「まあ落ち着けよマスター。オレは主君殺しとかヒデェコトはしねえから」
「よっしゃ、じゃあ兵士は10点。女子供は3点、サーヴァントは100点でどうよ?マスター!!」
プロフィール
真名 | 森長可 |
---|---|
クラス | バーサーカー |
性別 | 男性 |
身長 | 194cm |
体重 | 93kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・狂・人 |
好きなもの | 茶の湯、書道 |
嫌いなもの | 返り忠(元の主を裏切り別の主君に鞍替えすること) |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | 経験値(帝都聖杯奇譚)、Dd(FGO) |
CV | 谷山紀章 |
趣味は茶の湯。
概要
『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』に登場するバーサーカークラスのサーヴァント。
マスターは陸軍の間桐少佐。20代半ば程の筋骨逞しい偉丈夫で、赤髪のギザ歯という凶悪な人相。
陸軍第四魔導機関謹製の『甲型英霊拘束具』(後述)を纏っており、登場当初は兜で顔を隠していた。陸軍内部の実権を握っていた魔人アーチャーに対抗する為に召喚されたが、マスターの制御下を離れ、陸軍の秘密基地内で軍隊相手に大量虐殺を繰り広げた。
真名
- 初陣では一人で敵陣に突っ込み、27人の武将の首を刎ねる
- 戦いすぎで全身が返り血で染まったのを大怪我と勘違いされ、周囲から傷の心配をされる
- 些細な理由で味方を殺す
- 無礼と思えば非戦闘員である庶民すら警告なしに殺す
- 敵軍の人間に点数をつけ、部下とその殺傷数を競い合う人間射的をする
といった、「凶暴」を絵に書いたような逸話を多数持つ人物。
関所を通ろうとしたとき、馬を降りるよう指示してきた門番に「信長様の前ならともかく、この俺に下馬しろと?何様だテメエ」と腹を立て即座に斬り殺し、残った門番も「止めたら町燃やしてやっから覚悟しろよ」と脅迫して強引に突破したことから、呆れ気味に信長に「武蔵守」と名付けられ、そこから「鬼武蔵」のあだ名がついた。ちなみに、門番たちに「通る人は下馬させて名前を名乗らせろ」と指示したのは他ならぬ信長である。哀れ門番……
このように非戦闘員や味方すら殺傷する、命令無視で突っ走るなどの過激な行動が多く、小牧・長久手の戦いで死んだ際には味方にまで喜ばれた程の嫌われ者でもあったと言われている。
が、森家は彼や父の可成、弟の蘭丸を含め、主君である織田家に対しては喜んで命を差し出す狂信的な忠誠心の持ち主が多かったほか、命令無視で突っ走った際には毎回のように武功を挙げていたことから、信長は彼に対しては甘かったという。長可も主君だけは決して裏切らず、27の時、鉄砲で眉間を撃ち抜かれて戦死するその時まで返り忠を起こすことはなかった。
また領国には安定した統治を敷き、領民から支持された優秀な領主としての一面や、部下や家族に対して人情味のある一面、達筆で筆まめ、茶の湯を好む文化人としての一面もあったらしく、決して武辺一辺倒の野蛮人というわけではない(これらの礼装でその様子が見れる)。
これらエピソードのギャップがあまりにも荒唐無稽すぎて、『FGO』のマテリアルでは『なんなんだお前』と言わしめた。亡くなった年は27歳であるので、サーヴァントとしての肉体年齢は恐らく20代前半~半ば。『FGO』では下記理由からさらに若い可能性もある。
人物
一人称は「オレ」。
バーサーカークラスである事や、謀略裏切りが横行していた戦国時代の存在である事を考慮してもなお、比類なきレベルでの凶暴性を持った外道。言語能力は維持しており意思疎通自体は一応可能だが、明らかに目と言動がヤバく、目を合わせたくないタイプの存在。
経験値氏のイラストでは某洗脳探偵の如く目がグルグルになっている。
