シーズン1~2で登場したキャラクター達
------------音楽が失われた大地、ムジカ・ムンド。そこではかつての名曲を閉じ込めたモンストロがさまよっていた。モンストロを治療し、音楽の記憶を蘇えらせるそんな使命を持ったムジカ・ドクターたちの物語-----------
(公式サイトより)
スチームパンク的な「ムジカ・ムンド」という架空の世界(パイロット版では、「20xx年」表記)で、忘れ去られた「ムジカ(音楽)」達が「モンストロ(怪獣)」になり、彷徨っている。モンストロたちを救出・治療するために活躍するムジカ・ドクター達の成長を描く物語である。
放送期間は1期のみ4月~9月、2期からは4月~8月であり、10~翌年3月までは過去シーズンの再放送である。
2022年度のシーズン10を以て終了し、2023年3月22日のスペシャル版を最終回として10年間の歴史に幕を下ろす。2023年度前期にはアンコール放送を予定。
番組構成
特別回を除き、毎回の構成は決まっている。
→モンストロ発見
→モンストロ解明のきっかけとなるテーマのイメージ映像
→手がかりを発見
→本来のテーマに近いイメージ映像
→仕上げの演奏(ピッコリーノ号では上の額縁にイメージ映像の一部が流れる。また、演奏のフォローもする)
→原曲の演奏とイラストによる曲の紹介(第3期からピリオドモンストロの性質上、廃止されていたが、シーズン6から復活した)
→エンディング
という構造で毎話進んでいく。
クラシック曲のみならず、往年のヒットJ-POPや親御さん世代の歌謡曲、世界の民族音楽など幅広い分野がテーマとなる。
登場人物
シーズン1~2(ピッコリーノ号編)から登場
主人公。モンストロを治療するムジカ・ドクター。ピッコリーノ号での生活はあまり良くないがムジカ・ドクターの腕は確か。口癖は「マルコポーロ」。シーズン3の6話「スライド」でピリオド・モンストロ「トロンボ」をメロトロン号の皆と協力して治療した。
今作のヒロイン。ムジカ・ムンドにある村に住んでいたが、モンストロを治療するために降り立ったドットーレ達と出会い、ムジカ・ドクターになる為に強引に仲間入りした。
シーズン1~5にわたってレギュラーを務めた。
ドットーレの助手を務めている少年。年少だがムジカ・ドクターの見習い。
- ぺぺ (サンコンJr)〈楽器:打楽器〉
ピッコリーノ号の機関士。エマという女医のことが好きで、彼女にバンドネオンを贈ったこともある。
- フランチェスカ (天内千尋)<楽器:トランペット>
かつて、ドットーレ達とピッコリーノ号に搭乗していたムジカ・ドクターの見習いの少女。
ムジカ・アカデミーを卒業し、ムジカ・ドクターの最終研修に入る予定である。
シーズン1ではアリーナにかつて起きた大災害テンペスタの事を教える。
パイロット版ではアリーナのポジションであった。
- ビアンカ (谷内里早) <楽器:ヴァイオリン>
シーズン2から登場。アリーナの同級生であり親友。たまに現れてモンストロの修理を協力してくれる。正体は秘密結社「ガルディアーノ」のメンバーの一人で、モンストロのエテルナ抜きの犯人かと思われていたが、エテルナを回復させるために活動をしていた事が後に判明する。
シーズン3~4(メロトロン号編)から登場
- リヒャルト船長(鈴木慶一)〈楽器:鍵盤楽器、ギターなど〉
メロトロン号の船長であり3期からの主人公。様々なモンストロを治療してきた凄腕のムジカ・ドクターで、ピリオドモンストロの発掘を「男のロマン」と称し熱を注いでいる。
- エリオット (戸松恵哉) <楽器:鍵盤楽器>
リヒャルト船長の助手を務めている少年。助手の仕事以外にもモンストロスキャナーでピリオド・モンストロの解析を仕事としている。ローリー司令官の一人息子。
4期では青年へ成長している。
- ポン・ジョルノ (ASA-CHANG) <楽器:打楽器>
メロトロン号のパイロットでドラムの専門家。ピリオドモンストロの発掘を担当している。楽器の専門家たちのリーダー的な存在。
