概要
アゲハチョウ科アゲハチョウ属に分類される蝶の一種。学名は「Papilio xuthus」。
古くは単に「アゲハチョウ」とも呼ばれてきたが、この名はアゲハチョウ科の総称として一般的である。
日本各地の山地~平地で普通に見られ、街中でもよく見かける身近な蝶の一つ。
日本以外では、中国・台湾・朝鮮半島・ロシア南東部・ミャンマー北部・グアム島に分布するほか、ハワイに外来種として生息する。
フィリピンのルソン島には、亜種のベンゲットアゲハが生息する。
成虫は全開長は4~6cm程度で、夏に現れる夏型の方が大型になる。3月下旬~11月上旬頃まで見られる。翅には主に黒と黄色の模様があり、後翅には赤と青の模様もある。
幼虫(芋虫)はミカンやカラタチ、サンショウなど、柑橘類の葉を食べるので、こうした作物を育てる農家からは害虫として扱われる。
4齢幼虫までは鳥糞のような姿に擬態する事で天敵から身を守り、5齢幼虫にはよく知られた緑色になる。
5齢幼虫は胸部に付いた目玉模様で威嚇し、角のような「臭角」から鼻が曲がる匂いを出して身を守る。そして蛹になると次の春まで越冬をし、羽化を迎えて成虫となる。
ただし、成虫になるとそうした防衛手段は失われ、カマキリなどの肉食昆虫や蜘蛛、鳥などに食べられてしまう。
甲虫王者ムシキングシリーズにおけるナミアゲハ
甲虫王者ムシキング
「はんげきかいふく」「かいふく」「あせらせ(2004ファースト以降はアオスジアゲハ)」のとくしゅわざにおいて登場。
- 2007ファーストまでのカードは「アゲハチョウ」表記だったが、5周年コレクションカードで「ナミアゲハ」になり、アダー完結編ではゲーム上の名称も訂正された。
アダー完結編
2008夏レインボー以降、パーの「昆虫カード」として登場。特定のカウントにおいてパーで勝つと体力回復する効果。
新甲虫王者ムシキング
2015ファーストよりおたすけムシとして登場。属性はパー、レアリティはN。
おたすけ技は体力半分以下の時パーで勝つと体力を回復する「バタフライエフェクト」。
シリーズ全体を通して「パーの回復系助っ人昆虫」である。
関連イラスト
関連タグ
クリオロフォサウルス:古代王者恐竜キングで上記の甲虫王者ムシキングの本種と差し替えられた。