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ナイチンゲール(Fate)

ないちんげーる

ナイチンゲール(Fate)とは、「Fate/Grand Order」に登場するバーサーカーのサーヴァント。
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すべての命を救いましょう。
すべての命を奪ってでも、私は、必ずそうします。

プロフィール

真名フローレンス・ナイチンゲール
身長165cm
体重52kg
属性秩序・善・人
出典史実
地域欧州
Illust高橋慶太郎
設定担当桜井光
CV沢城みゆき

落ち着いた表情で言葉を話すが、すべて”自分に向けて”言っているため意思疎通は困難。

概要

Fate/GrandOrder』に登場するバーサーカーサーヴァント。レアリティは☆5。

初登場は高難易度クエスト「監獄塔に復讐鬼は哭く」。この時は自身の真名や過去を思い出せない状態で主人公たちと出会い、アヴェンジャーから「メルセデス」という仮の名前を与えられ行動を共にする。
最後は「傲慢の番人」としてアヴェンジャーを止めるべく立ちふさがるが・・・?

メインシナリオでは、第五章「北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム」のナビゲーターとして登場。
戦場と化したアメリカ大陸の荒野で、戦闘に巻き込まれて瀕死の主人公と出会い、彼らと共に変質したアメリカ独立戦争という“”を“治療”すべく、行動を共にすることになる。

真名

ナイチンゲール


奉仕と献身を信条とするクリミアの天使、フローレンス・ナイチンゲール
裕福な紳士階級の出身。社交界の華とされながら、若き彼女は、卑賤な職業であるとされていた看護婦(看護師)となることを希望した。
医師と看護の知識と技術を得た後、ロンドン・ハーリー街の医院で監督として看護体制改革に着手。私財を用いて近代的な設備を作り、看護婦たちの状況改善に努めた。
その後、知己であった戦時大臣シドニー・ハーバードの頼みを受けて大英帝国陸軍病院看護婦総監督としてクリミア戦争へと従軍するが──。

そこに在ったのは、地獄だった。

医療や看護への不理解から来る不衛生や多数の前時代的な規則が横行し、地獄の様相と化した戦時医療の改革を務めるべく、彼女は奮起する。
一時は「戦時医院での死亡率が跳ね上がった(※)」ものの活動を続け、清潔な衛生と正しい看護を徹底し、惜しみなく私財をなげうって物資を揃え、成果を導いた。40%近かった死亡率を5%までに抑えてみせたのである。

兵士たちは言った。「天使を見た」と。

ロンドンの新聞各紙は、彼女こそ戦場に舞い降りた天使そのものであると讃えた。女王の時代に現れた女性英雄に人々は熱狂した。数多の喝采があった。
──けれど彼女は微笑まなかった。
天使などではない。ただ、人を助けるのみ。

彼女は活動を続け、戦時医療及び陸軍衛生の大改革に着手。ヴィクトリア女王さえをも味方として引き込み、改革を進めていった。改革のために医院の記録分析を進めた行為は、統計学の先駆としても知られている(むしろ、ナイチンゲールの医学界への貢献はこれらの統計を論理だってまとめた事の方が大きいといわれている)。

※スクタリ陸軍野戦病院において当初ナイチンゲールら看護団の『看護行為』は一切認められていなかった。また、劣悪なる衛生環境により病気を発症する患者が多発する。その中どこの部署の管轄でもなかった便所掃除から始め、清潔な医療器具を用意し、衛生委員会の査察を呼び込んで環境改善に寄与したのがナイチンゲールであった。後年には推測ではあるが、病院での死亡者たちの死亡原因の多くは傷によるものよりも不衛生による感染症の蔓延が原因だろうといわれている。

なお、意外にも思うが彼女は赤十字社との関わりはなく、むしろボランティアによる常設救護団体の設立には真っ向から反対していた。
これは彼女が「構成員の奉仕精神頼みの活動は長続きしない」「如何に奉仕の精神があろうと経済的支援抜きでは立ち行かない」と見抜いていたがためである。
この考えは「犠牲なき献身こそ真の奉仕」という有名な言葉にも表れている。

人物

奉仕と献身を信条とするクリミアの天使。
信念の女。絶対に挫けることなく、誰であろうと──たとえ大英帝国の君主であろうとも、告げるべき言葉を告げる強靱な精神を有している。異名は「小陸軍省」。たったひとりの軍隊とでも言うべき不屈性の持ち主である。

