データ
開催日時 | 2023年8月11日23:00~9月1日12:59 |
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参加条件 | 第1部序章『炎上汚染都市冬木』クリア |
特異点名 | 永久常夏祭壇 ルルハワ ver.2.0 ⇨ 常夏精霊領域 ハワトリア |
脚本担当 | 奈須きのこ(※) |
配布サーヴァント | ノクナレア |
主題歌 | 『The Burn Phase』國土佳音 |
概要
『Fate/Grand Order』の8回目となる夏イベント。公式での略称は「サバフェス2023」。
今回は本作の人気エピソードである、
- 2018年の夏イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』
- 2021年の本編2部6章『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』
の双方を混ぜた形の続編になっており、後者の関連キャラ殆どの水着Ver.を一気に実装するという、思い切った試みが為されている。
無論、両方のストーリーを事前にクリア・把握しておくのが望ましく、後者をクリアしていると一部特殊な演出も追加される。
条件的には初心者のマスターでもプレイできるため、最悪話を二の次に戦力増強のためプレイするのも良いだろう。
あらすじ
カルデアについに訪れた夏休み!
何をしようかとわいわい計画を立てていたマスターのもとに、BBの声が響き渡る。
「あの伝説のスーパーバカンス!サーヴァント・サマー・フェスティバル、略してサバフェス!が帰ってきました!」
サバフェス開催宣言に沸き立つサーヴァントたち。
夏の紳士服に着替えるダンディ黒髭。
自慢の愛刀×3を腰に差すジャンヌ・ダルク〔オルタ〕。
日よけ対策など夏セットを用意するマシュ・キリエライト。
押し寄せる夏の予感に、レポートを書く手も止まらない!
いざ二度目の南国サバフェスへ!
常夏の楽園・ルルハワにて、サーヴァントたちの祭典が再び始まる!
(公式より)
イベントの仕様
「同人誌を作る」点は前回のサバフェスと同様だが、今回はサークル参加ではなく各サークルのマネジメントを行う。
フリークエストクリアにより入手できる食料アイテムを差し入れすることで、サークルの作業が進捗していき、一定のレベルに達すると次のメインシナリオが解禁されていく。
主要人物
新規サーヴァント
レポート提出のため出遅れたマスターと一緒に特異点に赴き、事態の調査にあたる。
一気に水着実装となった面々。それぞれがルルハワの各地で、思い思いの行動を起こしている。
「サバフェス正常化委員会」に属する謎の精霊。
どう見ても妖精國にいたノクナレアなのだが、本人にその記憶はなく別の真名を名乗っている。
霊衣追加枠
マスターの護衛として一緒にレイシフトした円卓3人組。
序盤の騒動により分断されるが、それぞれちゃっかり夏休みをエンジョイしている。なお槍王からは「夏は自重せよ」と釘を刺されていた。
なお、同じく水着霊衣を所有しているベディヴィエールは、実装がなかった代わりに書き下ろし水着姿のパーシヴァルと共に概念礼装として登場した。
海岸にて遭遇した妖精王で、早々に容疑者候補に。
自身は涼やかな態度で面倒から逃げようとするが、結局渋々アドバイスを行う。
グループ一覧
反サバフェス同盟
今イベントの支援対象となる、サバフェス正常化委員会が定めた「アルトリアがジャンルの同人誌以外出版禁止」というルールに反抗したサークル達。
当初はやさぐれてボイコットしていたが、売上が上位に入れば規制を撤廃するという条件の下、同人誌作成を再開する。
実際に規制撤廃が宣言されてからは、かつてのサバフェスのように各々が好きなジャンルで2冊目の作成に取り組む。
- 同盟中心メンバー
元々は「ゲシュペンスト・ケッツァー」に代わるジャンヌ・オルタ主催のサークルで、メンバーは黒髭、タマモキャット、メイヴだったが、規制にやる気を無くして解散。
キャットはレストランの給仕に専念し、メイヴがカルデアに帰還する中、暴飲暴食に走る邪ンヌと黒髭を見かねたマシュと紅閻魔が面倒を見ていた。
マスターと合流後は、サークルとして復帰こそしないがサポーターに回る。
- ヨロシク梁山泊
呼延灼、九紋竜エリザ、黄飛虎、燕青の梁山泊メンバーで構成されるサークル。梁山泊だけに108人の大所帯と銘打っているものの、その大半は名義貸しだけの幽霊部員である。
ヒロインのキャラクター性をどうするかで行き詰まっていたが、「そもそも一つに絞らなくてもいいのでは?」という発想から、108人のアルトリアがヒロインとして登場するラブコメ本を出版する。
2冊目では呼延灼たっての希望により、彼女を主人公とした学園ラブコメ本を出版した。
- ハタオリヤ
