プロフィール
※ このプロフィールは本百科の推測であり公式によるものではないため注意。
概要
「Fateシリーズ」にて存在が示唆されているキャラクター。
『Fate/Grand Order』における、新選組副長・土方歳三の幕間イベントにおいて、夢で主人公の意識が憑依する形で登場した。
真名
幕末おいて活躍した会津藩傘下の治安組織『新撰組』の副長である土方歳三の小姓を務めた隊士、「市村鉄之助」。
美濃大垣藩士の家に生まれるが、父の半右衛門が藩を追放されたことにより、親類がいる近江国国友村(現:滋賀県長浜市)で育つ。
慶応3年(1867年)に行われた新選組の隊士募集の際に、兄の辰之助と共に14歳で入隊し土方歳三の従者となる。
その翌年から戊辰戦争が始まり、新撰組は幕府軍として各地を転戦し鉄之助は土方の小姓として付き添い最後まで彼と共に戦う覚悟を決めていたが、箱館戦争において土方は鉄之助に自身の遺品を託して箱館から脱出するように命じ、彼はこれに従い政府軍の包囲を掻い潜って土方の親戚である佐藤彦五郎の元まで遺品を届けた。
その後は故郷に戻って兄の辰之助と再会し、数年後に大垣で病死したとされているが、一説では西南戦争において西郷隆盛側の軍として参加し、戦死したとも言われている。
関連人物
誰よりも敬愛した上司。土方も鉄之助のことを強く信頼していたからこそ、五稜郭で彼に自身の遺品を故郷に届けるという最後の重大任務を彼に託した。そこにはまだ16歳の少年だった鉄之助を討死が必至の戦いに巻き込むことを忍びなく感じていた恩情もあったとされる。
土方が語るところによれば、鉄之助は「頗る勝気、性亦怜悧」と評されており、気が強いが賢く聡明な少年だったとのことである。
生前の同僚であり一番隊組長。
鉄之助が入隊したのは沖田が病死する約1年前であったため、共に活動した時期はかなり短かかったが、土方の従者だったことも考えるとそれなりに付き合いはあったと思われる。
生前の同僚で三番隊組長。
新選組への忠義の強さ故に、土方からの鉄之助とは別の意味で信頼が厚く、汚れ仕事も多くこなしてきた。戊辰戦争でも最後まで戦い抜き鉄之助とは互いに生き残った者同士だが、一説では西南戦争において敵味方に分かれて戦ったとされている。
生前の同僚で二番隊組長。
沖田や斎藤と同じく近藤や土方らとは新選組結成以前からの付き合いだが、後に考えの対立から彼らとは距離を置くようになり、鉄之助ともそれに伴って疎遠になったと思われる。