今回の現界にあたっては、その精神と狂化スキルEXが合わさった状態となっている為、(恐らくは)生前と違い「人の話を全然聞かない」(……と、公式では紹介されているが、実際の所生前も人の話は全然聞かない)。事実彼女は、ここまでやれたのは「弁解をしなかった」ことと「人の弁解を聞き入れなかった」ことの賜物と言っている。

とにもかくにもアグレッシブ
人の話は聞かない、自分の意見は曲げない、誰にでもズケズケと批評を叩きつける、傷病人を見つけたら「とりあえず治療させろ」と脅す、何においてもせっかちで力任せ、やると決めたら全力かつ実力行使。自分が傷つこうが、病人を背負って戦おうが、歴戦のサーヴァントすら怯む殺気を宛てられようがお構いなし。
自身のいうことを聞かないと、腰に下げたペッパーボックスピストルを容赦なくぶっ放して脅しにかかる。
まごうことなく女傑です、本当にありがとうございました。

生前も薬を入手するために薬箱を斧でかち割った、あるいはゲンコツで叩き壊して薬を取り出したとか、「精鋭部隊」としか表現しようのない自分直属の看護師集団を私費で連れてきたりとか(募集に応募してきた人間を「こいつは食い詰め者だからダメ」「こいつは人格的に問題がある」「こいつは熱意があっても専門知識がない」と独自の基準でもって容赦なく弾きまくった)・・・。何なのこの人?

色々と苛烈な性分の人物が多い英霊に対し、「あなたは病気です」と躊躇なく言い放つ。
そして病気の理由となる物事、つまり“その人物の欠陥”を正確に捉える確かな“眼”を持っており、決して憶せずその現実を突き付け、容赦なく叱咤する。
その為、大英霊がひしめく北米神話大戦においても、彼女に“弁舌”でまともに勝てた英霊は誰一人いない。

あの狂気の産物として知られているリヨぐだ子ですら彼女を見たら恐怖する様子は正に「毒を以て毒を制す」である。

看護師としての腕は確かだが、とにかく殺菌・消毒に対して神経質、そして治療困難と見た患部は一二もなく切断しようとする、些か物騒な思考回路の持ち主。もっとも彼女のいた時代と場所に、まともに感染症予防をしようと思えば、この物騒な理論は間違いではない。

こんなぶっ飛んだ人物だが、その根底には“全ての傷と病を治したい”という医療への情熱が滾っている。
厳しい弁論も、「自身の手に携わる命を漏らさず救いたい」という、身を削るほどの熱意と願いゆえ、人間への計り知れない“愛”があってこそ、より鋭く厳しく発せられる。そして「快復して退院していく患者との握手」を密かな歓びとする姿には、兵士たちが彼女を“天使”と形容した理由の一端が凝縮されている。

メルセデスとして記憶を失った彼女は、この苛烈な看護師とは真逆の、“慈愛に満ちた淑女”だった。
「鋼の理念」という鎧の下に、確かに天使は存在している。

ちなみに聖杯にかける願いはない。彼女にとって「怪我人・病人の根絶」は願いではなく”いつか確実に果たされる現実”である。なお聖杯に関しては「手を洗う洗面器」くらいにしか認識していない模様。
そもそも魔術的な概念全般を理解していない節があり、魔術による治療を提案された際には「医療行為にオカルトなど必要ありません」と発言している(狂化スキルによる理性減退の影響か、それに関わらない彼女自身の認識かは不明)。

能力

徒手空拳と護身用のペッパーボックスピストルを武器に戦う。
手刀、サマーソルト、銃撃と、看護師とは思えないほど戦い方もアグレッシブ。
後述のスキル"人体理解"も相まって「看護師の仕事はどーしたッ!」と叫びたくなったマスターもいるとかいないとか。また一部のユーザーからは「クリミア式格闘術」などと呼ばれている。

ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
FGO主人公B+A+B+D+B+D


スキル

鋼の看護(A)魔力で形成されたメスや薬品を使用して仲間の治療を行う。人を救う逸話により強化されているため、重症でも治療可能。また対象は人間もサーヴァントも問わない。本来は18~19世紀の技術なので、他の人間がマネをしても同じ治療効果は望めない。
人体理解(A)精密機械として人体を性格に把握していることを示す。治療系のスキルや魔術の行使にプラス補正。相手の急所をきわめて正確に狙うことが可能となり、攻撃時のダメージにプラス補正が加えられ、被攻撃時には被ダメージを減少させる。ナイチンゲールにとっては知識であると同時に肉体が覚え込んだ勘の集大成である。
天使の叫び(EX)クリミアの天使と呼ばれた彼女の、心よりの叫び。聞く者の魂を奮起させ、生存への本能を著しく上昇させる。
狂化(EX)バーサーカーのクラススキル。パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。ナイチンゲールは落ち着いた表情で言葉を話すが、すべて“自分に向けて”言っているだけなので意思疎通は困難。


