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イアソン(Fate)

いあそん

イアソン(Fate)とは、Fateシリーズに登場するキャラクターである。
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安心してほしい。私は君を優遇し、使ってみせる
私……オレと共にいる間だけ、君は化け物じゃあなくなるよ

概要

イアソンとは、Fateシリーズに登場するキャラクターの1人。
ギリシャ神話におけるアルゴー船を率いた英雄。コルキスの王女メディア夫。
その存在は『Fate/stay night』及び、続編『Fate/hollow ataraxia』にて言及されていた。

Fate/strange Fake』のエイプリルフール企画版では、プレイヤーが召喚出来るサーヴァントの1人としてペルセウススカアハと共に名が出ていた(※ただし非公式設定)。
そして当該作品の小説版第3巻60・61ページのとある人物の回想シーンにて、彼と思われる「高慢な態度が特徴的な、金髪の男」の台詞が登場している(記事上部の台詞はその一部を抜粋したもの)。


Fate/Grand Order』のメインシナリオ第1部第三章「封鎖終局四海オケアノス」にて遂に正式登場を果たすものの、プレイヤーサーヴァントとしての実装はされず、もっぱら主人公たちの敵として振る舞う。

「『契約の箱』に神霊を生贄に捧げれば大いなる力が手に入る」と唆され主人公達と対立するが、ヘラクレスやヘクトールなど配下を次々と撃破されて追い詰められ、味方であるはずのメディア・リリィの手により、魔神フォルネウス召喚の依り代にされてしまう。
プレイヤー側がこれに勝利すると、もはや虫の息のイアソンは、メディア含めた周囲に恨み節を撒き散らしながら消滅していった。

一方、終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では、上記の醜態を濯ぐチャンスだと主人公側の連鎖召喚に便乗する形で協力。本人なりの意外な奮闘を魅せ、プレイヤーや関係者から少しだけ見直された。

真名

伝説によると旱魃と疫病を食い止めた事から、名前の由来は「癒す者(イーアーソン)」。
ギリシャの女神ヘラの加護を受けてイオルコスの王の子として生まれるも、叔父ペリアスに王の座を奪われ、ケイローンに預けられてその弟子として育つ。

その後ペリアスとの「コルキスの宝である金羊の皮を持ち帰れば王位を認める」という約束を果たすべく、ヘラクレス、双子のカストールとポリュデウケース、リュンケウス、ペレウス(アキレウスの父)、オルペウスら50人の勇士とアルゴノーツを組織し、巨大船「アルゴー号」に乗り込み金羊の皮探索のでに出た。

数々の冒険の果て、目的地コルキスにて、ヘラの呪いによってイアソンに魅了された王女メディアと、彼女が祖国を裏切って献上した金羊毛を手に入れたイアソンだが、ペリアスは嘲笑と共に約束を反故にする。
彼はこれに対する報復として、メディアの魔術で誘い出したペリアスとその三人の娘を自滅させる形で殺害、ついに王位に就いた。しかし、民衆にその事が露見したことにより、イオルコスを追われる破目になる。

その後、コリントスにて王女グライアとの婚姻を持ちかけられた彼は、メディアの秘めた残虐性に恐怖を感じていたことも有り、迷いもなくメディアとその子供を捨て、グライアと結婚することを決める。
しかし、長年の冷遇とその果てに待ち受けた裏切りの結末にメディアは激怒。婚姻の日、燃え盛るグライア王女と共にコリントスは滅亡し、イアソンはまたしても放浪の身となるのであった。

彼は放浪の末、アルゴー船の残骸の傍らで過去を懐かしみながら寝ていたところ、その下敷きになって死んだという。華々しい冒険を成し遂げながら、その末路はあまりに悲惨で寂しいものであったと言えよう。

人物

ぱっと見は爽やかな印象を与える金髪の青年だが、ギリシャ神話にその名を知られた英雄とは思えないほど人格面に問題があるゆがんだ性格が見受けられる。

尊大で他人の力を自分のものだと都合良く解釈してすぐに調子に乗る、少しでも都合の悪い状況や想定外の状況になるとすぐに取り乱して狼狽えたり癇癪を起こす、誰に対しても上から目線で傲慢不遜な態度を取り、恩師や仲間に対してさえ気分や状況次第で平気で暴言を吐く、などというろくでもない人物であり、その人物評は「小物臭い」「人間のクズ」という言葉に尽きる。

ただ、ノブレス・オブリージュの精神をもっていて自分自身のやるべきことを弁えており、かつ自分がやろうとしていること自体はそれなりには筋が通っている。
上記の様に捻じれた性格は、王子でありながらも国を追われ続けた彼のコンプレックスの裏返しとも取れ、本来の望みも『自身が王となり、国民すべてが満ち足りた平和な理想郷をつくる』というもので、腐っても英雄という側面も持ち合わせている。

