プロフィール
真名 | エリザベート・バートリー(+史進) |
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クラス | プリテンダー |
性別 | 女性 |
身長 | 127cm |
体重 | 29kg |
出典 | 108人のハロウィン・リベリオン!、水滸伝 |
地域 | ハンガリー、中国 |
属性 | 混沌・悪・人 |
好きなもの | 宴会、悪い奴をやっつけること |
嫌いなもの | 悪い奴 |
ILLUST | ワダアルコ |
CV | 大久保瑠美 |
地味に史進とは龍の字が異なる。史進は龍、エリザは竜である。
「ごじ、おおくなりそうね!」
概要
2022年ハロウィンイベント『108人のハロウィン・リベリオン!』に登場するプリテンダーへと華麗にジョブチェンジしたエリザベート・バートリー。レアリティは☆4。
プリテンダークラスの配布サーヴァントとしては初。
今までよりもかなり幼い外見となり、さながら『エリザベート・バートリー・リリィ』とも言える。もちろん英霊エリザベートに中国、ましてや梁山泊と絡む要素など本来は全く存在しない。
その正体は、霊基を損耗したエリザベート・バートリーと「九紋龍」の異名を持つ水滸伝の英雄「史進」が融合したサーヴァントである。
元々はチェイテ特異点に突如現れた謎の悪に対し、はぐれとして召喚された史進と共に戦ったエリザベートだったが、いち早く聖杯を手に入れた彼らに敗北を喫する。
厄介な呪詛を喰らった挙句崖から突き落とされた両者は、霊基が保てなくなる程のダメージを負うが、諦めなかった史進は何とか霊基を補い合うべく二身合体を試みた。
結果、チェイテ城を梁山泊とする「九紋竜エリザ」として、不死鳥のように蘇ったのであった!
そんな不思議が可能なのはエリちゃんだけなので、良い子と良いサーヴァントは真似しないでね。
人物
今年のエリちゃんも豊作だ!10年に一度のエリザベート日和と言えるでしょう。
……という訳でやってきた九紋竜エリザ。
一人称は「あたち」で、ひらがな表記多めの舌ったらずな幼児口調。
天衣無縫、唯我独尊と普通のエリザベートの下地を残しながらも、より無垢だった幼子に戻った為か、天真爛漫、人懐っこいというごくごく普通な少女の愛らしさも兼ね備えた。まさに奇跡の第七エリザベート(メカエリは一つにカウントする)。それでも残酷さが垣間見えるのは、エリザベート故か、それとも九紋龍史進が混在しているせいかは不明。
また、歴代エリザベートと決定的な違いは、アイドルに一切の興味がないこと。歌うことは好きだが、それがアイドルとしてのカテゴリに含まれていない。
史進とは一時的に共闘しただけで、さして仲が良くも悪くもなかったが、強大な敵を前に力を合わせることに。融合した史進も人としての姿を失い、やたらファンシーな竜頭の九節棍と化してしまったが、自意識は残っており喋ることもできるが、負担が大きい。ちなみに史進本人はこの姿を気に入っており、「本当に龍になれた」「カッコいいだろう」と燕青や呼延灼に語っている。
能力
戦闘では、複合された史進の能力や戦法が主となっている。
モーション中では、九節棍を用いた接近戦を主とする。九節棍の竜頭から七色の炎を放射する、プロペラのように操って飛行する、棒のように直線的に伸ばす、騎乗してホッピングする、自身の周りに旋回させて竜巻を起こすなど用途は多彩。他にも、エネルギーを纏った頭突きや掌底も放つ。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | D | D | B | B | EX | EX |
保有スキル
単独行動(B+) | 本来はアーチャーのクラススキル。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。九紋竜エリザは雲のような御方である。 |
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陣地作成(梁山泊)(EX) | 『陣地作成』の変種スキル。九紋竜エリザは、梁山泊を結成するという本来は宋江と晁蓋にしか許されない恐ろしい能力を持っているのだ。第二宝具の影響によって獲得したスキルで、梁山泊以外は決して作れない。 |
鬨の声・梁山泊(EX) | 梁山泊の好漢の力を集結させる特級スキル。実は第二宝具によって呼び寄せられた仲間の面子によって、微妙に齎される能力が変わったりする。 |
極大宴会・梁山泊(EX) | 梁山泊の皆で開く大々宴会を表す。一日中ひたすらに騒ぎ立て、周囲に騒音と歓喜とその他諸々を撒き散らす。スキル的に説明すると、『黄金律』の亜種・反転で、このスキルが発動された場合、周囲にいた者はお金を大量消費して飲食と歓楽に耽る事になる。エリザベートの「ひとりぼっちは寂しい」という想いが、このスキルを構築させたのかもしれない。 |
天微星の羽織(C) | 九紋竜エリザの中心となるスキル。天微星の力を羽織った彼女は、エリザベートであるが同時に九紋龍史進としての力も保有している。幼い姿となったのは鮮血魔嬢としての霊基が定まるより先に天微星としての力を備えた状態である為。有り体に言うと、ごっこ遊びで九紋龍史進になりきっているエリちゃんであった。プリテンダーになったのもこの為か? |
宝具
九大青竜姫・流星天!(ジウロンエリチャン・しゅーてぃんぐすたー!)
