概要
『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』に登場したイスラ・ソルナ島に生息する雄のティラノサウルス。同島に生息していた8頭の内の1頭。名前の由来は便宜上の名前で原語版で恐竜ハンター団のローランド・テンボ隊長が呼んだ名前が通称となっている。
体色は緑色。ドゥよりも小柄で喉仏が少し出ている。
同種の雄と雌を巡る争いを繰り返していた為、牙が数本欠損しており体には無数の傷がある。戦闘経験は豊富だが直接対決となると体格差が激しく雌のドゥよりも戦闘能力は劣る。
作中の動向
1997年以前に生まれた個体で雌のドゥとの間に生まれたTレックスジュニアと暮らしている。ローランドによりジュニアが捕獲され、さらにジュニアが治療の為にニックとサラにトレーラーに収容された為に怒ってドゥと共にトレーラーを襲撃する。その後もジュニアの血の臭いを辿ってイアン・マルコムらを追撃し手こずらせるが、ローランドにより麻酔銃で捕獲されピーター・ルドローにより船でサンディエゴに運ばれる。
しかし輸送中に麻酔が切れて目を覚ましたバックは到着後まもなく船から脱走しサンディエゴに侵入。市街地を彷徨って暴れ回りルドローをはじめとする多くの人間の命を奪うも、サラの麻酔銃とマルコムの活躍により再度捕獲されソルナ島へと送り返された。その後はドゥ、ジュニアと共に平和に暮らす。
ただ5作目『ジュラシック・ワールド炎の王国』では捕獲対象となる恐竜リストの中にはティラノサウルスは第1作目の個体のみが生存していると記載されている。即ちバックを含めた他のティラノサウルスは既に死亡したと思われていた。
バックが起こしたこの騒動は後に「サンディエゴ事件」と呼ばれ、続編『ジュラシック・パークIII』でもアラン・グラントの口から言及されており、4作目『ジュラシック・ワールド』のノベライズ版でも、パーク開園のイメージダウンとならないようにバックの暴れ回った動画のほとんどがインジェン社によって買収されたことが明かされている。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
実は密かにバイオシン社に捕獲されバイオシンバレーで飼育されており、ラストシーンでドゥと共にレクシィを迎え入れる。