ミス・クレーン、ハベにゃん、ヴラド公の裁縫部に、それぞれマネージャーとモデルとして若モリアーティとモードレッドを加えたサークル。
裁縫部のインスピレーションが爆発し、モリアーティが立てたスケジュールそっちのけで次々と衣装だけを作り出している状態だったが、モードレッドにアイドル衣装を着させるというコンセプトを固め、「アイドル・モードレッド」の写真集を出版する。
2冊目ではヴラド公や他のサーヴァントもモデルに加わり、テーマや世界観もより豪華さを増したコスプレ写真集を出版したが、1冊目以上に増した仕事量により若モリアーティの腰もグキッといった。
- カルデアゲーム部
巴御前を筆頭に、水着ワルキューレ6姉妹、茨木童子、牛若丸、平景清のゲーム好きサーヴァントによるサークル。
全員の好きなゲームジャンルがバラバラの上、そもそも同人誌については素人であるため方向性を定められずにいたが、LA作の『人生できるかなゲーム』、黒髭作の『妖精界の村』、太陽王作の『アルトリアクラフト』をテーマとしたよろず合同誌を出版する。
2冊目でもテーマとするゲームの選出に苦戦したものの、関係者との物理的な対話を経て、より各々の趣向が反映されたよろず合同本第2号を出版した。
- 美少年
曲亭馬琴、お路(特異点の魔力が潤沢なため馬琴と分離状態で顕現)、水着北斎、水着アビーに、成り行きで加わったスーパーバニヤンとアイドルえっちゃんで構成されたサークル。なお普段の北斎は前回ひどい目に遭ったため不参加。あと、サークル名はお路の独断。
当初は馬琴の未完成の遺作である『近世説美少年録』の完成を目標としていたが、ジャンル・アルトリア縛りにより路線変更、すったもんだの末、和菓子モチーフの衣装のえっちゃんのコスプレ本を出版する。
2冊目では「より多くのサーヴァントに興味を持って欲しい」というバニヤンの意見を反映し、八犬士に登場人物の演技をさせ、セリフを有志のサーヴァントに吹き替えさせるという手法で作成した近世説美少年録の短編映像作品を作成した。(ちなみに吹替担当の1人がアドリブを求めていたのは中の人ネタ)
- 楽しい保健室
アスクレピオス、ナイチンゲール、サンソン、パラケルススの医務室組に張角を加えたサークル。
アルトリアと医療という全く関連性がないジャンルの差により出版を半ば諦めていたが、人体を測る際の単位をアルトリアにすることにより、アルトリアモチーフのキャラが登場する健康啓蒙漫画を出版する。
2冊目ではアスクレピオスを主人公のモデルとした医療小説を出版した。
- 妖精國カルデア
終盤に発足した第6のサークル。代表は彼女。
その他
今回も主催者を務め、ルルハワを模した特異点を用意したものの、何者かに丸ごと乗っ取られた挙句自身は締め出されてしまう。
やむを得ず、出発の遅れたマスターに事態の調査を依頼する。
- 森林守護騎士連盟UDK
バーゲストが発足した、謎の森林火災等の異常現象からハワトリアの自然を守るレンジャー隊。
スカウトされたのはジャガー、虞美人、カルナ、アキレウス、アタランテで、バカンスの傍ら参加している。
- ホテル・ブリスティン
モルガンが島の西部に建てた高級リゾートホテル。メインイベントとして賞金1億QPの「アースマンレース」を催しており、レース経験のある面々がこぞって出場している。
- テスカトリ・コーポレーション
テスカトリポカ率いる商社で、魅力的なアイテムを高値で売りさばき、即売会前に参加者の資金を搾り取った。だが彼なりに特異点解決のため動いており、主人公達に本来ならどうなるかの未来予知を見せる。
出店の看板に写っているオセロトルが某ネットミーム素材のポーズなのはご愛嬌。
余談
イベント開催の経緯
竹箒日記によると、2022年5月に社長が「配布でノクナレア欲しい」と言い出したことが今回のイベントの発端。
元々2部6章の後日談は無理と思っていた奈須氏は「一番自由な夏イベントなら」と承諾したが、さらに水着のモルガンとキャストリアを描くと言われ、あれよあれよと話が進み、結果的に事実上の続編かつ2部7章並に高カロリーなシナリオとなってしまった模様。
久々のメンテ延長
上記のようなボリュームに加え、開始日がお盆休みと重なったためか、本来13時から5時間メンテナンスを行い18時イベント開始のはずが、さらにメンテナンスを5時間要し、日付が変わる間際の23時開始になった。
マスターたちはこれを「トンチキイベントに組み込まれることを嫌ったオベロンが開始間際に逃亡を図ったせい」とネタ混じりに揶揄したが、『藤丸立香はわからない』の作者、槌田女史がその様子を描いてしまった上、デザイン担当の羽海野チカ女史までコメントした。
現実とのリンク
劇中では火災とそれを食い止める展開が存在するのだが、直近の2023年8月8日(火)にアメリカ・ハワイ州のマウイ島で大規模な山火事が発生しており、間の悪い偶然の一致を一部で騒がれている。