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ベディヴィエール(Fate)

べでぃゔぃえーる

TYPE-MOONによるメディアミックス作品『Fate/stay night』の登場人物。
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――見ているのですか、アーサー王。
夢の、続きを――

プロフィール

真名ベディヴィエール
クラスセイバー
身長187cm
体重88kg(10kg以上は銀の腕による)
出典アーサー王伝説
地域イギリス
属性秩序・善
Illust天空すふぃあ(FGO)
CV能登麻美子('06TVアニメ)、三木眞一郎(PS2)、真殿光昭(vita)、宮野真守(FGO、GoA)
舞台版演者佐奈宏紀

※プロフィール、能力、スキル、宝具などはFGOによる。
登場作品により設定の相違が見られる為、実際にはこの限りではない。

概要

Fate/stay night』に登場する円卓の騎士の1人。
アーサー王を尊敬し、一介の騎士から側近にまで昇格した努力家
多くの者が王の誠実さに恐れをなしキャメロットを去る中、「王の人としての笑顔が見たい」と最期まで付き従う。なお、アーサー王が女性である事は最期の瞬間まで気付いていなかった。

人物

ブロンドの髪を結った端正な容姿の美青年。面長で目付きが鋭く、男性らしさと女性らしさが混合した独特の外見をしている。
円卓一の人格者にして常識人。誰に対しても敬意を払い、やや天然で嘘が付けない性格。人並みに死への恐怖・敵への恐怖に震えながら、守りたいもののために奮い立つ青年。臆病ではあるが卑怯ではない騎士。

人を超えた英雄たちの集う円卓の中にあって「ただひとりの人間」としてアーサー王に仕えた。
多くの騎士がアーサー王を「完璧な統治者」と崇め畏怖する中、彼は「そんな王にも笑みをこぼす時があるはずだ」と、その瞬間を見るためだけに仕え続ける。
しかし、王は一度として自身のために笑う事はない。かの王が笑みを溢すのは、いつだって誰かの幸せを思ってのものだった。それでも彼は忠義を尽くす。あの夕暮れに見た王の微笑みを代え難いものだと思ったから。

真名

FGOログまとめ


円卓の騎士の末席。隻腕の騎士ベディヴィエール。
隻腕ながら、優れた将軍であると同時に卓越した剣技を持つ騎士でもあったとされる。
華々しい他の騎士たちとは違い、彼には取り立てて伝承は残っていない。本人もその自覚はあるものの、いつかの王が己に説いた言葉を信じ、円卓の騎士として忠義を尽くす。

能力

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香ABA+CBA


保有スキル

対魔力(B)魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。
騎乗(A)乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。Aランクで幻獣・神獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。
軍略(C)多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
冷静沈着(B)詳細不明。自身のNPを増加&精神異常耐性UP(3ターン)
守護の誓約(B)詳細不明。味方全体の防御力UP&弱体耐性UP


宝具

剣を摂れ、銀色の腕(スイッチオン・アガートラム)

レプリカ


  • ランク:C
  • 種別:対人宝具
我が魂喰らいて奔れ、銀の流星!

ケルトの戦神が用いたとされる神造兵器の模造品。
とある使命を果たすため、花の魔術師マーリンにより与えられた。その正体・本質はヌァザのそれとは異なる物である。常時発動型の宝具であり、真名解放「一閃せよ、銀色の腕(デッドエンド・アガートラム)」によって対軍殲滅攻撃を行う。

ゲーム内での種別はBuster。効果は【自身のバスター性能UP&敵単体に超強力な攻撃】。
演出は、銀の腕が金色の光を纏い、その一閃を以て敵を手刀で両断する

登場作品

Fate/stay night

アーサー王ことセイバーの最期を看取り、その命に従い聖剣を湖に返却する、Fateルートの幕引き役。
設定は原典とほぼ変わっておらず、アーサー王の側近の騎士。ただし、隻腕ではない。義手の可能性もない事はないが、外見上は両腕がある。左手でエクスカリバーを、右手で馬の手綱を握れており、少なくとも隻腕によるハンデは特にない。

コハエース

同僚の黒いの白いのが残念な分、まともさが円卓一際立つ人。桜セイバーに斬られた死に際でも、王の主演するアニメの宣伝を忘れない。

ちびちゅき!