令呪ごとマスターの腕をぶった切った後に朗らかに話しかけたり、目撃者と言う訳でもない無関係の女子供まで本記事冒頭の台詞と共にゲーム感覚で積極的に殺戮しようとする等、もはやその精神性は「外道」と言うより「異常」である。その一方で「主君殺しはしない」と発言したり、消滅の際にマスターの身を案じる素振りを見せる等、彼なりのやり方で契約者を案じる一面や、人殺しをしそうになった際に「主が」制止すれば即座に止めるなどの素直さも持つ。
信長の後を引き継いだ秀吉曰く「大殿の言う事しか聞かなくて大変だった」との事(ただ『FGO』の描写では大殿の言うことも聞いていなかった、もしくは凶暴な方向に曲解する)。
いついかなる時も凶暴かつ裏表がないその在り方は、人間というより賢い肉食獣のそれに近く、界隈では「よく懐いたグリズリー」「人慣れしたアロサウルス」等と称される事も。実際に、その粗暴さと本来両立し得ない程の知性・教養も兼ね備えており、聞く気にさえなれば小難しい話も十全に理解する事が可能である。織田家に仕える家柄としては古参の一族出身ゆえか、尊王攘夷の元来の意味(元々は中国の言葉)も知っていた。インテリ蛮族……
上述の殺戮欲求からは想像し難いが、敵が力のエネルギー源に子供を使っていると知った際には「ガキ殺してうまいもん食ってるような野郎が偉そうに世の中語ってんじゃねーよ!」と怒りを露わにしていた。正論なのだが……お前が言うな。まあ、確かに森君は世の中を語ってはいないが。
能力
愛用の槍『人間無骨』での白兵戦を得意とし、後述の宝具による防御力無視という侮れない攻撃力を持っている為、戦う相手によっては圧倒的優位に立てる。
しかし下記の特殊装備が無い場合では生来の人格と狂化・精神汚染の複合によりバーサーカーのデメリットだけが大きくなっている為、色んな意味で扱いにくい厄介なサーヴァントとなっている。
一応、その外道な性根と主だけは裏切らない性質は、「マスターがどんな汚い人間でも離反しない」という長所にもなりえる為、「自分以外がどうなっても構わない精神性」と「彼の暴力性に振り回されない程度の実力」を兼ね備えた……そう、型月における典型的な魔術師や魔術使いのようなタイプであれば、有用に運用する事も不可能ではないかもしれない。
本来英霊になるような人物はそんな「外道」や「狂人」という言葉に当てはまるマスターとは相容れない者ばかりである為に、その点でも彼は異質なサーヴァントであるといえる。
『FGO』では、荒々しい槍術を主体としつつ、『人間無骨』を投擲して突き刺したり、脳天から両断したりとエグい戦法を多用し、状況に応じて普通の日本刀や足蹴りも併用する。
ステータス
保有スキル
狂化(D) | バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。筋力が上昇するが、言語機能が単純化し、複雑な思考を長時間続ける事が困難になる。因みにランサーやライダーへもクラス適正があるのだが、これらのクラスで召喚されてもこのスキルが付属するらしく、どうあがいても実質バーサーカーになってしまう。なんなんだお前。 |
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精神汚染(B) | 精神が錯乱している為、精神干渉系の魔術を遮断可能となる。ただし、同ランクの『精神汚染』を有していない人物とは意思疎通が不可能となる。 |
精神汚染(兇)(B) | 戦場において発揮される異常な精神性。マスターを含めあらゆる対象との正常な意思疎通が困難となり暴走する。残虐性が強化され、敵を殺しつくすか己が死ぬまで戦い続ける。『FGO』で追加。 |
血塗れの蛮勇(A→A+) | 返り血で袴が真っ赤に染まったという、血生臭い逸話からのスキル。敵を攻撃すればするほど攻撃力が向上するが、引き換えに防御力が下がっていく。 |
鬼武蔵の遺言状(C) | 長可が残した遺言状。スキル使用時と戦闘不能に陥った2つのタイミングで異なる効果が発動する。命を落とした折、敵だけでなく味方すら喜んだといわれる耳を疑う逸話がスキルとなったもの。『FGO』で追加。 |
