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概要

裁定者の英霊。いわゆるエクストラクラスの1つ。
聖杯自身に召喚され『聖杯戦争』という概念そのものを守るために動く、絶対的な管理者。部外者を巻き込むなど規約に反する者に注意を促し、場合によってはペナルティを与え、聖杯戦争そのものが成立しなくなる事態を防ぐためのサーヴァント
そのため現界するのにマスターを必要とせず「中立の審判」として基本的にどの陣営に組する事もない。

裁定の基準は召喚されたサーヴァントに完全に委任されているためその基準はまちまちで表沙汰になろうがなるまいが、無関係な人間を巻き込んだ時点で対象者にペナルティを与えるルーラーも存在する。当然ながら、ペナルティや違反者の排除を実行する際の考え方もサーヴァントごとに異なる。

このクラスに関する情報は大聖杯で厳重に秘匿されているため、他のマスターやサーヴァントには「ルーラー」のサーヴァントが如何なる存在なのか正確に把握している者は存在しない。
また聖杯戦争がどれほど大規模化しても基本的にルーラーのサーヴァントは一人しか召喚されない模様。
しかし『Fateシリーズ』において基本的なルールは破られること自体がお約束となっており、事実『Fate/Apocrypha』には二騎のルーラーが登場している。大体はアインツベルンのせい。

クラスカードのイラストは長剣天秤を持った正義の女神

召喚条件

「ルーラー」は本来、通常の聖杯戦争で召喚される事は無い。召喚され得る事態は大きく分けて二つ。
一つは「その聖杯戦争が非常に特殊な形式で、結果が未知数なため、人の手の及ばぬ裁定者が聖杯から必要とされた場合」。もう一つは「聖杯戦争によって、世界に歪みが出る場合」である。

「ルーラー」は勝利者が叶えようとする願望にたとえそれが我欲による物であろうとも干渉しない。だが「世界の崩壊を招く」願いは絶対に許容せず、聖杯戦争によって世界の崩壊が理論的に成立すると見做された時点で「ルーラー」は召喚される。

このクラスの選定条件はいくつも存在するらしく『現世に何の望みもない事』『特定の勢力に加担しない事』が分かっている。この条件のため、ルーラーのクラスで召喚されるのは「聖人」と認定された英雄が多いという。
しかし、アインツベルンのルール違反召喚やカルデアでの召喚などイレギュラーなケースにおいてはこの条件が当てはまらないことが多い。

rulerの本来の意味には『支配者』という意味もあるので、などの統治者の英霊(特に「後世に雛形となった」と目される的統治を発案・実施した者)もこのクラスに該当する者が多いと思われる。
実際に『EXTELLA LINK』ではカール大帝が、『Grand Order』では始皇帝がそれぞれ特殊な条件下ではあるがこのクラスで現界した。
なお、治世の方向性の善悪は問わないようで復讐者に相応しい逸話を持ちながら裁定者として呼ばれた英霊が存在する

なお「裁定者」であるギルガメッシュはルーラーの適性を持ってはいないようである。偽の聖杯戦争参戦時の彼曰く「戯け。聖杯戦争における裁定者はあくまで世界の規範に則った中立な天秤に過ぎん。我の裁定には中立性などない。我の歩んだ路と、我が宝物庫に積み上げた財こそが貴様を裁く天秤よ」との事(出典:『Fate/strange Fake⑤』(成田良悟電撃文庫)P74より引用)。
よって裁定者=ルーラーと同義というわけではないようだ。

またホームズやモリアーティがルーラークラスとなっているのには何かしらの重大な理由があるとされる。詳しくは彼らの項目にて。

クラス別スキル

真名看破ルーラーとして召喚されることで、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。ただし、隠蔽能力を持つ相手には幸運判定が必要
神明裁決命令やペナルティを執行するため、管理を担う聖杯戦争に参加するサーヴァントへ絶対命令を下せる特殊な令呪を、全員に対し二画ずつ保有する