尤も、そういう本人の眼がどうしようもなく曇っており、メディアからは「平和を願う心が本物でも、魂が絶望的にねじれているので決して理想の王にはなれない」「図に乗るほど滑り落ちていく」と評されているのだが…

アタランテ曰く戦闘能力は皆無。生前も戦った事は一度も無く、戦うそぶりすら見せない。ただしアルゴー船の船長をこなすだけの「カリスマ」と操船技術だけは怪物レベルらしい。
これらの点から、明言されてはいないがサーヴァントとしてのクラスはライダーであると思われる。

また、彼なりの表現のおかげで誤解を受けそうではあるが、アルゴノーツのメンバーには大きな信頼を寄せている。特に、ヘラクレスに対しては、その規格外の能力に対して極めて高い評価をしていた。
Fateファンの間ではその尊大な性格と、酷薄と信頼が入り混じりそのどちらにも傾きうる精神性が間桐慎二を想起させ、「成功しかけたワカメ」などと呼ばれることもある。


事実後に実装されたコラボイベント「プリズマ☆コーズ」では、数々の策略で主人公たちを追い詰める一方、感情の起伏が激しいメディア・リリィを制御し、道理をわきまえるなど策士としての側面を垣間見せた(ただし、調子に乗るとお仕置きされるが)。

更に『時間神殿』の決戦では、自分らの勝ち目がほぼない事に参戦後気づき、自棄になってたところ英雄としての気質が発揮。
それまでプレイヤーが見てきたイアソンの人物像からは、自身の保身に走って逃げてもおかしくないとさえ思われていたが、なんと「アルゴー号を自分一人で動かして敵陣に突入して自ら囮になる」作戦を指示。
残る戦力メンバーもバラバラに戦うのではなく、ヘラクレスの強化とその露払いにのみ全力を注げと、できそうでできない最も有効な手を思いついて実行に移す指揮官としての底力を垣間見せた。

このことから、「言いなりにならず、かと言って見捨てもしない抑え役」がいることで初めて真価を発揮できる英雄だとも言える。結局生前はその両方を満たす仲間には恵まれず、HFの慎二の様に、己が資質を腐らせて破滅していった。

なお、メディアの子供の頃の性格が「あまりにも純真すぎてとんでもないサイコ」だと明らかになった後は、「メディアをあそこまで現実的な女性に成長させた」という点において、(過程や結末はともかく)評価に値するとロマンから評されている。

関連人物

妻。ヘラの頼みで女神アフロディテがかけた呪いにより、盲目的にイアソンを愛すが、最後に裏切られた。
ただし、リリィは「ピンチの時ほど冴え渡ってカッコイイ」と一定の評価をしており、大人の方も終局特異点での彼の奮闘を見て「英霊に至ってからあなたに感心させられる日が来るなんて」「帆の使い方ならヘラクレス以上の天才」と述べる等、ある程度の評価はしている。

「誰にでも尊大で上から目線」「癇癪を起す」「小心者で非常に屈折した性格」などなど共通点を上げるとキリがないくらいによく似た人。
さらに一部のルートでは悲惨な最期を辿ってしまう為、この点もイアソンと似ている。

アルゴノーツのメンバーである大英雄。見下してはいたものの、イアソンは彼の絶対的な強さを信頼していた。

幼少期に師事したケンタウロスの大賢者。ただし彼の教室を「馬蔵」よばわりするなど、快くは思っていなかった模様。更に『strangefake』第4巻によると、イアソンはケイローンの教えを"忘れた"らしい。
因みにFGOでのケイローンのマテリアルにはイアソンのコメントが書かれてあるが、曰く、「まあ俺くらいになると、ああいう、簡潔でわかりやすい授業というのはむしろ耳障りでね! 地雷女に引っ掛かったときの対処法くらい教えて欲しかったさ!」とのこと。素直ではないが一応教師としての質は認めている。

FGO第1部第三章で共演し、終章の最終決戦でも援軍として共闘。魔神柱相手にイアソンが見せた破れかぶれの底力を、『どうしようもない所まで追い詰められたら英雄になるとかうちの愚弟そっくりだ』と評した。

直接的な面識もなく媒体も違うが、見た目も性格もメディアに対する態度も似ている(初出はあちらのほうが先)。後々の作品で一応のフォローをされるのも共通。

『strangefake』繋がり。イアソンが上記の様に「成功しかけたワカメ」と呼ばれているのに対し、こちらは「成功した慎二」と称されている。

関連項目

Fateシリーズ サーヴァント 船乗り ダメ人間

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