概要
アーサー王の忠実な家臣。
彼は屈強な隻腕の戦士として描かれており、エクスカリバーを湖の貴婦人に返還した人物として知られる。戦場では常人の3倍の戦闘力を発揮、槍の一突きが9人分の騎士に相当する威力である他、100人の騎士相手に剣と盾を構えて戦い抜いたという逸話も残っている。巨人王イスバザデンとの戦いでもまったく引けを取らず、投げつけて来た毒槍をキャッチして投げ返している。隻腕でここまで戦えるのだから、相当鍛錬を極めている事が窺える。
マイナーな騎士ではあるが、かなり初期のアーサー王伝説から登場するためモデルとなった実在の人物がいるのではないかという説もある。
なお、エクスカリバーを湖の貴婦人に返還したのは元々グリフレット卿という別の騎士である。というのも、それ以前のアーサー王伝説ではローマ皇帝「ルキウス・ヒベリウス」との戦いで戦死しているパターンが多かったからである。
トマス・マロリーの「アーサー王の死」以降はベディヴィアが大戦を生き残り、返還したというバージョンが定着している。
なお、原典では筋骨隆々とした騎士とされているが、創作作品においては女性的または中性的なデザインで登場する事も少なくはない。ミリオンアーサーでは可愛らしい少女の姿である。しかしながら原典ではハンサムな人物として描かれているので、ある意味間違いではない…のかもしれない。
ちなみに、エースコンバットZEROに登場するソーサラー隊リーダーのアンソニー・パーマーのTACネームはBedivere。
関連タグ
ベディヴィエール:表記揺れ。Fateファンにとってはこちらの表記が馴染み深いか。
鮭:「キルッフとオルウェン」ではケイと共に巨大な鮭に乗ったという逸話が残されている。