特殊装備
甲型英霊拘束具
彼の全身を覆う陸軍第四魔導機関謹製の拘束具。
土地から魔力を吸収してダメージや傷を回復させる(致命傷である頭部の損傷さえも修復可能)ことに加え、バーサーカークラスの問題点であった「膨大な魔力消費量」の点をも解消させる便利アイテム。そのため完全に倒すには、一瞬で跡形も無く消し飛ばすだけの火力を叩き込むか、胸部の炉心を心臓ごと消滅させる攻撃手段が必要となる。
一方で、魔力を土地から無理矢理吸い尽くすために、使い続ければ「その土地が死ぬ」という問題点も存在している。また装着者曰く「窮屈で動き辛い」との事で、装備中は敏捷が低下してしまうリスクもある模様。ただし元々「敵地に投下して暴れさせる殲滅兵器」として運用する予定だった為、予定通りに運用していれば自軍への問題は無かった。
また、この鎧は魔術を取り入れた帝国陸軍の技術によって召喚時に後付けされた物であり、本来は彼の霊基に登録されているわけではない『帝都聖杯奇譚』限定の装備である。そのため別の召喚でランサーと相見えた時はあっさりと倒されてしまった模様。
『FGO』の「ファイナル本能寺」においては、同じ技術提供者の協力によって再びこの鎧を装着され暴れ回るが、大規模火力を可能とするノッブに鎧を吹き飛ばされた。
これらの記録を座に持ち帰ってしまったのか、『FGO』で召喚された際の第一再臨はこの姿である。ただしあくまでも外見だけであり、上記の機能は再現されていない。
宝具
人間無骨(にんげんむこつ)
- ランク:C
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大捕捉:1人
「はーははははっ!面白くなってきやがったぜ!」
「うおおおおおおおおおーーヒィイャッハアアアァァーーッ!!どりゃ!おらぁ!嗤(わら)え!『人間無骨(にんげんむこつ)』!!」
この槍の前では人間も「骨が無いかのように容易く両断されてしまう」という事からその名のついた、防御無視の効果を持った可変型の十文字槍。槍先に展開ギミックが仕込まれており、真名解放と同時に槍が開いてチェーンソー状の刃が両端から出現し、ちょうど十字槍の形になる。
解放前が"通常形態"で、解放後の十字槍の状態が"解放形態"。"解放形態"の方が攻撃力が高い。
詳細は該当記事を参照。
百段(ひゃくだん)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大補足:不明
史実における長可の愛馬。居城である金山城の石段100段を一息に駆け上がる程の名馬とされる。
ただし、バーサーカークラスでの召喚時には使用不能である。
『ぐだぐだエースRE』の生前の描写では、兜と尾にノコギリ状の刃が付いた鎧を纏っており、枠外コメントでおき太からウルトラ怪獣みたいな馬と言われていた。甲斐馬だから多分黒いらしい。
その他
『帝都聖杯奇譚』単行本巻末の「帝都聖杯奇譚用語辞典」によると、「人間無骨」と「百段」が合体すると「パーフェクトDQN・MORI・NAGAYOSHI」が完成するらしいが、恐らくネタ。
活躍
帝都聖杯奇譚
間桐少佐に召喚されたは良いものの、「武蔵」違いだった事が分かって自害させられそうになる(元々陸軍側は宮本武蔵を召喚する予定だった)。そこで躊躇無くマスターの右手を令呪ごと切断して握り潰し、マスターを小脇に抱えて陸軍の秘密基地内部を跋扈。自分を外に出すまいと立ち向かう兵士を片っ端から一刀両断し、虐殺の宴を繰り広げた。
その後、秘密基地内に侵入したランサーと戦闘になりその卓越した技能で頭を貫かれるも、拘束具の再生能力で彼を圧倒。更に乱入した桜セイバーとも交戦したが、「無明三段突き」で心臓部分を甲冑の炉心ごと、まるごと破壊(というか消滅)され敗北、消滅した。
Fate/type Redline
てめぇさては武芸者か!?ケッ!!戦の役に立たねえ技だの位だのくだらねえ連中だ!!