実は蜂蜜が大好き。
- ゴーシュ <楽器:チェロ>
メロトロン号の乗組員の1人であるチェロの専門家。ピリオドモンストロの絵を描き、記録する業務をしている。
- ゴンドリー <楽器:管楽器>
メロトロン号の乗組員の1人。3期から登場しているのだが喋った事があまりなく、演奏でしか登場していない事が多い。ジンドリーの兄でもある。ちなみにメロトロン号編のレギュラーメンバーの中で唯一自身の楽器のピリオドモンストロを発見していない。(それらしき鳴き声のみ。)
- 楽器の専門家たち
メロトロンに搭乗している楽器の専門家たち。リヒャルト船長に呼び出されてピリオドモンストロの治療に協力してくれる。かなり個性的な人達ばかり。名前は演じている俳優の名前やチーム名から取られている。
シーズン3
ミルコ <楽器:リコーダー>
ミスターエイチ <楽器:ピアノ>
ティコ <楽器:スティールパン>
アガ <楽器:三味線>
カーシャ <楽器:タブラ>
グラジーオ <楽器:バグパイプ>
レニーオ <楽器:マリンバ>
タニッチ <楽器:クラリネット>
DJワンツー <楽器:ターンテーブル>
セン <楽器:ハーモニカ>
シルヴァ <楽器:パンデイロ>
シーズン4
エリック <楽器:トランペット>
ヨシダール・カーン <楽器:シタール>
ケトール <楽器:ティンパニ>
クララ <楽器:テルミン>
モリカワ <楽器:箏>
メアリー <楽器:グラスハープ>
パトリシア <楽器:オーボエ>
キリコ <楽器:二胡>
トドロキ <楽器:和太鼓>
マーヤ <楽器:チェンバロ>
ジンドリ― <楽器:チューバ>
レン <楽器:ペダルスティールギター>
マラケイロ <楽器:マラカス>
プリマ&ぺスカ <楽器:アコーディオン>
シニョーレ・ハマー <楽器:エレキベース>
- ドクトル・ジョー(ミスターグレープフルーツ) (オダギリジョー)
シーズン4にて登場。ブートラジオを介してピリオドモンストロの事を教える謎の男。ローリー司令官のアカデミーの同期にして、共に挑むはずだったドクター最終試験直前に忽然と姿を消した因縁の相手でもある。
シーズン5(アポロン5号編)から登場
- レオ (奥田弦)〈楽器:ピアノ〉
アリーナと共にムジカ・ドクター最終試験に挑む候補生。上から目線の言動が多く初対面からアリーナと喧嘩ばかりする。
蜘蛛が苦手という面もある。
ドクター合格後はアカデミーで働いている。
- ルチオ (ケンタロウ)〈楽器:チェロ〉
アリーナと共にムジカ・ドクター最終試験に挑む候補生。モンストロの写真を集めるのが趣味。
ピッピに好意を抱いているが彼女は気づいていない模様。
ドクター合格後は以前乗っていたガリバルディ号に戻った。
- ブルーノ (武嶋聡)〈楽器:サックス〉
ムジカ・ドクター最終試験用の船「アポロン5号」の機関士。怒るとかなりコワイ。シーズン8でエンジンが壊れたベルカント号の前に再登場し、モンストロ治療後ベルカント号のエンジンを修理した。
- ルネッタ (佐藤奏)〈楽器:打楽器〉
ブルーノの機関士助手。シーズン6~8ではベルカント号の機関士助手、シーズン9~ではアルカ号の機関士を務める。シーズン7ではゴーグルを掛けると気の強い性格になることが判明。
演じる佐藤奏(さとう かなで)は、3歳からドラムを始め、10歳で向谷実のレコーディングに参加。番組参加の3年前にあたる11歳の時に女性ドラマーコンテストでグランプリを受賞するなど、若くして実力は相当なもの。
実はシーズン3のパンで色の開設に出演しているほか、2019年に行われたデビュー10周年ライブでは加入時ヴォーカルだった斎藤アリーナと共演を果たしている。
- ハッチェル (ハッチハッチェル)〈楽器:バンジョー、バイオリン〉
アポロン5号を追いかける小さな貧乏楽団の団長。名曲を集めるためにモンストロを捕獲しようとしたこともある。
