概要
『Fateシリーズ』に登場するギリシャ英雄イアソンが率いた伝説の英雄達。原典では「アルゴナウタイ」とも呼ばれる。(どちらもアルゴ号の仲間たちという意味)
イアソンが叔父ペリアス王の命でコルキスにある金の羊毛を手に入れるために、巨大な船「アルゴー号」に名だたるギリシャ英雄達と共に乗り込んで冒険を繰り広げた神話が元になっており、彼を筆頭にクルーメンバーとなっていた英霊達で構成される。
ギリシャ一の賢者ケイローンの教え子が何名か在籍し、特に大英雄ヘラクレスという最強クラスの戦士が所属している為純粋な戦力では円卓組にも負けない。
またイアソンの宝具によって召喚される助っ人はこのアルゴノーツのメンバーから召喚されるが、イアソンの立ち位置次第ではサボタージュされてしまう。
メンバーは船長であるイアソンの事をボロクソに言うも船長としては認めている奇妙なグループとなっている。
メンバー
アルゴー号船長。
ケイローンの教えを「忘れた」唯一の人物で、仲間からボロクソに言われてもしょうがない程の小物ムーヴ。余計な一言で締め上げられる事も珍しくない。
しかしケツに火が付くと英雄としての真価を発揮し、リーダーとしての資質は多くのユーザーを納得させた愛すべきバカ。
ご存知、元祖バーサーカー。
ギリシャ最強にしてFateシリーズでも最強クラスの大英雄。イアソンから最も信頼されており彼を友と認識する程その関係は本物。
魔術師としての実力は五指に入るとされる希代の魔女。
若かりし頃は神の呪いもありイアソンへ盲目的な恋を抱き、利用するだけされて最後には捨てられたが、彼女にも全く非が無い訳ではなかった。
大人の場合は、魔術師としてのスキルを全てAランクで保有する幼少期よりまともになった女性。
ギリシャ随一の女狩人にして子供の守護者。
呪いの影響で生えている獣耳と尻尾は獅子の物。
命の恩人である女神アルテミスへの信仰は宝具に影響する程…だったのだが。
アルゴー号の船医。その出自から神嫌い。医療の発展進歩にしか興味がなく、仲間達にも珍しい症例を期待する等かなり偏屈だが、医者としての責務は絶対に全うする。
アルゴノーツを居心地が良いとは思っていた。
粗暴で傲慢だがそれを本人も自覚している誇り高い英雄。女の体で人格は男という特異な存在で生前は男性であるカイネウスであり、宝具の性質による影響で肉体が変化している模様。
- ディオスクロイ(カストロ&ポルクス)
航海の守護神でもある双神。兄は人間を憎悪するシスコン、妹はそんな兄をたしなめるブラコン。
人間嫌いだが信頼できる者には敵意を潜めシスコンぷりが空回りする兄と、そんな兄を尊敬しつつもトンチキな言動には辛辣な対応をする妹で、共にマスターを導く存在として接してくる。
(画像左)
ミノタウロス退治で有名なヘラクレスの親戚。その為か筋力も相当。
アステリオスの一件も含めて生前の経験から、礼儀正しいがどこか影のある印象。
節操の無いヤツが多いギリシャ神話において、非常に誠実な因果応報の英雄。
以下、未実装
琴座の元となった竪琴の名手。
逸話では妻のエウリュディケが大好きなあまり……
アキレウスの父親でケイローンの親友。
アタランテ曰くチキンハートだが、それなりに人格者だったとのこと。
- ボレアズ(カライス&ゼーテース)
背中に翼を持った双子の半神。
ヘラクレスとは仲が良くなかった模様。
イアソンの従兄弟。
アスクレピオスが嫌うアポロンを下僕にしていた。
カリュドーンの猪を退治した槍の名手。生まれた時に女神から貰った薪が燃え尽きない限り不死。
妻がいるのにアタランテにコナをかけていたらしい。
ヘルメスの息子で詐欺の達人。触れたものを透明化する能力を持つ。
- アパレーティダイ(イダス&リュンケウス)
ディオスクロイの従兄弟の兄弟英雄。
ディオスクロイとは険悪な関係で最終的に殺し合いになった。
ヘラクレスの甥(妹のイピクレスの息子)にして従者。
イオラオスと同じくヘラクレスの従者。
美少年なあまり水のニンフに誘拐されてしまった。
上記のイオラオスの親友。
彼がニンフに攫われたショックでアルゴー船を降りた。
ポセイドンの息子。
海神の息子だけあって泳ぎの名手。
副船長ポジションの舵取りの名手。
ヘラクレスの十二の難行に登場する王。
ヘラクレスとは報酬のことでイザコザがあった。
ヘラクレスの親友で弓の名手。ヘラクレスの死後は彼の弓と鎧を受け継いだ。
トロイア戦争にもアカイア側として参加した。
金の羊毛に関わる王家の子孫。
子沢山な竪琴の名手。
オデュッセウスの父親。
戦いとは無縁の養蜂家。のちにアフロディーテに攫われる。
ペリアスの息子にしてイアソンの従兄弟。
ヘルメスの子にして、死後輪廻転生しても消えない記憶力を持つ。のちに哲学者ピタゴラスに転生する。
などなど、大体50~100名の英雄たちで構成される。伝承によっては、上記で言及されているメンバーが構成員に含まれないバージョンのアルゴナウタイも存在する。
(ちなみに現在に残っている伝承で構成員の名前が確認できる最小規模アルゴノーツは、ピュティア祝勝歌版の「イアソン、ヘラクレス、カストル、ポルックス、エウペモス、ペリクリュメノス、オルフェウス、エキオン、エウリュトス、ゼーテス、カライス、モプソス」の12人程度で構成されたものがあるという。)
関連タグ
ギリシャ師弟:メンバーの幾人かはこちらにも所属している。
新生アルゴノーツ:FGO第2部第5章前編にて結成された新たなアルゴノーツ。
アルゴナウタイ:原点表記