邪竜百年戦争オルレアン

じゃりゅうひゃくねんせんそうおるれあん

スマホゲーム『Fate/Grand Order』第1部第一章のサブタイトル。

目次 [非表示]

それは怒りと祈りが向き合った救国の土地。

ひとりの聖女の在り方を巡る、黒と白の物語。

概要

正式なグランドオーダー初となる舞台は西暦1431年のフランス。

百年戦争の休止期間中であり、ジャンヌ・ダルクが火刑に処されてからさほど日が立っていない時代。

ひと時の平和を享受しているはずのフランスでは、邪竜による蹂躙が行われていた。

その邪竜たちを率いるのは————憎しみのまま殺戮を愉しむ「竜の魔女」ジャンヌ・ダルク・オルタ。

光環の浮かぶ空の下、抑止力として召喚された裁定者ジャンヌ・ダルクとともに、カルデアは聖杯探求の旅に足を踏み出す。

冬木の聖杯戦争を舞台としていた序章は基本クラス7騎＋αという配役構成が守られていたが、本章からは敵味方共に多数のサーヴァントが登場する。

また、「邪竜百年戦争」の別名通り、登場する敵の大半が召喚されたワイバーンであり、

ストーリーが進む程、交戦する頻度も多くなっていく。

さらに、邪竜達の中枢を成す巨竜も召喚されており、ストーリーの後半で立ちふさがる。

本章で敵対することになる竜の魔女陣営は、召喚時に「狂化」の特性を与えられ、［バーサーク・〈クラス〉］と呼称される。

これについては竜の魔女自身、そちら側のバーサーカーを呼称する時は「わかりにくい」と言っていた。

一応敵味方共に基本クラス7騎＋ルーラーに近い構成だが、竜の魔女陣営にアサシンが3人いたりするなど、『Fate/Apocrypha』のような陣営対抗戦とは様相を異にする。

対して主人公サイドは、十全とはいえないジャンヌ・ダルクとマシュのみという非常に心もとないパーティーから始まるが、次第に竜の魔女に対抗する個性豊かな仲間達が集ってくる。

旅をして仲間を集め、邪竜を打倒するという往年の王道RPGらしい流れを基盤に、様々な時代において後に英霊となる人物の生前の姿を描く…

そんなGrand Order第一部の基礎と言える定形はこの時点ですでに提示されていた。