宝具

我はすべて毒あるもの、害あるものを絶つ(ナイチンゲール・プレッジ)

我はすべて毒あるもの、害あるものを絶つ


  • ランク:C → C+
  • 種別:対軍宝具
  • レンジ:0~40 
  • 最大捕捉:100人

ナイチンゲールの精神性と近代における看護師の概念が結びついたもの。
強制的に絶対的安全圏を作り出す。詳細は個別記事参照。

ゲーム上の性能

《Quick:1/Arts:2/Buster:2》と、同格のヴラド三世と同じセイバー型のカード配分に、HP15,000という全サーヴァントでも屈指の耐久力を誇る。
反面、ATK値は10,000をやっと超すのが限界で、☆5ではジャンヌ・ダルクに次ぐ低さ。だが、ヴラド公同様に「狂化(EX)」の恩恵でBuster性能が高いことから、攻めでも十全なパワーを発揮できる。
Arts二枚でNPもバーサーカーとしては貯めやすく、他のサーヴァントと絡めてArtsチェインを狙えば、割とすんなり宝具解放までこぎつける。
またバーサーカーはおろか全サーヴァント中でもトップクラスのQuick性能を持つという意外な特徴もある。枚数は一枚なので頻繁には打てないのが難点だが、編成を工夫すれば狂化EXにクリティカル、更には特攻効果(後述)も乗ったBusterで大ダメージを狙うことが可能であり、キャラクター性に反して非常に多彩な立ち回りが期待できる。

スキルは、単体回復スキルの「鋼の看護(A)」、自身に“人型”特攻を付与する「人体理解(B)」、味方1人のBuster性能をUPさせる「天使の叫び(EX)」と、使い勝手の良いものが揃っている。
「鋼の看護」は最大4000回復という、破格の回復性能を誇り、チャージターンも短い。
「人体理解」はサンソンの上位互換で、人型の敵であれば亜人であろうと屍人であろうと、勿論サーヴァントであろうと特攻対象となる。少々意外なところではケンタウロス系にも効果がある。

宝具は全体回復と敵全体への宝具威力ダウン。
回復系宝具としては最高峰の回復量を誇り、Lv1時点で4,000近いHPを回復させる。
意外な特性として宝具威力ダウンのデバフ率がかなり強力で、オーバーチャージ(NP200%以上or宝具チェイン2順目以降)でさらにデバフ率が加速する。防御バフと重なるとボスクラスの攻撃宝具さえ骨抜きにしてしまう。

実は隠れたサーヴァントキラー
バーサーカー特有の相克の相性に「狂化(EX)」の爆発力、「人体理解(A)」による人型特攻、これに高ランクのスター集中率アップ概念礼装でクリティカルスターを優先させることで、通常攻撃でサーヴァントに致命傷を叩き込む驚異の人体破壊サーヴァントへと化ける。
同時に自身はNP獲得量の加速で宝具での回復とデバフが捗るため、パーティー全体の耐久性も同時に強化する器用さを発揮する。
なにこのバーサクヒーラー……

弱点はバーサーカー特有の打たれ弱さ、そしてこの器用すぎる性能そのもの
HPが高いとはいえ、やはりバーサーカーである事からほとんどのクラスから痛打を貰ってしまうので、ある程度育ちきらないと高性能な回復スキルや宝具が自分のサポートで終わってしまう。
そして育って主力となってくると、今度はその何でもこなす性質と回復型宝具という個性から、装備する概念礼装の取捨選択に戸惑うことになる。現状だと自分の防御力を補填して耐久性を上げるか、宝具の回転率を上げてパーティー全体の生存力を底上げするかで、大きく分かれることになる。
先のバーサークヒーラー運用でも、NP獲得量と防御面、スター獲得を安定させるサポーターが必須になる。

育てば盤石な看護でパーティーをサポートしてくれるが、運用目的をはっきりさせる必要のある、マスターの腕前が試されるサーヴァントと言える。

その他

エミヤのキャラクエストで人属性の英霊の一人として名前だけ語られ、実装もまことしやかに囁かれていたが、まさかバーサーカーで現界するとは思わなかったプレイヤーも多い。
クラスに関する予想の大半は、ルーラー、または看護師という職業からキャスターであった。

