概要
ペルシア語で「7弦の楽器」を意味する「サータール」からこの名がついたと言われる(諸説あり)。ヒョウタンやユウガオの巨大な実を二つに割ってくり抜いて乾燥させたものを共鳴胴に使い、1m近い長さの竿を取り付ける。竿の先端(指板とは反対側)にも少し小さなヒョウタンを取り付けることがあり、共鳴と竿枕の役目を果たす。
アーチ状のフレットを20本前後ネックに取り付け、その名のとおり金属製の旋律弦7本をフレットの上に、共鳴弦12本前後をフレットの下に張る。
ブリッジ近くにジュワリ(ジャワリ、三味線の「さわり」と同源説)と呼ばれる木製または骨製の枕を入れて弦に微妙に触れさせ独特の「みよ~ん」なビビり音を作り出す。