剣を摂れ、銀色の腕
すいっちおんあがーとらむ
我が魂食らいて奔れ、銀の流星!
- ランク:C→C+
- 種別:対人宝具
- レンジ:0
- 最大補足:1人
『Fate/GrandOrder』次元におけるベディヴィエールの宝具。
隻腕の槍兵であったベディヴィエールだが、喪失した右腕を『FGO』では銀製の義手で補っている。
そしてその銀の義手が、彼の宝具となっている。
重さ10kgの銀製の義手。
アガートラム(アガートラーム)は本来、ケルト神話の神王ヌァザが腕を失って王位継承権を奪われた折、医術神ディアン・ケヒトから贈られた神造兵装である(注意:“アガートラム=銀の義手そのもの”という解釈は本来は間違いであるため、あくまでもFGOの設定として覚えておくこと)。よって本来ならベディヴィエールと縁のないはずの宝具だが、この宝具はあくまでその模造品であり、ヌァザの銀の腕とは本質が異なっている。
常時発動型の宝具で現象生命体であるスフィンクスを倒し、さらには獅子王の「聖杯の加護」を“切断して”弱体化させる力さえ持つ。
「一閃せよ、銀の腕(デッドエンド・アガートラム)」で真名解放し、対軍殲滅攻撃を放つ。
銀の腕は黄金の輝きを放ち、振りぬくことで目標を空間ごと断絶せしめる。
ゲーム上では、【1ターン自身にBuster性能UP&敵単体に超強力な攻撃】の効果。
Buster性能UPが発動ターン中続くため、うまく「宝具BB→EX」が決まるとかなりのダメージを叩きだしてくれる。
演出面では、腕が黄金に輝くとそのまま敵に突撃、腕から金色のオーラが伸びてエネルギーの刃を生成して相手を一刀両断する。さらに後を追って空間が切り裂かれ、その余波でさらなるダメージが発生する。
自前の「軍略」で宝具威力も底上げできるので、☆3の単体攻撃としてはかなりの威力を誇る。
ただ、ベディヴィエール自身の召喚条件が、「6章クリア後のストーリー召喚のみ」と限定されているため、他の☆3セイバーのように気楽に宝具レベルを上げられないのが玉にキズ。
劇場版『神聖円卓領域キャメロット 前編』公開に伴2021年12月7日にモーション改修される。
宝具名の「スイッチオン」、手刀による攻撃など、『人造人間キカイダー』のオマージュが見られる。
にもかかわらず、設定担当の桜井光は「ライダーマン」と答えていた。
FGOが全体的に『ディケイド』を思わせる要素が強いためだろうか。
その正体は魔術師マーリンによって「銀の腕」に偽装された『星の聖剣』。
『FGO』次元のベディヴィエールは、本来なら湖の乙女に還すはずだった聖剣を結局返せずにアーサー王を順わぬ神霊へ昇華させてしまう。
そしてベディヴィエール自身も、聖剣の加護で生身のまま世界を彷徨っていた。
聖剣を返還できず、死ねずに神霊となったアーサー王を探してアヴァロンに到達したベディヴィエールは、そこでマーリンと再会し、その責任を果たすべくマーリンによって「銀の腕」へと偽装された「星の聖剣」を携え、次元の捻じれた12世紀のエルサレムへと旅立った。
より詳しくは、当人の項目を参照してほしい。
生身の人間であるベディヴィエールには、真名解放時に「魂が全焼する」と例えられるほどの激痛が伴う。限界を超えて使い続ければ、やがて肉体は土塊の様に崩壊する。
壮絶な覚悟の末、使命を果たしたベディヴィエールは、その信念と忠義によって英霊の座に迎えられることになる。その際、本来の槍兵ではなく、「銀の腕」を持つ剣士として座に登録された模様。
そして、サーヴァントとして召喚された際に、銀の腕とは似て非なる新しい宝具が授けられた。
余談
ヌァザ・アガートラムが登場するケルト神話は、アイルランドを中心に伝わる様々な物語の原典となっている。このためブリテンの聖剣も、遡ればヌァザ・アガートラムが振るう“四至宝の剣”――クラウ・ソラスとも呼ばれる――が原典(原点)とされる。
真・関連タグ
山羊座のシュラ:手刀でエクスカリバーといえばこの人。