全ての毒あるもの、害あるものを絶ち、我が力の限り、人々の幸福を導かん!
概要
- ランク:C → C+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:0~40
- 最大捕捉:100人
戦場を駆け、死と立ち向かったナイチンゲールの精神性が昇華され、更には彼女自身の逸話から近代的にかけて成立した「傷病者を助ける白衣の天使」という看護師の概念さえもが結び付いたもの。
効果範囲内のあらゆる毒性と攻撃性は無視される。強制的に作り出される絶対的安全圏。
回復効果も兼ねる。
宝具の名称はナイチンゲール誓詞の一節「I will abstain from whatever is deleterious and mischievous」に由来する。また、読みの「ナイチンゲール・プレッジ」も、詞の原題である「Nightingale Pledge」からとられている。
なおこの誓詞、ナイチンゲールの名を冠してはいるものの、実は彼女自身は一切携わっていない。元はデトロイトの看護学校校長を始めとする委員会が彼女の功績を称え、その教えを広めるために作成したもの。医師の誓いである「ヒポクラテスの誓い」と対を為す、看護師の誓いを表す誓約文である。
看護師の理念を表した詞として現在でも広く知られており、彼女の宝具にこの名が冠されているのも、恐らくは看護師の理念を表した詞の内容と看護師の概念を内包した宝具の性質が合致したためと思われる。
ゲーム上での性能
種別はArtsで、効果は【敵全体の宝具威力ダウン(1ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉+味方全体の弱体解除&HPを回復】。
回復量は宝具LVに依存するが、LV1時点でも3,000とかなり高い。
また、幕間の物語をクリアすると【敵全体の攻撃力大ダウン(1ターン)】の効果が追加され、設定通りの絶対的安全圏を形成可能となった。
回復&弱体解除という性能ではメディア・リリィと同格だが、こちらは敵からの必殺の一撃に備えてその威力を減衰させるデバフ効果も兼ねており、戦術の組み方が変わってくる。
デバフ付与という特性は、無敵貫通や強化解除効果付きの宝具に強い反面、「対魔力」等の弱体耐性スキルで弾かれて失敗する恐れがあるので一長一短。味方でフォローするか相手に合わせて使い分けて対処したい。
敵へのダメージが一切無い回復型の宝具なのだが、その演出は白亜の巨大看護婦を召喚し、看護婦が“浄化の大剣”で敵陣を叩き斬るという非常に物騒なもの。
“毒と害あるもの”を根絶するという概念が、浄化の剣として顕在化したものと考えられるが、それがやたら戦闘的なのは、やはりナイチンゲールの人物性が反映されているせいなのか……。