「それニセ恐竜だ。」(グレイ・ミッチェルのセリフより)
「ああ、本物じゃない。」(ヴィック・ホスキンスのセリフより)
概要
『ジュラシック・ワールド』シリーズに登場した、図鑑にも載っていない人間たちの手によって人工的に作り出された架空の恐竜達で、遺伝子操作によって創られた種族である。
表向きはジュラシック・ワールドの新たな目玉恐竜(観賞用)として創られたが、ホスキンスの話によるとサイズだけではなく、凶暴さ、知性、最新の軍事技術から身を隠せる能力まで備えている等、これまで存在したことのない「生きた兵器」だと述べている。のちに2作目『ジュラシック・ワールド/炎の王国』にて登場したインドラプトルは明確に兵器としての特性(習性)を加えられて創られている。
なお、同シリーズにおいてはT-レックスやヴェロキラプトルを始めとする既知の恐竜達も再生の過程で他の現生生物の遺伝子を組み込んで生み出されているものが殆どであるため、ぶっちゃけ本作に出てくる恐竜もとい古代生物はだいたい全てハイブリッドと言えなくもないが、この「ハイブリッド恐竜」というのは、あくまで太古の恐竜時代に存在しなかった恐竜たちに対する呼称として用いられている言葉である。
なお、3作目『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』ではこうしたハイブリッド恐竜は登場しなかった。
主なハイブリッド恐竜
映像作品に登場した恐竜
映画未登場の恐竜
劇中に登場したハイブリッド恐竜はほぼ上記の4種だけだが、ジュラシックシリーズの玩具やゲーム『ジュラシック・ワールド・ザ・ゲーム』、『ジュラシックワールドアライブ』、『ジュラシック・ワールド・エヴォリューション』では非常に多くの種類が登場する。以下、複数の作品に出ているハイブリッド恐竜の一例である。
- ステゴケラトプス
名前や見た目通りステゴサウルスとトリケラトプスのハイブリッド種だが、玩具や『ザ・ゲーム』ではナストケラトプスに酷似した頭部になっている。
元々はインドミナス同様ジュラシック・ワールドに登場する予定だったハイブリッド恐竜であり、コンセプトアートもつくられていたが結局ボツとなり、劇中では終盤のPC画面でモブとして映ってたり小説版で名前が出る程度だったが、玩具やゲーム等の他媒体ではデザインが異なるが出番が多い。
また、ゲームではさらにモノロフォサウルスの遺伝子を融合させたスーパーハイブリッドモノステゴトプスが登場する。
- アンキロドカス
名前通りアンキロサウルスとディプロドクスのハイブリッド種。竜脚類の体型に鎧竜の装甲と頭部、尾のハンマーがついた姿をしている。
『アライブ』では登場しないがよく似た組み合わせのノドパトサウルスが登場する。
- スピノラプトル
名前通りスピノサウルスとヴェロキラプトル(『ザ・ゲーム』等ではユタラプトル)のハイブリッド種。スピノサウルスの幼体や帆の生えたラプトルのような姿をしている。
『アライブ』ではスピノタラプトルという名称で登場するが、大きさや形質が逆転している。
余談
イラストでは、映画やその派生作品とは関係ない、オリジナルの合成恐竜のことを指すこともあるので注意が必要。
関連タグ
ジュラシックワールドアライブ ジュラシック・ワールド・エヴォリューション