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概要

米国の現代音楽家ジョン・ケージの代表的な楽曲である。

楽譜

Ⅰ(第1楽章):TACET(無音)

Ⅱ(第2楽章):TACET

Ⅲ(第3楽章):TACET

演奏

ピアノでもオーケストラでもその他あらゆる楽器・楽団において演奏可能である。

  • ステージに登場するまたは演奏が開始するときに告知し
  • 楽章が変わったときにそれを示す動作を除いては楽器を演奏することなくステージで何もせず
  • 演奏が終了したらその旨を告知しステージから退場するまたは次の楽曲を続ける

というのが一連の流れである。

ということは

タイトルである4分33秒の間、無音である。

ただし、実際には聴取者の体内に流れる血流や神経音、空気の流れやその他の音が聴こえるので、それらを含めての楽曲となる。

放送

トリビアの泉」(フジテレビ系列)では2004年に『4分33秒間全く演奏しない曲がある』としてトリビアに取り上げられ85へぇと高へぇを記録した。

2005年には「タモリ倶楽部」でも「ジョン・ケージのこれどうやって弾くの!?」特集で『ピアノとオーケストラのためのコンサート』と『18の春を迎えた陽気な未亡人』と共に演奏されている。

また、「題名のない音楽会」(テレビ朝日系列ほか)で過去に演奏されたことがある。この時には舞台の上に時計を置いた上で、当時の司会だった黛敏郎があらかじめ演奏する旨を説明・告知した。このようなフォローをしないと放送事故ととられかねない事態となる。

ムジカ・ピッコリーノ」(NHKEテレ)ではその曲を記憶したモンストロ(ロボット)が登場。他のドクターがいくらやっても修理できなかったため墓場送りになっていたが、主人公達が修理することに成功した。

リズムがなくても、周りのに音でも音楽が隠れている事を教えてくれた。

関連項目

ジョン・ケージ - 作曲者。

フルフル - 戦闘中のBGMが無音で共通している。

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