聖杯汚染確認
概要
アーケードゲーム『Fate/Grand Order Arcade』に登場するボスエネミー。
第一特異点からアプリ版では出現しないはずの魔神柱が出現していたが、第二特異点から同じ名前のはずの従来の魔神柱とは乖離した形状の魔神柱が出現していた。
第六特異点で明らかになったその正体は魔神柱の王ゲーティアとは別の『獣』が魔神柱を再現したもの。
この存在に対しては、オジマンディアス越しに疑似魔神柱がカルデアに力を貸すという異常事態となっている。
獅子王は魔神柱を再現したこの存在に対して『魔獣赫』と呼び、カルデアは正式に呼称を改めた。
長い柱という魔神柱のような柱に見えるが、その実態は首である。
魔獣赫という表記のうち、「赫」は「赤」の字を二文字組み合わせた形状をしているのが、この存在とその主人である『獣』の実態に近いらしく、アプリ版からの乖離が少しずつ露わになる第五特異点では北米大陸の端を「赤い最果て」と形容するべきモノが侵食している。
第六特異点では「赤い最果て」の侵食が特異点の端だけじゃなく、地表に亀裂が入り、そこから「赤い最果て」が漏出してる形で第五特異点よりもさらに進行している。
その正体は、ビーストⅥ/Sことソドムズビースト(妖妃ドラコー)の眷属であり、同時にネロ・クラウディウスが生前の死に際に抱いた『死にたくない』、『世界が憎い』等の負の感情が実体化した存在。即ち、ドラコーの一部でもある。
Fate/Grand Order
ACコラボイベント「螺旋証明世界 リリムハーロット」にも登場。
ACでの最終決戦にてドラコーが討伐された後、その力は分散し封じられていた。
ドラコーは縁が結ばれた別のカルデアのマスターと共に、魔獣赫を回収するため行動するのだが...。
実はこのイベントの黒幕。
ドラコーは生前の無念を引きずる形で自殺願望を抱いており、螺旋証明世界とはドラコーを滅ぼすための舞台だった。
だが、疑似的な知性しか持たなかったはずの魔獣赫はいつしか自我を獲得し、その滅びを拒絶。
イベント冒頭においてカルデアから主人公を拉致したのもドラコーの無意識の生存欲求ではなく彼ら或いは彼女らの意思。
終盤にてロクスタを利用する形で本体であるドラコーの霊基を乗っ取るという叛逆をルクスリア・スペルビア・アケディア・グラ・インヴィディア・イラ・アワリティア、魔獣赫の全個体で決行してしまい、更にドラコーその物を触媒に全模倣特異点のエネルギーを利用する形で新たなる第六の獣の真体へと羽化しようと目論む。また、何故かビースト成体には不要な存在である筈のマスターを求めており、主人公に共に来るよう持ちかけている。
最終的にセタンタ、ティアマト、ロクスタ、主人公、別の世界の主人公の助力で生前のトラウマを克服し新たな姿へと覚醒したドラコーの手で倒され、主人である彼女の元へと還った。
一部魔獣赫が固有グラフィックの敵として現れ。ストーリーパートのイベントCGでは人型姿も登場。バレンタインイベントのチョコ受け取りにもフルボイスで出演した。CVは丹下桜。実際に喋ったのは3体だけだが全員ドラコーと同じ声の模様。
ドラコーの元に戻った後は大人しくドラコーに従っているらしく、また主人に影響されてかカルデアのマスターに対して好意的な感情を抱くようになった。
個体一覧
ナベリウス
本来は魔神柱が出現しないはずの第一特異点でナベリウスを再現した魔獣赫。色こそは本来の魔神柱とは違うが辛うじて、魔神柱の再現という体裁はとれている形状となっている。
後に判明した真名は魔獣赫アワリティア。
人形態は狼のような頭部を持ち背後に石板のようなものを背負った男性体。唯一男寄りの姿だが声は丹下桜。
バレンタインでは主人公に手を出そうとしたルクスリアを止めに入った。「強欲」の象徴であるはずの彼(?)がブレーキ役とはこれ如何に?
