よーし、いいか、俺たちはカリブの海賊 誇りも命も全ては海においてきた!!
いつも通り、奪い、犯し、殺す。ただそれだけだ!! いくぜ野郎ども!!
プロフィール
真名 | エドワード・ティーチ |
---|---|
性別 | 男性 |
身長 | 210cm |
体重 | 114kg |
出典 | 史実 |
地域 | カリブ海 |
属性 | 混沌・悪・人 |
ILLUST | Bすけ |
設定担当 | 東出祐一郎 |
CV | 西前忠久 |
乗船する船の名は『女王アンの復讐号』。
概要
「Fate/Grand Order」に登場するライダーのサーヴァント。レアリティは☆2。
恐らく世界でもっとも有名な大海賊であり、海賊としてのイメージを決定付けた大悪党。
カリブ海を支配下に置き、酒と女と暴力に溺れ、莫大な財宝を手に入れた。
メインシナリオでは、第1部第三章「封鎖終局四海オケアノス」にて敵側のサーヴァントとして立ちふさがる。
前半のボスであり、おちゃらけながらも味のあるキャラとサーヴァントとしての意外な強さから人気がある。
真名
「さあ、黒髭様のお通りだ!」
大航海時代が終わった直後、海賊時代が幕を開けた。
植民地貿易で繁栄する船を一度略奪すれば、巨万の富が手に入る、そんな時代に黒髭――エドワード・ティーチは産声を上げた。
エドワード・ティーチが本名なのかどうかは定かではなく、海賊になる前の素性も明らかになっていない。ともあれ彼は海賊として身を起こし、瞬く間に大船団を作り上げた。
一般の船人だけでなく、他の海賊たちですら黒髭を恐れたという。
豊かに蓄えられた髭には、ところどころに導火線が編み込まれていて、爛々と光る目はまさに地獄の女神そのものだったとか。
たまに気まぐれで部下たちにも牙を剥き、それ故に部下たちも彼を悪魔の化身と恐れた。
だが現世は栄枯盛衰で盛者必衰、黒髭の海賊団も次第に追い詰められていく。
軍の奇襲を受けた黒髭はわずかな部下たちと共に果敢に迎え討った。
二十箇所の刀傷、五発の銃弾を受けても憤怒の形相で戦い続けたが、銃の装填中にとうとう力尽きて斃れたという。
……そんな黒髭も今では立派な全方位オタクです。本当にありがとうございました。
人物
前述の様にすっかり日本のオタク文化に染まってしまい、生前の人格はともかく、召喚された時には所謂「キモオタ」と呼べるほど酷い状態になっている。
一人称は「拙者」で口癖は「デュフフフフフ」と笑う、ステレオタイプのオタク口調で喋るのが特徴。
同人誌と美少女大好き。基本攻めだが、攻められるのも大好き。
聖杯への願いも「ハーレム作りたーい!」。
純愛を求めるロマンチストな癖にやるときはやるタイプのようで
「なにね、男ってのは手に入っちまったお宝にはめっきり欲が失せるもんなのよ。
でもなぁ、俺はとにかく面倒事は嫌ぇだからよ!あんまり高嶺の花すぎてもゲンナリするワケ!
できるかぎり近くにあって、手が届きそうで届かない。そういうお宝が良いんだわ……。
……って思うじゃん!?ヴァーカそれじゃ一生手に入らないっしょ!
陵辱がナッシングでしょ!なんかいいカンジに関係を築いたところでガーッといきたいの海賊的に!
それでこそ最高のエンタメってもんでしょ!?石橋を渡ってもつまんないンですよ!」
とは本人の弁、筋金入りのHENTAIである。
ただしオタク気質も生前からのものだったらしく、日本のオタク文化に触れて悪化しただけであることが登場サーヴァントの公式プロフィール集にて明かされている。
生前はあまり女性には不自由していなかったようであるが、その誰もが彼の財産目当てだった。
それゆえに彼は純粋な恋愛に飢えているのだが、現実的にそれは叶わないと悟っているため召喚されてからは自分を主人公にした同人誌制作にも興味を示している模様。
真実の愛はネットの海にしかないと開き直ってしまったことが窺える。
ちなみに彼の発言から、他の高名な男海賊たちとはオタ友である疑惑が浮上している。
幕間の物語では、レイシフト先で海賊達が自慢のお宝を持ち寄って奪い合う『パイレーツマーケット』、略してパイケットにドレイクの裸婦(ラフ)画集をゲットするべく本気モードで参戦するというメチャクチャをやらかす(記事上部のセリフはこのストーリー中で発せられたものである)。ちなみにこのクエスト、『禁断の頁』の入れ食い回なのだが、禁断ってそういう意味じゃねぇから!
