概要
モンスターハンタークロスで新登場する鳥竜種モンスター。
夜行性で暗がりを好むことから、「夜鳥(やちょう)」という別名も持つ。
史上初のフクロウをモチーフとしたモンスター(厳密には他にMHF-Gのウルキーがいるが、あくまでモチーフの1つになっているだけであり、容姿は大きく異なる。また、ハンターの味方として登場するため、狩猟することはできない)。実際、暗がりを好む夜行性で、首を180°回転させることができるなど共通点は多い。一方、翼は他の鳥竜種と同様、皮膜を張ったものになっており、さらに3本の指が皮膜を支える構造になっている。他にも、超音波を発する能力を持っているなど、フクロウだけでなく、同じく夜行性の飛行動物であるコウモリをモチーフとしたと思われる部分も多い。
戦闘の際には発達した翼で飛び回り、脚の鋭い爪で攻撃を仕掛けてくる。
また、興奮すると翼爪を広げて凶暴性が増すという。
しかし、それ以上に厄介なのは多彩な状態異常攻撃である。
ホロロホルルの羽には多数の鱗粉が蓄えられており、戦闘時に羽毛を逆立てることで周囲に鱗粉ばらまく。これを吸い込んでしまうと前後不覚状態(混乱状態)に陥ってしまい、戦闘を行うのが困難となる(鱗粉を攻撃に転用する点ではゴア・マガラに近いと言える)。ちなみに、前後不覚状態は上下左右の操作が逆になるという厄介なもの。持続時間は短いがにが虫を摂取することですぐに解除できる。
さらに、超音波をビームのようにぶっ放して敵を攻撃することもあり、これに被弾すると昏倒して睡眠状態になってしまう。
このように、多彩な状態異常で敵を翻弄する戦法から、「幻惑の魔術師」という異名でも呼ばれている。
続編である「MHXX」には二つ名「朧隠(おぼろがくれ)ホロロホルル」が追加される。
通常種と比べて翼が黄昏色になっており、「トワイライトジャグラー」とも呼ばれている。その翼から撒き散らされる白銀色の鱗粉には光を歪ませる性質があり、ホロロホルルの姿を隠してしまうようだ。
防具
公式HPの武器種紹介、狩猟笛とヘビィボウガンにホロロホルル素材で作ったと思われる武器と防具が掲載されている。
男性剣士装備 女性ガンナー装備
防具は「幻惑の魔術師」の異名の通り、魔術師・道化師系のようだ。
実際、ホロロホルルのデザインのモチーフの1つは道化師であったことが開発者のインタビューで語られている。
ⅹシリーズの剣士装備は三銃士とかに出てきそうなスマートな騎士っぽくなる。反対にガンナー装備はフクロウの擬人化みたいになる。ただ、女性の脚装備に関しては剣士装備ほど変化せず元のデザインよりスッキリしたデザインになる。(靴がロングブーツに変わると言えば分かりやすいか。) その為、見た目装備として御用達になるとか。
二つ名装備である朧隠シリーズは原種のガンナー装備を豪華にしたような見た目になっている。頭装備は仮面を付けており、ペルソナを出しそうな感じである。
詳細はホロロ装備を参照。
余談
- クロスでは「睡眠袋」が剥ぎ取れる唯一のモンスター。だがホロロホルルは超音波で眠らせるモンスターなので睡眠袋があるのはおかしい、という疑問が多かった。後に明かされた設定によると、睡眠袋の中の麻酔性の液体を超音波で霧状にして飛ばしているとのこと。
- 名前の由来は「クロロホルム」「ホーホー(フクロウの鳴き声)」「コロボックル」から。
- MHP3では、夜にとあるエリアの竹林に入るとフクロウのようなシルエットが木に止まっている様子が見られたほか、耳を済ますとフクロウのような鳴き声も聞こえてくる。これらとホロロホルルとの間に何か関係性があるかについては不明である。また、この前例から、当初は小型モンスターではないかといった予想もあった。
- mh世界ではこのホロロホルルの羽のような藍色を「夜鳥藍」と呼ぶらしい。
- 史上初のフクロウがモチーフのモンスターであることや、ずんぐりとしたどこか愛嬌のある外見から、イラスト投稿数がそれなりに多いが、MHX初出の新モンスターではタマミツネがダントツに多いので影に隠れてしまっている。
- 別作品によく似た名前の鳥竜種がいるが、特に関係性はない。ただ、名前がよく似ていて紛らわしいのは事実で、とあるゲーム雑誌の編集者も「ホロロクルル」と名前を間違えてしまっていた。
- MHX発売前に無料配信された体験版では中級クエストの相手を務めた。
- ストーリー上の初登場である緊急クエスト「幻惑の魔術師」をクリアすると、ベルナ村の屋台で「ホロロース」という食材が調理可能になる。入手タイミングや名前からして本種のロース肉と思われるのだが、それが確かであれば本種はシリーズで初となるハンターが食べることのできる大型モンスターとなる。
関連イラスト
関連項目
モンスターハンター/モンハン モンスターハンタークロス/MHX 鳥竜種
名前が似てる・性質が似てるやつら