少々小さめだが自分の船(ハッチェル船)を所有している。シーズン8最終話ではピッピに船長の座を譲り渡し、地上で劇団を開くべく船を降りた。
- ピッピ (西條妃華)〈楽器:ピアノなどの銀盤楽器〉
アポロン5号を追いかける小さな貧乏楽団の看板娘。好物はプリン
なお、シーズン5とその後放送された特別編をもってアリーナが番組から卒業。
主人公が交代し、続くシーズン6からはピッピと新キャラクターのフローラ(後述)のダブルヒロインとなる。
シーズン6~7(ベルカント号編)から登場
- フローラ・ミラネッティ (高沢英)〈楽器:ボーカル・サックス〉
もう一人の主人公である新人研修生。名家のお嬢様であるが、シーズン序盤は自分に自信がなく、どこかオドオドしていた。しかし『アイドル』(シーズン6,7話)の回で、山口百恵のプレイバックPart2を歌いあげたことをきっかけに、かっこいいムジカ・ドクターになると決め、少しずつ積極的な性格へと変わっていく。実は両親に黙って家を抜け出していた事がシリーズ後半で発覚し、実家へ強制的に返されてしまうが、彼女自身とローリー司令官の熱心な説得によってベルカント号に復帰することになった。
ベルカント号の新米船長を務めるムジカ・ドクター。男気溢れる熱血キャラクターだが、天然ボケをかますこともしばしば。『ミラージュボール』という道具を使って、モンストロがいた土地の記憶を引き出すことができる。口癖は「ワーオ!」シーズン8にて、空中図書館「ムジカリブロ」を創設したクレイオ家の末裔であることが判明。現在ではムジカリブロを管理している。
- ロッソ (長岡亮介)〈楽器:ギター〉
ベルカント号の機関士。どこか抜けているジュリオ船長とは反対のしっかり者であり、曲によってはボーカルも担当する。ファルセットの使い手でもある。その過去は謎が多く、ジュリオによるとドクター時代は『ポッソ』という人物(作中ではイラストのシルエットのみ描写されていた)と二人組デュオで活動をしていたのだが、ある日突然解散してしまったという。
シーズン8ではポッソからの再結成の誘いやモンストロ治療にトキメキを感じたことにより、ムジカ・ドクターに戻ることを決心した。
- ジャンゴ (近藤利樹)〈楽器:ウクレレ〉
シーズン6の11話『謎の少年』から登場。大阪弁で話す謎のウクレレ少年。家族とはぐれ、空腹にて倒れていたところをジュリオ達が発見し、その後、ピッピの紹介で、欠員状態だったハッチェル楽団に加入した。フローラにひとめ惚れしている。続くシーズン7では、成長した姿で再登場している。シーズン8では、両親が見つかり故郷へ帰ったため登場しない。
- マーティ (マーティ・ホロベック)〈楽器:ベース〉
シーズン7から登場。ベルカント号に雇われたシェフ。凄腕料理人だが、ウッドベースからエレキベースまで使いこなすベースの達人でもある。好きな言葉は「がんばるぞ!」
シーズン9以降はアルカ号編が始まり、シーズン7の特別編に登場したシエリが森に墜落し、そこでアルカ号のメンバーに出会っていくといったストーリーになっている。
シーズン9~(アルカ号編)から登場
- シエリ (藤原さくら)〈楽器:ボーカル〉
ジュリオの同級生であったムジカドクター。ジュリオの事は「ジュリ男」と呼んでいる。今までの日記やモンストロ、曲のジャンルなどをまとめた「シエリノート」を持ち歩いている。
好物はホットドッグ。
- フォリア (伊澤一葉)〈楽器:ピアノ〉
フンギの森の沈没船、アルカ号の船長。最初はモンストロ(チリバン)を携帯コンロに改造しようとしていた。
- トット (暦)〈楽器:ボーカル〉
アルカ号の住人の一人の修理技師を目指す少年。シエリに出会ってモンストロの治療をしていくうちにムジカドクターを志すようになった。トランペット状の診察機を持ち歩いている。
好物はラザニア。
- ルッチョラ (伏見蛍)〈楽器:ギター〉
シーズン9の4話より登場したアルカ号の住人の一人。陽気な性格で、アルカ号内で家事を担当している。焼き菓子やクロワッサンなどを作ってシエリらにふるまったこともある。