戦場じゃ強い奴が勝つだけなんだよ
大まかな流れは上記のリメイク前と同じであるが、リアル寄りの画風と行間の追加により、森くんジェノサイドの恐ろしさが分かりやすくなっている。なお、一連の台詞はほぼ完全再現(というか更にヤバくなっている)で、一切キャラのブレも起きていないというのが彼のヤバい所。
世界大戦の狂熱に囚われた兵士に対しては、生前戦った一揆衆を思い出し重ねている。
他作品での活躍
Fate/Grand Order
イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』開幕と同時に実装。レアリティは☆3。
先に実装された以蔵に続くレア度☆3の期間限定サーヴァントとなる。
霊基再臨第一段階は帝都に登場した際の「甲型英霊拘束具」の姿(上記の通り、機能までは再現されていない)。第二段階は生前を思わせる戦国武将風の衣装となる。第三段階になると、「ガチの戦の時にしか着ない」という鬼の意匠が入った白い具足を装着する。下半身が血に染まっているが、これは初陣帰りの時に下半身が敵の血に染まり重傷だと勘違いされた逸話が、白が基調なのは彼が討ち死にした小牧・長久手の戦いで白装束を着ていたことが由来と思われる。
イベント序盤、帝都のカイザー・ノブナガに操られ、「越後の信長」こと何故か霊基が変質したカルデアのノッブがいる春日山城を襲撃する。流れ者達と共に駆けつけた長尾景虎とノッブの連係プレーで拘束具から解放され、更にマスターとの契約で消滅も回避した。これ以降は、ノッブや景虎と共に「カルデア家」の足軽としてマスター達に協力する。
ちなみに『FGO』での愛称は苗字から取って「森君」。どこぞのアイドルグループの元・メンバーではない。基本他人は「さん」付けするマシュですらこの名で呼んでいる。
『ぐだぐだエース』では『FGO』に実装される前から「もし召喚された場合、黒髭やメフィスト以上に殺意の引き金が軽い事から、カルデア職員が即犠牲になるのではないか」と言われていた。
「さよならムニエル」「もうやだこの職場!!」
実際この懸念は当たっており、イベントラストではたくあんのつまみ食いで土方と大喧嘩を繰り広げていたり、(流石に未遂で止められたが)食堂での待機列にて前列に襲いかかろうとしたことがマイルームボイスで言及される。大人気ないぞ森くん。
ゲーム上での性能
最大HP | 8019 |
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最大ATK | 7732 |
カード配分 | Q1・A2・B2 |
スキル1 | 精神汚染(兇)(B):自身のクリティカル威力をアップ(3T)&自身の弱体耐性を大アップ(3T)&自身の強化成功率を大ダウン(3T)<強化扱い>【デメリット】 |
スキル2 | 血塗れの蛮勇(A+):自身に「攻撃時に自身の攻撃力をアップ(3T)」する状態を付与(3T)&自身に「攻撃時に自身の防御力をダウン(3T)」する状態を付与(3回)【デメリット】 |
スキル3 | 鬼武蔵の遺言状(C):自身にスター集中状態を付与(1T)&自身に「やられた時にスターを獲得する状態」を付与(3T) |
宝具 | 人間無骨(Buster):自身に無敵貫通状態を付与(1T)+敵単体に超強力な防御力無視攻撃&防御力をダウン(3T)〈オーバーチャージで効果アップ〉 |
『FGO』の☆3バーサーカーは長らくサービス開始時に存在した3騎(呂布、ダレイオス、清姫)のみだったため、かなり長い間を開けての新顔となった。バーサーカークラスは攻撃力が高く、あらゆる相手に有利を取れるかわりに、自身も倒されやすい、というのが特徴だが、彼はそれをさらに突き詰めた「鉄砲玉運用前提」のような性能となっている。