この様に傍目からはかなり低俗にはっちゃけた人物だが、ひとたび海賊としての一面を見せれば普段からは考えられないほどの覇気とカリスマ性をまとう。
普段のキモオタ路線な言葉遣いも演技半分なところがあり、いざシリアスモードになると一人称が「オレ」になり言葉遣いもガラリと変わる。
ちなみに、『封鎖終局四海オケアノス』では言葉はふざけていながらもエウリュアレに魅了された部下達を躊躇無く処刑したり、逆に前述の自身の幕間では言葉遣いこそ大海賊に相応しいもののやってる事は裸婦画集ゲットと、一部で言動が一致していないような節が見られるが、ドレイクの幕間では彼女を裏切ったトマス・ドウティを尋問した際には一切のおふざけが無い完全なシリアスモードを見せた。
そして一見隙だらけに見えて自分の不利になる状況を決して作らない、深慮遠望の利く切れ者でもある。
ギリシャ神話にてトロイア軍最強の戦士にして軍師と名高い英雄・ヘクトールをして、「死ぬ直前まで寝首をかく隙を見つけられなかった」「愚者を演じる知恵者」と高い評価をされていた。
イラストを担当したBすけ氏のサイトではそんな海賊としての黒髭を拝むことが出来る。
海賊らしく使えなくなった部下を躊躇なく始末するといった冷徹さや残忍さを持つが、その一方で真剣に好意や敬意を向ける相手には素直になれないツンデレだったりする。
また、どこまでが演技なのかは定かではないがキモオタモードの時は比較的人当たりのいいオタクの兄ちゃん、という感じで接してくる。
子供には優しいという一面も。決してロリコンだからというわけでは(ry
能力
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | B+ | A | E | D | C | C |
クラススキル
対魔力(E) | 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。 |
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騎乗(-) | 騎乗スキルは「嵐の航海者」により失われている。 |
保有スキル
嵐の航海者(A) | 船と認識されるものを駆る才能。集団のリーダーとしての能力も必要となるため、「軍略」、「カリスマ」も兼ね備えた特殊スキル。カリブ海で最も恐れられた海賊である黒髭は極めて優れた船乗りであり、図太く立ち回った。恐れられたんだってば。 |
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海賊の誉れ(B) | 海賊の独自の価値観から生じる特殊スキル。低ランクの精神汚染、勇猛、戦闘続行などが複合されている。部下に何の前触れもなく暴力を働く一方で剣林弾雨に向けて猛然と突進する勇猛さを持つ。 |
紳士的な愛(C) | 詳細不明。女性サーヴァントに対して大きな回復支援ができるようになったためにより器用になった。なお、一部の性別不明サーヴァントに対しても効果が及ぶ(後述)。 |
宝具
アン女王の復讐(クイーンアンズ・リベンジ)
- ランク:C++
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~20
- 最大補足:300人
行くでござる行くでござる! クイーンアンズ・リベンジ! んんwww 一方的ですぞwwww
黒髭が実際に乗船していた船。もともとはフランス船であったが、これを略奪した黒髭によって『アン女王の復讐』と名付けられ、海賊船となった。
敵船にまず40門の大砲を打ち込み、その後で低級霊となった部下たち(名はなく、「黒髭の部下」としか本人たちにも分からない)と共に猛然と襲いかかる。
奪い去る、ということに特化した怪物船。
その圧倒的な暴力は数多の宝具でも極めつけだろう。
また、この船は海に限ってならば『常時展開宝具』として顕現する。空や陸も進むことができるが、その場合は魔力を大量に消費する。
更にこの船は、搭乗している乗組員の総戦力が上がるほどに、船自体の性能が強化されるという特性を持つ。
黒髭以外に同乗しているサーヴァントが多い程、攻撃力や耐久力がどんどんと向上していく為、聖杯大戦や『Grand Order』のような、サーヴァントが大量に仲間として運用出来る状況でこそ最大の効果を発揮できる宝具と言える。
ゲーム上での種別はBuster。効果は【敵全体に強力な攻撃&低確率でチャージ減少+スター獲得】。
