楽しい闇鍋の作り方
食材
友達や家族などを呼び、1人1品なにか具を持ってくる。
その際、持ち寄った具が何であるかは言ってはいけないのがルールである。
基本的に人が食べられないものは選んではいけない。品物にもよるが、大抵の場合入れたが最後、どっかのガキ大将の特製シチューのような地獄絵図が待っている。
また、牛乳やアイスなどの溶解してしまうようなものもあまり好ましくはないが、近年はミルク鍋といった風変わりな鍋料理(変わり鍋)の認知も進んでいるため、これらも「アリ」として認める傾向もある。
このほか、具材がモロに被って肉類しか入ってねぇ状態になったり、全員が空気を読んで無難な食材を選んだ結果、ごく普通の鍋料理になってしまったり、見た目はアレだけど食べたら意外と美味しかったり、とりわけ最悪は持ってきたのが全員ダシだったというオチも有り得たりするのが闇鍋の醍醐味であろう。………たぶん。
食材の食べるまでの過程
鍋にはだしや湯などの汁物を沸かし、電気を落とし各々が持ってきた品を投入する。
十分煮た後に1人ずつ順番に具を取り分けていく。
箸で挟んだものは必ず取らなければならないというルールも存在するので、このあたりは事前に決めておく必要がある。
とりわけたら電気をつけ、それぞれ取り分けたものを食べる。
なお、電気をつけずに反応を味わうのも一興である。
歴史
江戸時代、参加者各々が持ち寄って小規模な宴会を開くにあたり、あみだくじにて担当を決めたこと、それが阿弥陀如来の後光に似ていることからその形式を「阿弥陀光」や「ひかり」と呼んでいたのに対し、闇夜に網で掬い取った食材を見ないで煮込み、闇の中で食べる催しを「闇夜汁」と呼んでおり、
明治時代はじめには思い思いの具を持ち寄り煮て食べるものを「闇汁」と呼ぶようになっていた。
スラングとしての闇鍋
近年のネット界隈では、ソーシャルゲーム等におけるガチャにおいて、ピックアップキャラやアイテムの確率向上や確定入手枠がない、またはその補正が非常に小さく、排出対象キャラの分母が非常に多いものが俗に「闇鍋ガチャ」と呼ばれている。
基本的に期限を設けて新規の限定キャラなどを売り出す「期間限定ガチャ」ではあまり起こらないが、常に設置されている所謂「恒常ガチャ」では排出停止などの措置を取らない場合は作品の歴史が長くなればなるほど対象キャラが増えていく一方であるため、長期にわたる人気作品のガチャは闇鍋化していることが多い。
pixiv内での闇鍋
上記で説明されている闇鍋以外にも東方projectのルーミアや遊戯王の闇遊戯を入れた鍋のイラストで使われることもある
関連タグ
デート・ア・ライブ:ある人物の提案で開催されたがほぼ全員ダウンした回がある。