主に使うのはスキル2「血濡れの蛮勇」。攻撃するたびに「防御力ダウン&攻撃力アップ」を付与するスキルであり、彼のカードを使うたびにガンガン火力が上がっていく。
この手のスキルはArtsカードのみ、通常攻撃時のみといった制約がつくことが多いが、長可は宝具カードやExtra Attackカードを使った際にも適用される。その分、デメリットの防御力ダウンも馬鹿にはならず、ゲーム中では一発攻撃を食らったら即退場であることが殆ど。
この性質上、回避や無敵、防御力UPで時間稼ぎに徹されると分が悪いので、無敵貫通と防御無視効果のある宝具「人間無骨」で始末してしまおう。なお、「血濡れの蛮勇」は「効果時間3ターン・使用回数3回」という回数制限があったのが、スキル強化で「効果時間3ターン」のみとなり、回数制限が取り払われた。攻撃力がさらに上がったに等しいが、倒されやすさも相変わらずなので注意。
スキル1「精神汚染(兇)」はもともと高い攻撃力をさらに跳ね上げるスキル。通常20%〜50%である事が多いクリティカル威力アップ系スキルの中にあって、長可のそれは100%というトップクラスの威力を誇り、クリティカルスターが十分にあればHP10万超えのボスエネミーすら容易に葬ってしまえる火力となる。ただし、このスキルには「自身の強化成功率を大ダウン<強化扱い>」という重いデメリットもあり、効果時間中はスキル2を除くあらゆるバフが使えなくなってしまう。
宝具の「無敵貫通」効果が機能しなくなるほか、加藤段蔵等が使う回避付与スキルも無効化してしまう。おまけに、このデメリットは「強化扱い」であるため弱体無効や解除で防げない。通常攻撃に必殺の威力がつくのは頼もしいが、このスキルは長可を鉄砲玉として使い捨てにするスキル/使うと長可が死ぬスキルでもあるので、宝具以上に「ここぞ」というときの使用に留めたい。
スキル3「鬼武蔵の遺言状」はクラススキル「精神汚染(兇)」を補助するものであるが、あちらのデメリットの都合上、使えるときにさっさと使っておきたいスキル。
死亡時にも効果があるため、効果時間中に倒されても無駄にはならない。
基本的に、とにかく長可のカードを切りまくって暴れさせておき、もし攻撃に晒されても回復等はせず戦死するまで任せるという実に彼らしい運用が基本となるサーヴァント。
だが、応用戦術として玄奘三蔵の「三蔵の教え」や概念礼装「聖者の依代」で「血濡れの蛮勇」のデメリットを踏み倒す、マーリン2人で無敵を付与して長可を護りつつ、あちらのスキル「英雄作成」を「精神汚染(兇)」の代用として使う、という使い方で長期間戦わせることもできる。
後者はレイドボス相手でも通用する戦術であり意外と実用的。
攻撃面を更に尖らせる運用法としては、魔術礼装「アトラス院制服」の「メジェドの目」によるスキルチャージ短縮、「イシスの雨」による弱体解除と光のコヤンスカヤ2人でスキル「イノベイター・バニー」「NFFスペシャル」を使用しNPチャージ&スキルチャージ短縮、バスター強化を行うことでバスター性能大幅強化、「血濡れの蛮勇」のスキル効果二重付与状態かつデメリット消去可能、即宝具使用可というワンマンアーミー仕様に仕上げることもできる。魔術礼装のもう一つのスキル「オシリスの塵」の効果が無敵付与であり、ある程度安定した運用が可能なのもポイント。
関連人物
生前
生前の主君であり、偶然同じ聖杯戦争に召喚されたサーヴァント。「大殿」と呼んで慕う相手。
向こうもバーサーカーっぷりを持て余していたが、彼の父・森可成に大恩があるのと、彼の弟・蘭丸にヘソを曲げられたくないと言う理由で、頭を抱えつつもその虐殺を見逃していた。
