曖昧さ回避
- 蜂の一種 本項で解説
- 攻殻機動隊SACシリーズに登場する対戦車自動爆撃ヘリ ⇒ ジガバチ(攻殻機動隊)
概要
膜翅目アナバチ科(別名:ジガバチ科)のうち、ジガバチ亜科またはジガバチ族に分類される蜂の総称。
狩り蜂であり、雌は地下に穴を掘り、そこへ毒で麻痺させた獲物を詰め込んで卵を産み付ける。孵化した幼虫は生きたままの獲物を捕食し、変態して羽化する。
獲物として、ジガバチ属のハチは蛾の幼虫を狙う。他の種ではクモを狙うものもいる。
我が子を育てる為に大穴を掘ったり、獲物をせっせと運ぶ姿が有名だが、時には他の狩り蜂の巣に侵入し、幼虫を盗み取っていくという狡猾な面も見せる。
その際に他の狩り蜂の卵がくっ付いていたなら、邪魔だと言わんばかりに喰い殺してしまう徹底ぶりである。
名前の由来
穴を掘ったりしている時に翅の筋肉の振動を頭部に伝えるという習性があり、その振動によって「ジガジガ……」という音を立てることに由来する。
漢字では「似我蜂」と書く。これは、獲物を運び込んだ巣穴から蜂が出てくることから昔の人は「蜂が『ジガジガ(似我似我)』と鳴いているのは、芋虫に『我に似よ』と呪いをかけているのだ」と考えたことに由来するそうな。