正式発表された際には、元々多くの人が抱いていたイメージとのあまりの乖離に物議を醸したものの、いざ五章が実装されると「こりゃ、確かにバーサーカーで正解だわ」という意見が大数を占めるようになった。
実際、ナイチンゲールの生前の逸話は天使などと言った甘いイメージとは正反対、むしろ「鋼鉄の女傑」と言って差し支えない、常人離れした“鋼の精神”と“不屈の闘志”を持った、正真正銘の「英雄」である。そのため、生前の逸話を知っていた一部のプレイヤーに限っては、バーサーカーとして実装されることを予想できた人もいる。

造形については、『Fate/EXTRA CCC』開発時点で既に出来上がっており、エリザベート・バートリーと最終選考を争って已む無く落選となった。
しかし、奈須きのこ氏は彼女の“鋼の聖女”としての在り方を気に入ったようで、FGOの五章のキーキャラクターとして採用するに至ったという。

ただし、Fate/EXTRAシリーズ最新作のFate/EXTELLAには出演することが出来なかった。
まぁ、勢力戦がコンセプトなので協調性を欠片すら持たない彼女が登場するのには無理があったのだろう。
ただ、ある人物の替えの衣装の参考として選ばれるという形で間接的ではあるが出演しており、その衣装の名前にも彼女を参考にしたことが一発で解るような名前が付けられている。

尚、玄奘三蔵イベントでは徹洗…もとい鉄扇公主羅刹女役を担当。
何から何まで消毒液で徹底滅菌してしまう事からモー孩児は顔に小さな傷が出来ただけでお仕置き半分にバケツ満杯のオキシドールで顔面ざぶざぶさせられ、乳魔王も料理はおいしいのに皿や食器にこびりついた消毒液の刺激臭が酷くて料理の味を純粋に楽しめないあまり御仏にどうにかしてくれと懇願する始末。
その有様はモー孩児をして「ブレーキの壊れたダンプカー
ナイチンゲールの殺菌消毒への情熱が悪い方向で発露してしまった結果と言えよう。
しかし、選択肢によっては彼女のデレ顔を見ることもできる
このイベントについてはこちらも参照⇒牛魔王一家

こんな「傷病絶対撲滅するウーマン」な彼女だが、ちゃんと色恋に心をときめかせた乙女な時期がある。
看護師を志す道のさなか、一人の青年に情熱的な恋をし、心の拠り所とするほど慕っていた。
結局は一人を愛する道ではなく万人を救う道を選び、その青年とは結ばれずに終わっている。
後に、彼はナイチンゲールのために仲間と共に基金を創設し、彼女の看護活動や看護師学校設立に力を貸したとされている。
イベントなどでも、一貫して鉄面皮を貫いているように見えて、実は僅かに女性らしい“デレ”を覗かせるため、よくよく観察してみると意外に“かわいい婦長”が見える瞬間は多い。


ちなみに、その狂いっぷりのおかげかリヨ氏の絵柄がしっくりき過ぎるという長所もある(何度も言うが彼女はリヨぐだ子以上の狂人である)。

関連人物

エドモン・ダンテス
「監獄塔に復讐鬼は哭く」より共演した岩窟王。この時は生前の記憶も無かったため、世間一般のナイチンゲールのイメージに近い挙動だったが、彼はその本性を見抜いていた。
幕間の物語『天使とは花を蒔く者でなく』にてナイチンゲールとして対話した。

トーマス・エジソン
第五章に登場する大統王。ユーザーすら「まあFateだし」とスルーしていた彼の異常性を真っ向から指摘した。

アイリスフィール(天の衣)
期間限定イベント「ネロ祭再び」で救護班のメンバーとして共演した相手。
前述のとおり、ナイチンゲールは魔術による医療を一切認めないため、本来は折り合いの悪いサーヴァント同士。

リヨぐだ子
度を越したフリーダムさを持つ彼女の唯一にして最大の天敵。
普段通りの対応で彼女を恐怖させた。
ちなみに、メルセデス時代には普通にリヨぐだ子からセクハラを受けていた。

関連イラスト

白衣の天使
ナイチンゲール


ナイチンゲール
ナイチンゲール


戦場の天使
ナイチンゲール



関連項目

Fate/GrandOrder バーサーカー(Fate) サーヴァント
看護婦 天使 介護 女傑 女子力(物理) パイスラ
バーサクヒーラー トリック・オア・トリートメント

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