概要
キャプテン・ネモが、シオンからパスを通じてアトラス院の「分割思考」を教わったことでネモ船長の「誰でもない存在」としての特性とトリトンの「霊基を分割できる」神霊としての特性を組み合わせ生み出した自身の分身「ネモ・シリーズ」の一人。
ネモ・マリーンは賑やかで素直な性格の少年で、無邪気かつ無計画というトリトンの人格的要素が一番色濃く出ている。
シリーズの中では唯一複数の個体が生み出されており、ノーチラス号の作業員として、艦内の掃除や操縦などあらゆる仕事をこなす労働力としての役割を持つ。
基本的には常勤として12名セットで出ているが、最大24名までなら出せるらしい。
個性が希薄な存在であり、基本的にどの個体も思想や嗜好に変化が無い「ありふれた者たち」。
いわゆる市井の人々のように、普段は特別なことは何も考えず仕事に従事し、混乱が生じると状況に振り回されて場を搔き乱すなど、良くも悪くも単純で行き当たりばったりな性質を備えている。
同時にネモの心理状態がダイレクトに伝播する性質も備えており、彼らのテンションの上下はそのままネモの精神のパラメーターでもある。
バトルモーションでも呼び出され、樽爆弾を3人でバケツリレーで運んで投げつけたり、波と共に3人がゴムボートに乗って現れて「ノーチラススライダー」なる技で突撃による攻撃をしている。
一体ごとの能力こそ一兵卒程度だが、全員が同じ思考で行動できるだけに集団力による勢いは侮れないものがあり、例えネモ本人でも彼らに塊になって反抗されると手を焼くことになる。
好きなことは整備、洗濯、魚雷運びであり、お昼のランチの為に生きていると語る。
カイニスに対しては、ガサツで乱暴、トリトンの分霊という理由で突っかかってくる等の理由から嫌っている。
本編では何人か戦闘などで死亡している(彼らに死亡という概念があるかは不明だが)らしい。