…何気にドレイクの宝具とは効果がちょっと似ている。
ゲーム上での性能
カードバランスはドレイクと同じくセイバー型の変則タイプ。
船乗りと知られるライダーのサーヴァントによく見られるため、俗に「船長型」とも呼ばれる型で《Quick:1/Arts:2/Buster:2》と扱いやすい。
所持スキルが1ターン宝具威力&味方攻撃力UPの「嵐の航海者」(A)」、自身の攻撃力を3ターンUP&ガッツ状態(HP0になっても一度だけ復活)付与の「海賊の誉れ」(B)(ただし3ターン弱体耐性DOWN)と優秀。
ステータス自体はHPが低め、ATKはそこそこといったところだが、スキルレベルを上げれば低レアながらもいい働きをしてくれる。特に「海賊の誉れ」に付随するガッツ効果は無期限の1回分なので、攻撃UPついでに発動させておくと保険として役立ってくれる。ただし復活時のHPはスキルレベルを上げても“1”で固定されているので要注意。
宝具は上述通り。
低確率だがチャージダウンの効果が付随しており、敵の必殺の一撃のタイミングを遅延させる地味ながら強力なデバフ効果を有している。ただし、複数のエネミー相手だとチャージ攻撃のタイミングがずれてしまうなどの弊害もあったり。
Artsが2枚あるおかげでそこそこ回転率も良く、スキルによってチャージを加速させるキャスターや、もともとチャージの短いアーチャー相手に妨害工作が可能。ただしアーチャー並みにチャージの短いアサシンが、自身の弱点というのがちょっと悔しい。
スター獲得で得られるスターは5個だけと心許ないものの、宝具自体が多段ヒットで星を生むため合計獲得数はそこそこ。
後に宝具強化が実装され、素の威力・チャージ減少確率・スター獲得数がそれぞれアップした。
黒髭の「紳士的な愛」
1周年記念の強化クエストにて第3スキル「紳士的な愛」を習得。スキルLv.1の時点でPT全体を1000~最大2000回復するという中々に便利な能力を持っているが、女性サーヴァントであれば追加で同数値の回復がもう1回入る、つまり女性の回復量が2倍になる(最大4000)という破格な性能となっている。
なお、各性別の特攻等を受けない性別不明のシュヴァリエ・デオンやアストルフォ、エルキドゥも回復2倍の対象となる。
ただし、蘭陵王やパリスといった見た目が中性的でもマテリアルで明確に男性と記載されてるキャラは回復2倍の対象には入らないので注意されたし。
他には、アルテミス(オリオン)や坂本龍馬(&お竜さん)などといった女性が一緒にいても本体が男の場合は回復2倍の対 象 外になるので注意。
カップル全員NGではなく、あくまで霊基本体が男だった場合なので彼氏の頭蓋骨に乗ってる彼女や彼氏の名前を付けたシロクマを連れてる彼女などにはしっかり二倍回復が適用されるのでご安心を。
これにより、ティーチ以外を女性サーヴァントにするだけでその効能を余すことなく発揮でき、攻撃だけでなく全体回復まで行えるレアリティ詐欺と呼ぶに相応しい性能を持つことになった。
聖杯を使わずにハーレムも完成できるというティーチにとって願ったり叶ったりの状況となる。
無性のエルキドゥは実装当初は不具合により紳士的な愛の対象から外れていたのだが、約2週間後に不具合が修正され、効果対象になった。その件について「黒髭氏は2週間の熟考の末、エルキドゥもおKと判断した」とネタにされることがある。
さらに第2部第三章の実装時にこれら中性サーヴァントが紳士的な愛の対象から外れる不具合が発生し、この時には黒髭を心配するマスターが多く出た。お前らは黒髭の性癖に対する信頼が篤すぎる。
こちらは数日のうちに修正されたが、2部三章では中性的な美貌を持つが男性の蘭陵王と性別の概念すら超越した始皇帝(性別:朕)が登場したため、「蘭陵王および始皇帝はアリなのかを考えるために一度思考をリセットした」、「蘭陵王に性癖を揺るがされた」とネタにされることになった。
なお蘭陵王、始皇帝共にナシだった模様。
さらに新たな性別不明サーヴァントとして魔王信長が登場。こちらは再臨によりいつものノッブの姿の「織田信長」→少年姿の「吉法師」→長身の美女「魔王信長」と変化するのだが、全ての姿に「紳士的な愛」が反応する。
第2部第五章後半にて男性と女性の2人で1つのサーヴァントであるディオスクロイが実装された。彼(&彼女)らはゲーム上は性別「なし」の扱いであり、性別不詳組と同じく男性・女性に対するあらゆる追加バフや魅了・特攻などが対象外であったのだが、黒髭の紳士的な愛にはしっかり対象内であった。