クラス別スキルとは明言されていないが現在登場しているルーラーのほとんどは『対魔力』を所持している。
またスキルとしては表記されていないが、10キロ四方に及ぶサーヴァントに対する知覚能力が与えられる。この知覚能力はサーヴァントの生存・消滅を確認するためのもので霊基盤を上回るほどの精度があるが『気配遮断』を持つアサシンの場合、存在することは分かっても具体的な座標を掴むことはできない。

基本ステータス

聖杯戦争の運営役として、戦いに秩序を持たせられるだけの力を与えられているからか、パラメータはおそらく全体的に高い。

筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
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Fate/Apocrypha

聖杯大戦

我が神はここにありて


ルーマニアでの聖杯大戦でルーラーとして召喚された少女。
フランス救国の聖女、オルレアンの乙女。
詳細はジャンヌ・ダルク(Fate)を参照。

第三次聖杯戦争

FA log


冬木の第三次聖杯戦争にてアインツベルンが召喚したイレギュラーなルーラー。
百姓一揆「島原の乱」の指導者である少年。
詳細は天草四郎(Fate)を参照。

Fate/EXTELLA LINK

聖なるかな


部下であるバカ達を率いて西ヨーロッパの統一を成し遂げた覇王。
シャルルマーニュ王のモデルとされる。
詳細はカール大帝(Fate)を参照。

Fate/Grand Order

Epic of Remnant

ホームズ実装


キャスターのサーヴァントであり、カルデアの安楽椅子探偵となった時にクラスチェンジされた。
ロンドンはベイカー街に居を構えた「探偵」の代名詞であり、天才的な観察眼と推理力を持つ。
詳細はシャーロック・ホームズ(Fate)を参照。

Cosmos in the Lostbelt

始皇帝


暴君としての横暴さと名君としての智性を併せ持つ、中華皇帝の源流。
機械の体を手に入れ世界統一を成した「知的好奇心と支配欲の怪物」とされる異聞存在。
詳細は始皇帝(Fate)を参照。

センシティブな作品


古代に存在したとされる邪馬台国を鬼道を用いて統べた女王。謎と神秘に満ちた、日本最古にして最強の巫女。
詳細は卑弥呼(Fate)を参照。

壱与


卑弥呼の後継者にあたる邪馬台国の二代目女王。終末や滅びを司る月夜と宵闇の巫女。
詳細は壱与(Fate)を参照。

FGOまとめ2


とある淑女を依代とする疑似サーヴァント
ギリシャ神話の正義を司る女神、レディ・ジャスティスの異名を持つ。
詳細はアストライア(Fate)を参照。

カレン・C・オルテンシア


とある修道女を依代とする疑似サーヴァント。
キューピッドの起源として知られる、愛と恋愛の神にして伝道師。
詳細はカレン・C・オルテンシアを参照。

MORIARTY


犯罪界のナポレオンの未熟な若かりし頃の姿。悪をもって悪を制す裁定者。
詳細はジェームズ・モリアーティ(ルーラー)を参照。

らぶらぶはぁとヨハンナ


中世ヨーロッパの伝説に登場する女教皇。
歴史上では存在しないとされる奇跡の担い手。
詳細はヨハンナ(Fate)を参照

季節限定サーヴァント

センシティブな作品


2016年水着イベントにてクラスチェンジしたマルタ
夏の海の装いで開放的になったせいか、色々と荒っぽくなっている。
詳細はマルタ(水着)を参照。

センシティブな作品


2018年クリスマスイベントにて登場。
サンタでサンバな4代目サンタ。クリスマスを色々勘違いしている。
詳細はケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕を参照。

