※本記事には映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の重大なネタバレが含まれています
演:イザベラ・サーモン/吹:住田萌乃
年齢:2009年生まれの9歳「炎の王国」(2018年)→13歳「新たなる支配者」(2022年)
概要
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』及び『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』のメインヒロインで、恐竜好きな2009年生まれの9歳のアメリカ人金髪美少女。
祖父はロックウッド財団の設立者でフィランソロピストのベンジャミン・ロックウッドで、母と死別したために現在は彼と共にカリフォルニア州にある豪邸ロックウッド・エステートで暮らしている。ベンジャミンはかつてジョン・ハモンドのビジネスパートナーであり、ロックウッド・エステートの地下の研究室で恐竜のクローン化を手伝った功績を持つ。インドミナス・レックス事件でジュラシック・ワールドが閉鎖されてから3年後、イスラ・ヌブラル島で火山活動が活発化したことにより、ベンジャミンは島の恐竜保護を訴えていたクレア・ディアリング率いる「Dinosaur Protection Group(略称:DPG)」の恐竜保護活動に協力することになる。
しかしその保護活動の真の目的は、ベンジャミンの腹心イーライ・ミルズの独断による恐竜の密売であった。ミルズの言動を怪しく感じたメイジーはロックウッド・エステートの地下の研究室でミルズの真の計画を知り、更に彼がヘンリー・ウーと共謀して製作したハイブリッド種インドラプトルと遭遇する。この一件を伝えられたベンジャミンは激昂し、ミルズに自首するよう説得するも口封じに殺害され、メイジーも自室に軟禁されてしまう。しかし隙を見てうまく逃げだした彼女は、同じくミルズの拘束から逃れたクレアとオーウェン・グラディに助けられることになる。
しかし、恐竜たちのオークションの最中にインドラプトルが脱走、一度目を付けた獲物は必ず仕留める習性があったことで、メイジーは執拗に狙われる事になってしまう。
正体(ネタバレ注意)
インドラプトルからオーウェン、クレアと共に逃げていたメイジーは、偶然出くわしたミルズから衝撃の事実を知らされることになる。
実はメイジーはベンジャミンの孫ではなく、亡くなった娘を再生させたクローンだったのである。
恐竜再生の研究中、最愛の一人娘を亡くしたベンジャミンはその悲しみを乗り越えられず、遂にはクローニング技術を用いて娘の再生を目論んだのである。しかしハモンドはあくまでクローニング技術の利用は古生物のみと考えていたため、「クローン人間の製作」というそれ以上の禁忌に手を出そうとしたベンジャミンを危険視して決別、プロジェクトから追放したのであった。
その後、学んだ技術を用いてメイジーを誕生させたベンジャミンだったが、ジュラシック・ワールド崩壊を知って自身の過ちを痛感し、贖罪として恐竜救出に協力したのであった。
終盤~『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(ネタバレ注意)
インドラプトルに目を付けられ執拗に狙われたメイジーだったが、オーウェンとクレア、ヴェロキラプトルのブルーの活躍でインドラプトルが討伐されたことで何とか難を逃れた。
その後、地下の恐竜たちが囚われている檻に向かった3人だが、警備兵が銃を暴発させたことで室内にシアンガスが蔓延し、すべての恐竜達に死が迫っていた。オーウェンとクレアは本土の人々を危険に晒すわけにはいかないとして泣く泣く恐竜たちを見殺しにする決断をしたが、メイジーは「自分と同じクローンだが生きている生命」として、彼らにも生きる権利はあると判断。ゲートを開けるスイッチを押してすべての恐竜を人間の世界に解放し、彼らの命を救った(この際、逃げようとしていたミルズは解放されたレクシィとカルノタウルスによって無残に食い殺され、結果としてメイジーはベンジャミンの敵討ちにも成功している)。
騒動終結後はオーウェンとクレアに引き取られ、彼らと共に慣れ親しんだロックウッド・エステートを後にした。
最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』にも引き続きメインヒロインとして登場。その為、イギリスでの撮影は俳優陣ではイザベラがトップバッターだった。
4年後の2022年には13歳となり思春期を迎えた美しい少女になっている。事件後はオーウェンとクレアに養女として引き取られ、シエラネバダ山脈で恐竜達を見守りながら疑似家族として暮らしていた。その後ルイス・ドジスンの陰謀により誘拐されるも、ヘンリー・ウー博士がメイジーが生まれた真の理由を打ち明ける。
それは、真の親はベンジャミンではなく、シャーロット・ロックウッドだったということだ。
ベンジャミンはそのことを隠していたのだ。
その後はアラン・グラント博士やエリー・サトラー博士、イアン・マルコム博士らと合流し、無事に両親であるオーウェンやクレアと再会を果たした。その後ベータの捕獲も行い、無事に生還した。
幸いにも彼女はただのクローンではなく、望まれて生まれた人間だったのだ。
今後は唯一無二の存在として、彼女がシリーズを担う存在になるだろう。
関連タグ
アイツー…とある研究者が死別した娘をクローン再生させようとした存在である点、経緯は異なるが人造生物と関りを持つ点などが共通する。