『ぐだぐだファイナル本能寺』では、上述の経緯から同じ足軽として轡を並べる事となり、水着に関しては、大笑いした後に「侘びてんじゃねえか」と真顔で言っている。
生前の同僚で、後に上司となる。
彼のことは同僚時代からのあだ名なのか「殿下」と呼んでおり、大殿や茶々様と揃えば面白そうと語っているが、あちらからはかつての信長同様に持て余されている。
一方で「信長の元で苦楽を共にした戦友」と信用もされていた。
生前の同僚の一人で、秀吉の弟である秀長に仕えていた。
生涯で7度も主君を変えており、長可にとっては嫌いなタイプかもしれないが、彼の場合は不運によるものである。余談だが、帝都聖杯奇譚で戦ったセイバーの生前の仲間の1人が彼の子孫である。
実の父親。十文字槍の使い手で「攻めの三左」という異名を誇った。
宇佐山城の戦いで信長を救い切り壮絶な戦死を遂げたことから、信長は長可にはやや甘い。
森可隆
実の兄で可成の長男。最期は越前朝倉攻めで戦死した。
実の弟で可成の三男。本名の『成利』で呼んでいる。
曰く「自分からすりゃ細かすぎるが、よくできた弟」と言及しており、兄弟仲は良かった模様。
型月世界でも男性である様で、経験値先生曰く「男の娘」であるらしい。
森坊丸、森力丸
実の弟で可成の四男と五男。最期は蘭丸や主君の信長と共に本能寺の変で戦死。
森忠政
実の弟で可成の六男。幼名は千丸。
長可の死後、森家の家督を継ぐ。森兄弟の中で一番長生きした。
第一主君の姪 → 第二主君の側室。年齢がそう離れてないためか長可君と呼ばれる。
お互いの家族が殺し合った経緯を持つが、本人同士は気の置けない関係に落ち着いている。
織田家時代の同僚。
生前からソリが合わず、主君殺しという自身最大のタブーをした事からかなり嫌っている。
味方からも嫌われていた長可とは違い、向こうは同僚の家臣からは慕われていた。
更に戦の際、敵地の民でも無益な殺生を嫌ってた光秀に対し、長可は敵地の民(女や子供も含め)を平気で人質に取り、用済みになれば手に掛けていたなど、間反対な性格である。
ただし、それぞれの領民からはどちらも慕われていて、身内や家臣を大切にしているなど共通点もあった。
豊臣政権時代の同僚。こちらもあまり仲は良くなかった模様。
しかし一方で、どちらも主君への忠義に厚く治めた地の領民たちから慕われていたという共通点があり、また三成も生真面目過ぎて気難しい性格から、長可ほどではないが嫌う者も少なくなかったようである。
生前付き合いのあった茶人。「利休居士」と呼んでいる。
あちらからは茶の湯の腕前は認められているが、生首を持ってこようとする様には辟易。
一時期、長可に仕えていた武将。甲州征伐の際、長可が460余の首級を実検した際、才蔵は3つの首を持って彼の前に現れ、「16の首を捕り申した」と豪語し、3つしかないではないかと訝ると「首が多すぎて捨てました。ただし捕った首には笹の葉を含ませて置いて参りました」と述べ、調べると笹を咥えた13の首級が見つかり、このことから、「笹の才蔵」の異名を誇った。ちなみに、彼も上記の高虎同様に主君を何度も変えており長可にとっては嫌いなタイプかもしれないが、周囲からはかなりの人望があった人物で、更に自身が納得がいかないと主君だろうが、平気で文句を言う人物だったそうな。
帝都聖杯奇譚
契約したマスター。慎二のスターシステムなキャラクターであり、設定的には彼の先祖とのこと。