ルネッタがアルカ号に来てからは機関士見習いとして操縦を教わるようになった。
- スピカ (アヤコノ)〈楽器:ベース〉
シーズン9の7話より登場したアルカ号の住人の一人。一人で森にいるのが好きだったが、シエリの説得によりみんなと演奏する楽しさに気付いた。
他人に見えない何かが見えるようで、雷の到来やモンストロ治療に必要な楽器を予知するなどの活躍を見せている。また、ムジカアカデミーにシエリを迎えに行く際はローリー司令官の目をかいくぐるために活躍した。
全期を通して
- ローリー司令官 (ROLLY) <楽器:ギター>
ムジカ・アカデミーの学園長。ピッコリーノ号のメンバーの上司にあたる。アリーナの存在を知ってすぐに下船させるべきと厳しい態度を取っているものも、ドットーレにムジカ・ムンドの歴史を学ばせるように促したりとサポートし、第1期23話「リズム・リズム・リズム」でレプリカのモンストロを使っての試験でアリーナの功績を認め、ムジカ・アカデミーの入学を許可した。
「おじさん」と言うとギターをかき鳴らしながらキレる。
シーズン3では髪が伸び、ボサボサになっている。
最終回ではモンストロ博物館の完成を機に学園長の座を退き、再びムジカドクターに戻った。
連絡官。ローリー司令官と常に行動している。冷静沈着で表情も変えないが、気付かれないようローリー司令官の真似をするお茶目な面も。
冒頭のイントロダクション他、モンストロ治療のヒントにつながる動画のタイトルを読み上げてくれる。シーズン10最終話にてムジカムンドの国王として登場した。
登場した船
※太文字=各シーズンのメインの船。
- ピッコリーノ号
パイロット版~シーズン2に登場。「小さくて可愛い物」という意味の名前だがグランデ級の飛行船。王室用の飛行船を改造した船であるためか、仕上げの演奏ではオーケストラの映像を流して音を増やす、「トロンバ号」と呼ばれる小型車の搭載、潜水などの豊富な機能を持つ。また、シーズン2の11話では、着陸していた。
- ムジカ隊の高速艇
ローリー司令官が主に使用する小型の船。ムジカムンド一の飛行速度で各地へ移動する。複数体登場することもあるほか、ローリー司令官がドクターだった時にも同型の船に乗っていた模様(ただし、牙やトゲが追加されている。)
- ヴィオリーノ号
シーズン1にて登場。ムジカドクターのクラウディアが乗る小型船。本編ではシンフォスティと衝突して壊れた状態しか登場していないが、窓や羽の付いた丸い形をしている。
- フラウト号
シーズン2にて登場。アカデミー職員及び生徒用の小型車。安全のため、一定速度以上は出ないようになっている。
- カルロの回収船
シーズン2にて登場。カルロが乗るモンストロや部品の運搬用の飛行船。巨大モンストロをけん引することもできる模様。本編ではフゥーロの回収を担当した。
- メロトロン号
シーズン3~4に登場。ヤドカリのような形をしており様々な楽器の専門家が乗っている。地面を歩きピリオドモンストロの発掘調査をするが、長距離移動の際は尻尾のプロペラを2つに展開し、それを高速回転させて飛行することが多い。(但し、最終回では、プロペラは回転していない状態で飛行していた。まあ上部のプロペラはゆっくり回転していたが…。)シーズン4では乗組員がモンストロを探しに行くことが多いため、あまり発掘作業をしていない。
メロトロンのピリオドモンストロ「マボロシ」に似せて作られている。というのも、この船は「マボロシ」を治療する為に作られた事がシーズン4の第19話で明かされた。
- アポロン5号
シーズン5に登場。魚のような形をした船でムジカ・ドクターの試験用に用いられる。ブルーノ曰く「古い船」だが現役。1~4号は不明。
- ベルカント号