フラウロス
第二特異点でフラウロスを再現した魔獣赫。
魔眼ならぬデモンスピアと呼ばれるものが薔薇の棘のように生えているのが特徴。
後に判明した真名は魔獣赫スペルビア。
バレンタインでは魔獣赫達の叛逆にブチ切れたドラコーに魔神柱形態でシバき倒されていた。
フォルネウス
第三特異点でフォルネウスを再現した魔獣赫。
魔獣赫ナベリウスをより刺々しくした形状。
ここから、サーヴァントが魔獣赫の支援を行い、こちらではメディア・リリィが支援する。
後に判明した真名は魔獣赫アケディア。
バルバトス
第四特異点でバルバトスを再現した魔獣赫。
ここから、原型を無視した二体一組という存在と化す。魔眼は無く、大きな口や触手が生えている。
サーヴァントの支援は無い。アプリ版ACコラボではジャック・ザ・リッパーの姿を取り、クラスもアサシン。
「魔」と「霧」の二体一組。
後に判明した真名は魔獣赫グラ。
ハルファス
第五特異点でハルファスを再現した魔獣赫。
禍々しい蛇竜の二体一組が特徴。
クー・フーリン・オルタが支援する。アプリ版ACコラボでは彼の体内に封じ込められた為、バトルパートはクラスビーストⅥ/S(アイコンも敵専用ビーストの赤いモノ)のクーオルタとして登場する。
「収穫」と「耕作」の二体一組。
後に判明した真名は魔獣赫インヴィディア。
人形態はフェイスベールのようなもので顔を隠した女性体。アワリティアと一緒に抜け駆けしようとしたルクスリアを止めにかかった。
アロケル
第六特異点でアモンを再現しようとしたが、失敗し別の魔神の名前で代用する結果となった。魔神柱ではないと知ったカルデアはここから「魔獣赫」と正式に呼称を改めた。
オジマンディアス曰く“六つ目の首”である。
禍々しい蛇竜と口から鉤爪の付いた触手を生やす蛇竜の二体一組が特徴。
ジャック・ド・モレーが支援する。
「頭牙」と「顎指」の二体一組。
後に判明した真名は魔獣赫イラ。
ルクスリア
アプリ版でのACコラボイベント序盤にてカルデア内部に出現した個体。人形態は刺々しい金髪と人間によく似た顔を持つ女性体。
主人公を廃墟と化したリリムハーロットへと連れ去ったが、後にバビロンの模倣特異点のフロア・ガーディアンたるギルガメッシュにより管理されるも、道中で興醒めした彼によりドラコーへ明け渡された。
バレンタインではコラボイベントの導入をなぞりながら主人公をシミュレータへ拉致。主人公のツッコミをスルーしながら延々と喋り続けたり、主人公をこっそり齧ろうとして他の個体に止められたりとフリーダムっぷりを発揮した。
ちなみにドラコーのチョコに添えられている魔獣赫チョコは彼女(?)が抜け駆けして用意したもの。魔獣赫裁判での判決は有罪。
魔獣赫・真体
アプリ版でのコラボ、リリムハーロット終盤に誕生した魔獣赫の集合体。
主たるドラコーに反旗を翻し、ネロの死の間際に捨てられた『死にたくない』、『世界が憎い』といった感情が実体をもった様な存在。
あらたな第六の獣になろうと画策するも、獣のまま人類と共に歩む覚悟をしたドラコーに敗北。彼女の内へと還っていった。
姿はこれまでの魔獣赫の頭を有する、多頭の深紅の獣、すなわち伝承にある『黙示録の獣』そのまんま。
クラスはビーストⅥ/Sだが、実際は対ドラコー(自前とゲストも等倍)とゲスト版ティアマト以外全クラス攻防有利という初期バージョンアシュタレト・オリジン戦に似た状況である。
関連タグ
Fate/GrandOrderArcade ビースト(Fate)
魔神柱…同じくビーストの端末。とあるきっかけによって自我に芽生えた事も共通しており、それによって格段の人間臭さを得た点も同様。