自分を令呪で自害させようとした為に令呪ごと右手をぶった切ったが、一応主として見なしており、彼なりの忠誠心を抱いている。劇中でも朗らかに話しかけて行動を(強制的に)共にし、彼がランサーに連れ去られた(保護された)際には必死に彼を取り戻そうとしていた。当の少佐からは右手をぶった切られた件もあってか全然信頼されておらず、拘束具の詳細を暴露されてしまった。
劇中で対峙した相手。技量なら彼の方が圧倒的に上だが、鎧の再生能力で苦戦させた。
『FGO』ではアサシンの彼を見て、その件をうっすら思い出しかけた。
Fate/type Redline
本作におけるマスターで、間桐少佐の代換キャラ。
旧作同様、彼を悪気なく恐怖と絶望のどん底に陥れ、遂には発狂させてしまうが、森君は気分が乗ってきたと勘違いしており、ベクトルの食い違った高笑いを共に上げていた。
Fate/Grand Order
この世界で契約したマスター。
時々ヒヤヒヤするような言動を交えつつも、此度の主君であるため忠実に従っている。
初対面時に命を助けられた恩に加えて、彼にとっての「大殿(=信長)」をも従える人物であることから一目置いており、「殿様」と呼んでよく懐いているらしい。
一方で平和な現代の日本出身の彼/彼女には、いずれ消える自分達サーヴァントにあまり入れ込んでほしくないと思っているらしい。バレンタインの際に相応しい相手として挙げた「薬師や町人」という例は、生前の遺言状で娘を嫁がせるべき相手として指定した条件に当てはまる。
彼なりにその将来を慮っていることがうかがえる発言である。
こちらは(条件次第だが)高確率で主君を裏切るサーヴァントで、長可の最も嫌いなタイプ。
ライダーで召喚されると騎馬と融合する点は共通しているが。
同じく、平和な時代に自分の居場所は無いという事を悟っている程のウォーモンガー。
こちらの主君に対する忠誠心は、史実と本作で異なる。
猛獣の価値観を持って生まれた人間という点が似ており、イベントでもセットで扱われていた。
当人らも戦場にて面識がある模様で「森の小倅」と呼ばれている。
森家は河内源氏の源義家の六男・源義隆を祖とする家系である。
河内源氏は源満仲の三男である源頼信を祖とする家系で、頼光を祖とする摂津源氏と同じ清和源氏の嫡流の一つであり、つまるところ彼女は森の先祖の姉にあたる存在。彼の生前を見るに、源氏の血の狂気は500年を経ても変わらず受け継がれようだ。源家の流れを汲む者はバーサーカー以外いないのだろうか。
尚、遠縁すぎる為か、両者共に直接接な言及や接触はない。
実弟の森蘭丸……によく似た異次元の別人。
別人であることは長可も承知の筈だが、ほとんど区別せず実弟同然に扱っている。
間桐(真瓦津)少佐が本来呼び出そうとしていた英霊。
名前繋がりで「武蔵ってヤツ結構多いからこんがらがるよなぁ」と言うマイルームセリフがある。
実は彼女の養子にして一番弟子が語るには、武蔵も源氏武士(村上源氏)の末裔であり、森とはかなりの遠戚となる。
余談
上記の通り彼はランサークラスやライダークラスの適性を持っていることが公式で言及されている。なお、森隊は甲州征伐にて高遠城の三の丸の屋根を引っぺがして鉄砲を乱射して陥落させ、守備兵も射撃で打ち取ったという逸話があるが、アーチャークラス適性は確認されていない。
『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』では「鎧武者風の槍使い」が現界している事が語られているが、わざわざ本イベントで言及する辺り、ランサークラスで現界した彼の事と思われる。ただし、ストーリーに実際に登場したランサーは李書文であった為、恐らく彼に討ち取られた可能性が高い。
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