センシティブな作品


2019年水着イベントにて登場。
カジノの総支配人と化したアルトリア・ペンドラゴン
3例目の支配者ルーラーでもある。
詳細は水着獅子王を参照。

ダヴィンチちゃんとステくん


2021年水着イベントにてクラスチェンジしたダ・ヴィンチちゃん。自作のメカ恐竜を駆使して戦う。
詳細はレオナルド・ダ・ヴィンチ(水着)を参照。

FGO : 2022_Summer


2022年水着イベントにてクラスチェンジしたスカディ。氷の魚達や大量の水を操って戦う。
詳細はスカサハ=スカディ(水着)を参照。

氷室の天地 Fate/school Life

Fate関連イラスト【プラトン】


西洋哲学の源流を作り出した哲学者。レスラーとしての顔を持つ文武両道の賢人。
詳しくはプラトン(Fate)を参照。

その他適性があると明言されている英雄

登場作品真名クラス
Fate/GrandOrderジャンヌ・オルタアヴェンジャー
モルガンバーサーカー
テスカトリポカアサシン
トラロックプリテンダー


余談

上記の通り、聖杯戦争における中立の審判・調停者という立場であり、分類されている面子も聖職者や祖なる王、探偵といったおおよそ殴りあいとは程遠いイメージを持つ人物ばかりであるがFateシリーズにおける彼らは何故か揃いも揃って武闘派ばかりとなっており、誰が呼んだか「殴ルーラー」。一部型月ファンからは、『FGO』での性能などからゴリラのクラスとさえ評されている。

1騎ずつ見ていくと

  • ジャンヌ:本人の思考が割と脳筋。ゲーム性能面は純防御タイプだが、その耐久性能を盾に単騎で強敵を攻略することもできる。
  • 天草:バスター強化を持ち、相手のバフをひっぺがしながらバスター宝具で殴る。他と比べると脳筋度は低めだが、本人の体は割と隠れマッチョ。
  • マルタ:宝具含めてバスター4枚という典型的なバスターゴリラ。基本的な攻撃手段からして文字通りの殴る蹴る。
  • ホームズ:味方全体を無敵貫通+防御無視+クリティカルで強化し、自身のスキルで星出しと星集中を完備するバリツマン。
  • 始皇帝:宝具効果が強力なクリティカルバフを中心とした自己強化。これを軸にした高火力殴りが主軸になる。
  • ケツァル・コアトル:思考が筋金入りの武闘派。性能は耐久寄りだが、火力バフもクリティカルバフも優秀。
  • アストライア:攻撃バフ、クリティカルバフとスター生産スキルによるクリティカル特化の攻撃タイプ。憑依先の影響でプロレスにも目覚めているバリバリの肉体派。
  • カール大帝:そもそも史実からして異なるタイプのバカ達を率いて戦い抜いたバリバリの騎士王。
  • 水着獅子王:スキル2つと宝具が自己強化の効果を持ち、そのうえ宝具演出がキック。そもそも性格がアルトリア・ペンドラゴンなのでルーラー要素自体が特に無い。
  • 卑弥呼:スキルと宝具で攻撃バフを盛りまくり、馬鹿力を乗せた拳や鏡で殴打する肉体派女王。
  • モリアーティ:本人は知性派だが宝具によりアストライアが更に殴れる様になる名セコンド。
  • ヨハンナ:同じく本人は非武闘派だがモリアーティと同じく他ルーラーを殴らせられるセコンド型。ちなみに別ゲームでのマスターの武器が素手でありトンデモないあだ名持ち。更に別ゲームとその派生作品での合体攻撃の相方が1名を除き武闘派なので本人ではなく周りが武闘派。
と、何かしら高火力を出すための手段があるためゴリラ扱いされやすい。
ただしこれはルーラーというクラスが有利相性を取りにくいという事情があり、それを補うための調整だと思われる。
とはいえ、史実からしてゴリラ思考だったジャンヌ、ヤンキー台詞が隠れないマルタ、ストーリーで人理の未来を殴って決めた始皇帝など性格も基本的に脳筋寄りが多い。

なおホームズはライダーのケツァル・コアトルの絆クエストでルチャ・リブレの対戦相手に指名されたことがある。
何より☆4ルーラー3人を並べて編成すると、どう見ても女子プロレスの興業です。
ルーラーとは一体……(ウゴゴゴ

関連項目

Fateシリーズ サーヴァント エクストラクラス
聖人  審判 中立 戒律

セイヴァー:上司と言えるクラス。

アヴェンジャー:復讐者の英霊たち。ある意味ルーラーの対極に位置づけられたクラス。

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