あの島で、新たなアドベンチャーが始まる
概要
2020年にNetflixで公開されたアニメで、2015年に公開された映画『ジュラシック・ワールド』のスピンオフ作品。
イスラ・ヌブラルでのインドミナス・レックスの脱走事件と並行して6人の少年少女の冒険を描く。
あらすじ
イスラ・ヌブラルにある『サバイバル・キャンプ』を訪れた少年少女たち。安全なキャンプのはずが、思いもよらないトラブルの発生により、生死をかけた正真正銘のサバイバルへと発展していく。
登場人物
演:ポール・マイケル・ウィリアムズ(吹:佐藤元)
恐竜愛好家でジュラシック・ワールドのゲームを史上初のクリアを果たしたことでキャンプ参加権を手に入れた13歳の少年。
- ブルックリン
SNSで話題のピンク髪の少女。多数の動画を投稿する関係でピッキングや応急手当等様々なことを経験し、父とよくガレージの手伝いをしていたためか機械いじりを得意とするハイスペックを秘めている。13歳。
- ケンジ・コン
自称VIPの少年。金持ちであるのをいいことに自慢する高飛車だが根は善良かつユーモア溢れた性格。15歳。
- サミー・グティエレス
社交的でキャンプに熱心な少女。テキサスの牧場出身の14歳。
- ベン・ピンクス
演:ショーン・ジアンブローネ(吹:望海将太郎)
繊細な読書好きの少年。潔癖症でよく消毒ジェルを持ち歩いている。14歳。両親はジュラシック・ワールドの従業員。
- ヤスミナ・ファビュラ
演:カウサール・モハメド(吹:河合ゆめの)
やや内気なアスリートの少女。絵が上手い。15歳
- ロキシー
演:ジャミーラ・ジャミル(吹:山根舞)
女性キャンプ・カウンセラー。厳しいが責任感のある性格。
- デイヴ
男性キャンプ・カウンセラー。楽観的で間抜けな性格。
登場する恐竜及び古代生物
太字は今作初登場の恐竜および特定の個体。
「牡牛」を意味する名前の顔の右側に傷が着いたカルノタウルス。
シーズン1にて少年達を幾度となく襲う最大の脅威となるが、シーズン2では成長したバンピーとベンによって撃退された。
なお、『新たなる支配者』にてマルタ島の闇市場に登場した片角のカルノタウルスがこの個体だと言われている。
地底湖や洞窟内に棲息する暗闇のなかで光り輝く模様を持ったパラサウロロフスの新種。この形質は発光生物の遺伝子を組み込んだものである。
シーズン2にて脅威となった3頭のバリオニクスの家族。
模様が緑色なのがグリム、全身が黄緑と緑色なのがリンボ、模様が青灰色なのがカオス。命名はサミーで名前の由来は劇中のドラマ「エスター」に登場する3人組のハッカーからとったものである。
島の自然に解放されて以降、抜群のコンビネーションで獲物を襲う。
マンタ社の支配する島に生息するティラノサウルスの母娘。
左の角が生まれつき小さい水色と黄緑のアンキロサウルス。
シーズン1にて研究所で孵化。上記の形質的理由からウー博士に失敗作として廃棄されそうになるが、以降少年達(特にベン)とともに行動するようになる。
食いしん坊で成長スピードが異様に速く、シーズン2では一回り小さいながらも成体とほぼ同じ外見にまで成長し、少年達にとって頼もしい存在となる。
映像作品(それも映画と同じ世界)では初登場の新生代のネコ科に属する絶滅動物。マンタ社の支配する島にて放し飼いにされていた。
背中や肩に長く鋭いトゲが並ぶステゴサウルスの仲間。
マンタ社が支配する島にて飼育されている。
「ピアス」と名付けられている。
鼻の上に鶏冠がついた中型の獣脚類。
緑色の個体と紫色の個体がおり、コン家が所有するペントハウスを縄張りにしていた。
背中に大きな帆を持った植物食の鳥脚類で、イグアノドンの近縁種。
前述の通り植物食であるが、縄張り意識が非常に強く、海を泳いでまで侵入者を排除しようとするほど攻撃的など寧ろカバに近い生態をしている。
マンタ社の島にて放し飼いにされていたモササウルスに次ぐ海棲爬虫類。
シーズン3にて脅威となったインドミナスより前に創られ、あまりに醜悪な外見と危険性から封印されていた最初のハイブリッド恐竜。。元々1体しか創られてなかったが…。
マンタ社にて生み出されたスピノサウルスとシノケラトプスのハイブリッド恐竜。
外見は水色で背びれのついたシノケラトプスだが、作中ではまだまだ幼体である兄弟が登場した。後に「エンジェル(命名:サミー)」&「レーベル(命名:ケンジ)」と名付けられる。周囲の熱を吸収することで発熱できる性質を持ち、寒冷地帯に強い。
スピンオフの「秘密の冒険」にて登場する大型のティラノサウルス科の恐竜。ティラノサウルスに似ているが模様があり、より刺々しい外見をしている。
余談
(LEGOを除けば)シリーズ初のアニメ作品。なお、1990年代にもアニメシリーズの製作が企画されていたが、頓挫している。