剣道部員。息子共々、なかなか顔を出さないセイバーをオロオロしながら待つ。唯一胴着を着ているところに律義さが表れる。

Fate/Grand Order

セイバーサーヴァントとして実装。レアリティは☆3。
ビジュアル面ではかなり童顔になっており、髪の色や衣装なども若干異なる(担当は武内氏ではなく子ギルのイラスト担当の天空すふぃあ氏)。本作では片腕が一目で通常とは異なる事がわかるビジュアルになっている(※)。
第六章クリア報酬にて獲得できる。

メインシナリオでは第六章「神聖円卓領域キャメロット」に登場。キーパーソンを務める。
エルサレムの地が円卓エジプト山の翁三すくみに陥る中、獅子王として君臨するかつての主に拝謁するため、魔術師マーリンにより特異点へ送られる。
序盤は「ルキウス」という偽名を名乗り、主人公たちとは砂漠を放浪中に遭遇。手助けするものの、その後は仲間になることなく言葉少なに立ち去る。獅子王によってエルサレムの跡地に築かれた「聖都キャメロット」で開かれる「聖抜の儀」に立ち会った際、ガウェイン率いる粛清聖騎士団と諍いを起こした主人公と再会。目的のためだけに動いていたはすだったが、苦境でも立ち向かう主人公たちの姿に騎士道精神を揺さぶられ、二度目の助太刀に入り、以後、主人公たちと行動を共にする。
途中、マシュに激励され、アーラシュに箴言を送られ、同行する仲間たちの姿に葛藤と決意を深めていきながら、彼自身も成長していく。

関連人物

アーサー王
敬愛する主君。王の安寧を心から願い、最期の瞬間まで仕えた。
FGO第六章では変わらぬ忠義を貫くとともに、ある悔恨と贖罪を背負う。

トリスタン
円卓のひとりであり、生前の友人。

マシュ・キリエライト
エルサレムの地で共に戦ったデミ・サーヴァントの少女。
旅を通して互いに励まし合い、マシュの霊基の件も含めて先輩後輩のような間柄となる。

アーラシュ
山の翁の隠れ里で出会い、共闘することになった東方の大英雄。
かつて孤独を選んだ人生から、ベディヴィエールの抱えた苦悩を見抜き、箴言を送っている。

関連画像

ベディヴィエール
FGOログまとめ


無題
我が忠誠を貴方に…



備考

アニメ『Fate/stay night』では、中性的な容姿とキャラクターとしての立ち位置から能登麻美子が起用された。これは最終話を収録していたスタジオにたまたま能登氏がおり、友人であるセイバー役の川澄氏が声をかけたという逸話がある。このキャスティングから、ベディヴィエールを女性と勘違いしたファンも多い。PS2版、PSvita版、ドラマCD版「Garden of Avalon」等、作品ごとに声優が違っており担当声優が多いのが特徴。

彼自身の一般的な知名度はそれほど高くないが、アーサー王伝説を題材とした作品での登場頻度は多い。ローズマリー・サトクリフの著作では、ランスロットが担当していたギネヴィアの不倫相手というポジションを務めている。
アーサーに最後まで付き従った彼にとってはいささか酷い設定ではあるが、ランスロットはキャラクターとして後付けの存在であり、歴史的にアーサー王伝説を描こうとした場合に登場させるのは不適切、と考えられたためで、サトクリフ以外にもこの設定を採用する作家は多い。

『GrandOrder』では「彼には取り立てて伝承は残っていない」とされ、マシュからも「強くない」と評されているが、伝承上では「隻腕でありながら振るう槍の一突きは他の者の九突きに匹敵する」「『恐るべき膂力のベディヴィア』とあだ名されるほどの屈強な戦士」「巨人の投げた毒槍を掴んで投げ返し、巨人の膝を粉砕する」という逸話が残っており、決して弱くはない。まあ、周りの円卓の騎士たちはそれをさらに上回る化け物レベルなので相対的に弱く見えるのかもしれないが。
また、上記のように槍にまつわるエピソードが多いため、『GrandOrder』で実装される以前のファンの間では「もしサーヴァントとして召喚されたらランサーではないか?」と考えられていた。
クラスはセイバーで召喚された(理由は彼の義手の中身だが)ものの、敏捷がA+だったり、カードバランスが《Quick:2/Arts:1/Buster:2》とランサーの定型的な配分となっているのはその名残りではないかとも言われている。

第六章序盤で名乗っていた「ルキウス」という偽名だが、その由来はいくつかの候補が挙げられている。
ひとつはラテン語で【輝くもの】を意味する名。「輝ける腕」からの連想とされ、副題「輝けるアガートラム」のオマージュとも考えられる。
また「ブリタニア列王史」においてペディヴィエール卿は、架空のローマ皇帝『ルキウス・ティベリウス』との戦いで戦死したことになっている。
そしてアーサー王の別名の中に「ルキウス・アルトリウス」というものも伝承によっては存在する。

関連タグ

Fateシリーズ Fate/staynight Garden_of_Avalon Fate/GrandOrder
セイバー(Fate) サーヴァント
円卓組 騎士 隻腕

ベディヴィエール(ランサー):彼の本来のクラスを反映した表記








※ここから先は『Fate/Grand Order』六章に関わる重大なネタバレがあります!!








