切ったと知っても始末せずに(おそらくオペレーターら一般職員たちが周囲にいるので)クビを宣告する程度
  3. エリー、アラン、イアンのパーク三博士の動きは施設内の監視カメラから早期に気づき対応するのに、側近であるラムジーが彼らに内通し何度も手助けしていることには気づかない
  4. 仮にも科学者なのでベータ、メイジーの価値は解るだろうに逃げ出してもすぐ施設の封鎖などの対応を取らない
  5. ボディーガードらしき男がいるがこの男も想定外の事態には「俺が片付ける」といった悪役的な働きができずワタワタして対処できない
  6. 予想外のことに対処しきれず癇癪を起した末にやり直せるさとラムジーに語るも、彼に否定され離反される
  7. 非常トンネル内に時折噴き出す蒸気にビビる情けない様子

…などと、第5作の悪役であるイーライ・ミルズの悪辣ぶりに比べると、映画の悪役としては若干振り切れていないとも評価されている。

要するに彼はあくまでも科学者であり、野望は大きいものの危機管理能力が大きく欠けている(これはミルズなどにも言えることだが)と言えるだろう。



関連タグ編集

ジュラシック・パーク ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

バイオシン社 ソヨナ・サントス デニス・ネドリー

マッドサイエンティスト

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