パオウルムー
ぱおうるむー
陸珊瑚の台地を拠点とする飛竜種。ゲラゲラとした鳴き声と裂けた口、その中には鋭い牙とげっ歯類のような前歯を持つ。ふさふさもふもふな前面とは対照的に尻尾はガチガチの甲殻で包まれたハンマーと化している。
そんなパオウルムーだが食性は陸珊瑚の卵であり、ラフィノスやケルビではない。
ラフィノスとは陸珊瑚の卵を取り合う関係であるが、襲いかかる様子は見られない。
首元はふさふさに包まれて目立たないがとんでもない伸縮性を誇り、空気を大量に吸う事で本体を浮かせられる程の浮力を持つ。これは自衛や戦闘時の威嚇に使われる他、貯め込んだ空気を圧縮した空気砲を放ったり、断続的に放出する事による無軌道な移動手段として用い、ハンターや競合モンスターと渡り合う。
しかし、周辺の大型モンスター相手に地の利をあまり活かせられていない模様。
レイギエナには空気泡を悉くかわされて風船部分を掴まれて叩き落とされ、オドガロンには驚異の跳躍力で喉を噛みつかれてブンブンと振り回され、ツィツィヤックの閃光でも一撃で落ちる。かわいそう。
風船能力は移動手段としては効率が悪いため、移動する際は専ら翼を用いて移動する。
繁殖形態は不明。
防具はふわふわもこもこが多く、とてもキュート、オトモ装備もカガチ装備並みのふわふわデザインをしている。
基本的な挙動はイャンクックに似ている。突進、尻尾回転、噛みつきがメイン。
だがパオウルムーには風船化がある。風船化には3~4回「攻撃→空気を吸う」動作をとり、これが完了すると最後の一息で一気に首を膨らませてふわふわもこもこな大福っぽい可愛い姿になる。
射程、威力ともに申し分ない空気砲に、空気の放出で一気に距離を詰めたり離したり、そして軽やかな尻尾攻撃に加えてブーストのかかった押しつぶし攻撃と、見た目のユーモアさに反して凶悪な攻撃を次々と出してくる。
これを落とすには喉に大きなダメージを与えるか、ツィツィヤックに協力してもらう、閃光弾やヒカリゴケなどで落とすのがいいだろう。
遠距離からの畳み掛けが出来そうに見えて前述の空気吐きによる瞬間移動でガンナーの死角を突くため、近接・遠距離武器問わず油断はできない。
モンハンの操作に慣れだしたハンター達の第二の壁とも言える。
破壊可能部位は首と背中と尻尾、翼膜。尻尾は切断不可の代わりに破壊ができる。
顔つきが完全にコウモリであるため、あまり飛竜種(ワイバーン)らしくは感じられない。
また、環境生物:ウロコウモリもまた見てくれはコウモリだが、よく見ると鱗を持った超小型飛竜であることが判明している。
ひょっとしたら、飛竜がコウモリ然とした進化を遂げることが新大陸での進化の一つなのかもしれない。
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