銀の腕の真実

『Fate/Grand Order』における彼は、アーサー王の最期を看取ったベディヴィエールではない。つまり、『Fate/stay night』に登場するベディヴィエールとは別人である
そもそもベディヴィエールは生前優れた武勇があった訳ではなかった為に、円卓の騎士の中で唯一人英霊の座に登録されていなかった。

『Fate/stay night』においては、彼は騎士王の死に際し、二度に亘って聖剣を還すことを躊躇い、三度目にして湖に聖剣を還したはずだった。
しかし、『Fate/Grand Order』(正確には特異点に重なったifの1つ)での世界線では王を想うあまり三度目すら躊躇ってしまい、聖剣の返還に失敗。これにより、死ぬべき時に死ねなかった騎士王は“彷徨える亡霊(ワイルドハント)”の化身、果ては聖槍の化身とも言うべき神霊と化してしまうことになる(第六章終盤辺りで円卓の騎士達が彼を覚えていたのに対して獅子王が『ベディヴィエールという存在を覚えていない』理由がこれである)。彼が三度目に帰還した時には騎士王の遺体は既に消え失せ、彼の手には湖に還るべき聖剣だけが残されていた。

自らの行動の結果を知った彼はその罪を償うべく、世界の何処かに居るであろう騎士王を探し続ける。
返し損ねた聖剣によって不老の加護を得たものの、その孤独な旅路に彼が費やした年月は実に1500年。人の身には到底耐えられない年月である。そこにない影を追い続けるかのような日々に、肉体は摩耗し魂も擦り減っていく。
―――しかしそれでも、彼は決して止まらなかった。ただ王のためにと捧げた精神ひとつで自らの死を許さず、主の姿を求め続けたのである。

FGOまとめ



そして第六特異点の出現に伴って理想郷(アヴァロン)の端に到達。人型の岩とまで称されるような変わり果てた姿で力尽きていたところをマーリンに発見され、特異点で起こっている異変に際し、かつての罪を償う為に旅立つことになった。
マーリンの魔術により自らをサーヴァントに見えるよう隠蔽し、失われた右腕に「銀の腕」―――隠蔽を兼ねて改造された、返せなかった聖剣を携えて。

―――――つまり、彼は英霊でも疑似サーヴァントでも、ましてデミサーヴァントですらない。聖剣の加護で生きながらえてきた、主人公と同じ生身の人間である(Dr.ロマンも、その事実に気づいた時は驚いており、そんな惨い話があってたまるかと激高していた)。
かつての同僚たちがベディヴィエールの姿を見て驚愕していたのは、円卓の騎士の中で唯一英霊の座にいなかった筈の彼がエルサレムの地にいた為。彼がサーヴァントとしている訳がなかったが、流石に1500年も生き永らえた人間だとは思ってもいなかった。

肉体こそ人間であり、また生前の武勇も優れたものではなかったが、宝具と称して使用する「剣を摂れ、銀色の腕(スイッチオン・アガートラム)」、もとい義手に加工されたエクスカリバーにより、サーヴァント化した円卓の騎士とも戦えるだけの力を得ている。
しかしこの宝具の使用には「魂が全焼する」とされる程の苦痛を伴い、また使えば使うほど自らの寿命を縮める諸刃の剣。更にその力に耐えられない肉体は使用の度に内側から焼け焦げ、やがて土塊のように崩れ落ちていく。
文字通り、自らに残された命そのものを糧とする宝具である(その事に気づいていたのは、本人以外には古代ペルシャの英雄と、初代山の翁のみである)。

彼の目的はただ一つ。――「王に聖剣を還す」こと。
順わぬ魂となり、聖槍の化身「女神ロンゴミニアド」として人理の記録者となり果てた主君を、その楔から解き放つために。たとえ刺し違えることになろうとも、またその達成が自らの死を意味すると知っていて尚、ただ彼は王との対面を臨み続ける。全ては生前に犯した自らの罪、「ただ王の生を望んだ」という過ちを償うために。

【FGO第6章】


最終的に主人公たちと共に臨んだ決死の戦いの末、彼はその任を全うし聖剣を返還。同時に自身をこの世に繋ぎ止めていた聖剣の加護を失い、肉体ごと消滅した。
1500年という生を贖罪に費やし、かつての輩との戦いに身も心も抉られて尚、最期を迎える忠誠の騎士の顔には紛れも無い笑みがあった。
―――そしてそれまでに彼が得た経験と功績は、彼を確かに一廉の“英雄”足らしめ、英霊の座へと導くことになるのだった。

決して目立たず、強くもなかった。情が深く、むしろ臆病ですらあった。
それでも彼が一人の騎士として貫いた“忠誠”は、どの円卓の騎士に勝るとも劣らぬものだったに違いない。

余談だが、TVアニメ『Fate/stay night』では山口監督の勘違いでエクスカリバーではなくアヴァロンを携えたベディヴィエールの没原画が存在する。これはこれでもの凄い展開になりそうである。

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