シーズン6~8に登場。船首は鎧をまとった鳥を思わせる船でその名前は「美しい歌」という意味。大きさは、だいたいアポロン5号と同じで、様々な文献を集めた資料室を持つ。シーズン7ではディストミストを抜けるためにジェット噴射で移動した。尚、全シーズンの中で、登場期間がもっとも長い。
- アルカ号
シーズン9〜10に登場。森の中にあった巨大な沈没船。動力となる巨大エテルナのある機関室以外にもモンストロ試作機である車、「オリーブ号」の格納庫、モンストロの工房などもある。ディストミストの図に描かれている空中都市とどこか似ているが、これはアルカ号が空中研究所として作られたためである模様。
- ムジカ・アカデミー
全シーズン登場。ムジカ・ドクターを養成する教育機関。鯨と飛行船を合わせたような形をしており、船のように移動もできる。多くの船や小型の高速艇などを保有する。
教育内容や授業については作中ではあまり明示されていない。しかし、メロトロン号などの船が乗っても平然としていたが、シーズン9の最後のモンストロが落下してきた時は、重みで墜落しそうになるという何とも情けない一面を見せた。最終回では、エンディングで船としてカウントされた。
用語
- ムジカ・ムンド
かつて音楽で栄えていた世界。遠くの昔に大災害「テンペスタ」に見舞われた。現在は大半の人々が船のような空中都市で暮らしているが、地上の復興も進んでいる。地上の地名は発見されたモンストロにちなんで付けられていることが多い。(日本の曲/楽器のモンストロがいた場所の例として、ジパング地方、トゥグアール海峡、イキイナセ通りなど)
- ムジカ文字
ムジカムンドで使われている文字。逆さにしたカタカナと音符を組み合わせたような形をしている。(アルファベット、数字はそのまま使われている模様。ただし、シーズン1のモンストロの絵には「no」のようなムジカ文字が使われていた。)
シーズン8以降はアルファベットに対応している古代ムジカ文字も登場した。
ムジカ・ムンドに存在する音楽の記憶装置。リンク参照。
- ピリオド・モンストロ
シーズン3から登場。モンストロより前に作られた楽器の記憶装置。唐草模様が描かれていることが多く、特に終始船内で治療されることが多いシーズン3では大型のものも多い。
- エテルナ
モンストロなどの動力源である電池。上部にアンモナイトのような装飾がついた透明な筒の形で、中には水晶のようなものが入っている。元は永久電池とされていたが、ビアンカの所属する秘密結社「ガルディアーノ」の研究により音楽によってエネルギーを生み出すもので、世界から音楽がなくなると動かなくなってしまうと判明した。モンストロに使われることが多い筒が短いタイプと、小さなプロペラが付いていて船や建造物等に使われることが多い長い筒のタイプがある。
- ディストミスト
シーズン7から登場。ムジカ・ムンドに発生する砂嵐のような霧であり、飲み込まれると旅人は心を惑わされて彷徨い、モンストロに至っては完全に壊れてしまい記憶している音楽そのものが消滅してしまう。ベルカント号が3つの塔の付近は霧に覆われていないことに気付き、塔の付近にいるモンストロ達を治療し、塔を起動させることで霧を消滅させた。尚、ベルカント号は霧に突っ込んでも乗員は頭がぼやける程度だったことから、船の強度次第では記憶は無くならないと思われる。
- ムジカリブロ
シーズン8から登場。クレイオ家の一族が作り上げた空中図書館。伝説のものとされていたが、ディストミストが消滅したことによって目撃されるようになり、中に入るには光り輝くモンストロが落とす「ムジカオーブ」と「クレイオ家の鍵」が必要とされていたが、ムジカオーブを集めたベルカント号が見つけ出した。発見時は風船のように上がっていってしまう状態だったがクレイオ家の末裔であるジュリオが鍵となるミラージュボールを使い入ることに成功し、フローラ達が内部に安置されていたモンストロ(ガルディーバ)を治療してからはその場にとどまるようになった模様。
関連サイト
関連タグ
音楽ファンタジーゆめ クインテット歴代のNHKの音楽番組。