「食べる?ローストビーフよ」
演:カミーラ・ベル
概要
イギリス人富豪ポール・ボーマンの一人娘で8歳の少女。一家でクルージングに来ていて、サイトB(イスラソルナ島)に上陸したところ、コンプソグナトゥスの群れに襲われて大変な目に合う。
初出はコミック版のロストワールド/ジュラシック・パークからで、冒頭で襲われるチョイ役かと思われたが、そのシーンが強烈だったためか、レゴジュラシック・パークシリーズではおもちゃとしてレゴのキャラクター化されている。
コンプソグナトゥスの群れに襲われるシーンでは、ディーターと違って直接襲われている描写はないが(群れに囲まれたキャシーが追いつめられて怯える描写だけ)、コンプソグナトゥスの得体のしれない不気味さや、愛らしい外見で天真爛漫な性格のキャシーが恐怖の表情を見せたことで、視聴者に強烈な印象を与えたと思われる。
原作コミック版
8歳のスクール水着を着た金髪の少女として登場。コンプソグナトゥスに「かわいい」と称して食べ物をあげるが襲われて負傷する。
映画版
一家でクルージングの途中、恐竜の危険を知らずにサイトB(イスラソルナ島)に上陸する。好奇心旺盛なキャシーは、母デアドラが止めるのを聞かずに(父ポールがキャシーの好きに行動させたのも一因だが)、一人で森の中に入って行き、一頭のコンプソグナトゥスに遭遇。何も知らないキャシーは可愛らしい小型恐竜だと思い、食べかけのローストビーフ入りサンドイッチの欠片を与えるが、それが仇となりコンプソグナトゥスの群れが襲来して襲われる。しかし、キャシーの悲鳴を聞いたポールが召使いたちと共に素早く駆けつけたことで、キャシーは食い殺されずに怪我をしただけですんだ。このことは、インジェン社元会長ジョン・ハモンドとマルコムの会話内で、「女の子が怪我をした」とキャシーが一命を取り留めたことが語られていた。
この事件により、インジェン社などが恐竜を島に放置することを危険視することとなり、ハモンドがサイトBに恐竜の安全性を調査する為の調査隊を派遣し事件の発端になった。
備考
映画冒頭に登場するだけの人物であるが、レゴジュラシック・パークシリーズではおもちゃとしてレゴのキャラクター化されている。
さらに、キャシーを演じたカミーラ・ベルは出演者ではないにもかかわらずシリーズ4作目ジュラシック・ワールドのワールド・プレミアに特別ゲストとして出席している(このときはサインを求めるファンに気さくにサインをしてあげるカミーラの姿があった)
また、2018年のジュラシック・ワールドの続編にも大人になったキャシーとしての出演が予定されている。また、2006年の映画「ストレンジャー・コール」のカミーラが演じた女子高生ジル・ジョンソンは怒りっぽく好奇心旺盛な性格などキャシーをモデルにしていると思われる。因みに、カミーラが映画「紀元前1万年」でヒロイン・エバレット役に選ばれた理由はイアン・マルコム役のジェフ・ゴールド・ブラムが映画「インデペンデンス・デイ」の出演者だったというのと同様にカミーラも「ジュラシック・パーク」の出演者だったという理由からローランド・エメリッヒに選ばれた為である。映画「PUSH 光と闇能力者」 には同じスティーブン・スピルバーグ監督作品である宇宙戦争に出演したダコタ・ファニングの役名が「キャシー」だったりと以外に後世の映画やカミーラのキャリアにも影響を与えた人物である。