同時に実装されたカイニスも、性別不明者のサーヴァントと同様に各性別特攻のスキルの効果は受け付けないものの、彼/彼女は人格はほぼ男性だが肉体は完全に女性であるためか、こちらも紳士的な愛の対象内である。
その他の作品
Fate/requiem
聖杯トーナメントの解説役にモブとして登場。
紹介されるや否や、会場一杯のブーイングが飛び交うのは流石というべきか……
関連人物
自身より200年前に活躍した女海賊。黒髭は終始「BBA」と呼んでおちょくった態度で接するが、「憧れた大海賊」として本心では尊敬している。本人によると、「拙者がジョナサンならば、BBAはDのつく吸血鬼、拙者がジョセフならば、BBAはイタリアのナンパ師、拙者がモッツァレラチーズならば、BBAは輪切りのトマト」とのこと。
三章における退場時、黒髭はそれまでのふざけた態度から一変して、彼女に対して本当の気持ちを吐露しながら消滅している。
また、下記するバーソロミューがドレイクと親しくしている所を目撃した時は無言で刃物を持ち出している。
百合もイケる口なので彼女らに対しても高評価。勿論向こうからはキモがられロクな扱いを受けていないが、海賊としての格は認められている。
prprの対象。ただし、三章における彼女の重要性にも気付いていた模様。
黒髭の死後活動し始めた同業者で、英霊となってからはオタク趣味仲間。無法者らしい野蛮さを突き詰める事で名を挙げた自身とは対照的なスタイルの持ち主。
向こうはガサツで単純な所を羨ましいと言いつつ、そこが海賊の品格を落としかねないと嘆いている。
- ジョン・ラカム
公式・二次創作共に、オタク仲間として仲良く描かれていることが多い。
船乗りは好きらしく黒髭のような海賊でも全然ウェルカムと、黒髭に対して珍しく好意的な印象を持っている人物なのだが……当の本人はというとロリババアだの合法ロリだのと騒ぎまくっており、煩わしく思われたのか豚に変えられた上に厨房の氷室に吊るされてしまうのであった。
他作品でも共演している辺り相性は良いもよう。
彼女の幕間2にて、戦闘フィールドが船であること以外完全に関係無いはずなのに、サポートサーヴァント欄に普通に入り込んでいた。
どういうことなの。
実は生年が一緒(実際の黒髭の正確な生年は不明だが、Fate世界では1680年説が採用されている模様)。
なので彼女からは半ば同い年扱いされているようで、向こうから愛称呼びしていいかを確認された際、痙攣・出血するまで壁に頭突き・笑顔でお断りのコンボをかました。
ちなみに、彼女はその件に言及した際、「同じ海を知る人」という(我々視点では)かなり不吉な記述も残している。
彼の幕間にて、イケメン揃いのカルデアサーヴァントの中でもその度を越したスーパーイケメンぶりに何か穴があるはずだと一日中尾行。結果「ときめき回路黒髭廻天迷宮」と自らもときめく事態(イベントCG化)に陥り、心までもイケメンと認めるに至った。以降、蘭陵王が何かする毎にどこからともなくロマンチックイベントCG専用BGMを流している模様。
その他
期間限定イベントでも、コメディーリリーフとして結構な頻度で登場しており、だいたいいつもの調子で場をひっかきまわした末に、塩対応でケチョンケチョンにされ退場していくのがお約束。
その存在が匂わされただけで場がギャグ空間と化す、ある意味での芸人体質がすっかり板に付いてしまっている。
そして2016年4月に開催されたFGOイベントでは、彼が最終再臨で着用しているどこかで見たことのあるデザインのTシャツがイベントグッズで最高売り上げを樹立してしまった。
宝具にして生前の持ち船である『アン女王の復讐』は二隻存在し、初代はガタが来た際に一部の使えない部下達ごと無人島に廃棄しており、二代目は生前の黒髭当人が落命する半年ほど前に座礁・沈没した。
更に、実は我々がいるこちら側では二代目がまだ現存しているようで、1996年に発見されている(沈没船に対して『現存』という表記が正しいかどうかはこの際置いておく)。また、船内からは恐らくチャールズタウン封鎖時にサウスカロライナ等で彼らが入手したと思しき数多くの医療品が発見されており、前述のスキル「紳士的な愛」はこれが由来ではないかと推察されている。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder ライダー(Fate) サーヴァント
海賊 黒ひげ オタク/キモオタ ギャグキャラ やる時はやる男 どうしてこうなった