- ランク:A−
- 種別:対宋宝具
- レンジ:1~10
- 最大捕捉:30人
「皆殺ちね!」
「多重屈折現象を引き起こすわ!これこそ、ばびゅーん不当の『九大青竜姫・流星天!(ジウロンエリチャン・しゅーてぃんぐすたー!)』!!――梁山泊ばんざーい、だわ!」
後半は何故かひらがなのルビが振られる。
「9回の同時こーげきなのよ!きっと、たじゅーじげんくっせつげんしょうとかよ!」
とエリちゃんは言っているが、実際には梁山泊の仲間たち(これは第二宝具で集めた仲間の分だけ強化される)が残り八回の攻撃を受け持ってボコボコにしているだけである。とはいえ、サーヴァントたちの九回連続攻撃なので、威力は高い。
歴代エリザベートたちが力の象徴として召喚される。誰が呼んだか「オールエリちゃん総進撃」。その様はさながら流星のようであるが、それ故に屋内だと威力が半減するお茶目さもある。
なお、このエリザベート達をよくよく確認してみると、未だプレイアブル実装されていない者までいたり、そもそもエリザベート扱いしていいのか悩ましい人が紛れ込んでいたりする。メタ的には8人分の枠を他のエリザベートだけで補いきれなかったという事だろうが……そもそもサーヴァントによっては衣装違い(別バージョン)すら無いという者も少なくは無い本作において、9人分もの同一人物なサーヴァントを未実装まで含めれば補えるという時点で色々おかしいのだが。
再結成梁山泊・好漢大募集!(みんなあつまれ、あたちたちのすいこでん!)
- ランク:EX
- 種別:対宋宝具
- レンジ:1
- 最大捕捉:108人
ハロウィンイベントのきっかけとなった、あまりにも限定的過ぎる特殊宝具。
この宝具が発動したために、エリちゃんとマスターは、108人のサーヴァントを集めて梁山泊を結成することになる。カルデアから非常にサーヴァントたちが召喚されやすくなるが、場所はチェイテ城周辺かつ九紋竜エリザでなければ発動できないため、例外的な使い方はできない。
もしかするとこの宝具は存在せず、ただの気のせいだという恐ろしい可能性すらあり得る。
でもエリちゃんは信じているのだ。呼びかけに応じてくれる優しいあなたがいる、ということを。
ゲーム上での性能
全体を支援するスキルと全体攻撃宝具を併せ持つサポーター兼アタッカー。
スキル1は味方全体に攻撃力アップに加えて、対象の属性によって異なるバフと『梁山泊』特性を付与するという特徴があり、属性バフは同時期に実装された黄飛虎と比べて効果が小さい代わりに味方全員に効果が及び中庸属性も対象になる。
スキル2は対象が『梁山泊』とかなり限定的だが、スキル1の後に使う事で実質全体NPアップとして機能する。少々変則的な仕様だが配布サーヴァント初の全体NPアップ持ちである。
※ なお九紋竜エリザ、燕青、呼延灼ら梁山泊の関係者は自前で『梁山泊』特性があるのでいつでも恩恵を受けられる。
関連人物
梁山泊の同志達。特に呼延灼とは「大嫌い」と言ってしまったこととそれで嫌われてしまうかもしれない事を敗北よりも深刻に思う等、仲が良い。
たくさんいる自分にやや困惑するが、「エリザの可能性は無限大」と肯定した。
挨拶した際にストレスの余り胃薬を欲しがる彼女を「大人って大変なのね」と心配した。
契約したマスター。「お兄ちゃん/お姉ちゃん」と呼ぶ。
幼児化した影響で、かなり懐いている。
余談
- 2022年10月14日に配信された『Fate/Grand Order カルデア・ラジオ局 Plus』#301によると、成長前のエリザベートということで一人称は「あたし」「わたし」「あたち」と3パターンほど候補があったが、収録現場にいた奈須きのこを含むスタッフたちが実際に聴いて「あたち」に決定したらしい。
- 2023年のフェスのステージ「キャラクターピックアップトーク ~イベントサーヴァントの宴~」(歴代配布サーヴァントについて語るステージでMCを大久保氏が担当でボイスの裏話が出た際は登壇キャストを含めてお気に入りの配布を選んでトークしていて、氏が選んだのが九紋竜エリザだった)にて、氏がボイス収録の際の裏話としてスタッフに宝具演出に出てくるエリザ全てにボイスを付けたらどうかと提案したがカーミラが居るため、やるなら田中敦子氏を呼ばなければいけないと言われ断念したと語った。
- さらに開発スタッフからのコメントでは宝具演出で登場するエリザベートJAPANは奈須きのこ氏から「エリザベートJAPANも入れてほしい、なんとか入れてほしい」という無茶ぶりがあったとのこと。他のエリザベートシリーズはバトルキャラの立ち絵があるが、エリザベートJAPANは無かったため作画的な意味では実質1キャラ分さらに作ることになったという。