概要
開催期間:2019年7月4日(水)~7月18日(木)
復刻ライト版:2020年5月3日(日)~5月17日(日)
テーマ曲:『参全世界』乃藍
『Fate/GrandOrder』の期間限定イベントの1つ。
「ぐだぐだ本能寺」より始まった「ぐだぐだイベント」の一つである。
これまで同様『Fate/ぐだぐだオーダー』も期間限定で復活している。
本イベントでは、かねてより話題となっていた長尾景虎(八華のランサー)が配布サーヴァントとして実装。
また同時開催のピックアップ召喚で、魔王信長(織田信長)(☆5アヴェンジャー)、森長可(☆3バーサーカー)が期間限定サーヴァントとして登場する。
参加条件は第1部の特異点F炎上汚染都市冬木のクリア。メインシナリオの進行状況に応じてイベント中の登場人物や一部セリフが変化し、ダ・ヴィンチちゃんの形態および、シオンやゴルドルフの登場の有無などが変わる。
イントロダクション
気が付けばそこは群雄割拠の戦国時代。
まあ、そこまでは昨今よくある話なのですが、
どうやらこの時代、歴史の教科書とはかなり様子が違うようで⋯⋯。
史上空前のぐだぐだ大戦、ここに開幕!
(以上、公式サイトより抜粋)
ストーリー
織田家と新撰組のサーヴァントたちは、マスターと茶仲間の李書文を誘って、いつものようにボイラー室横の金の茶室で賑やかに過ごしていた。
そこに暇を持て余した茶々が、隣接する倉庫で見つけた「謎の箱」を空けようとする。しかし箱は開けようとしても開かず、部屋にいた一同も斬ったり叩いたりするも疵一つ付かない。
……が、次の瞬間、箱は警報と共に光を発し、部屋にいた一同を消してしまう。
強制レイシフトで特異点の日本に迷い込んでしまったカルデアのマスターとサーヴァントたち。
舞台は特異点「三千信長世界デ・アルカ」。
マスターとその契約サーヴァントマシュは、辿り着いた越後の国境の村で行人包の女武者「お虎」と出会い、共に通りかかった村で略取する僧兵たちを倒し、一晩の宿を借りることとなる。
そしてその村で、一同は驚天動地の事実を知る。
ここは本能寺の変から2年経った日本……のはずが、なんと本能寺で討たれた織田信長が復活を遂げ、さらに複数の信長が覇を競う混沌の時代と化していた。
マスター一行は村人から越後の春日山城を目指し、そこで落城寸前の窮地にあったカルデアのノッブと落ち合い、さらに長尾景虎の提案から、春日山城城主「カルデア家」としてこの特異点の天下統一と修復に挑むことになる。
目指すは特異点修正という「天下統一」。ぐだぐだ本能寺、最終幕が遂に上がる。
Fateでは「アーサー王」や「ジャンヌ・ダルク」、「エリザベート・バートリー」がよく増えることがしばしば公式含めネタにされるが、ここへ来て「織田信長」も一気に増殖することとなった。
イベントの仕様
まずフリクエなどの「軍備生産クエスト」をこなして「百人兵糧」「黒色火薬」「多々良鉄」の3種の軍備アイテム+QPを生産。
この軍備アイテムを消費して挑戦できる「制圧クエスト」をクリアする事でカルデア家の領地が広がり、軍備の生産量を増やせる。
領地を拡大する事でシナリオが進行する他、「登用イベント」で新たなNPC(ゲストサーヴァント)を得られるようになる。
一部のクエストでは特殊なギミックが発動するが、サポート選択時に「適役」と表示されるNPCを選べば対抗できるギミックが発動するため、是非登用イベントでNPCを増やしておきたい(必須という訳ではないので、自信があればそのまま突撃するのも手)。
イベント期間後半からは、恒例の裏ステージ「オールオルタ総進撃 ぐだぐだまじん戦線2019」がスタート。
その名の通り様々なオルタ鯖が各地の大名として総出演する(流石に実装されたばかりの神ジュナはいない…が、代わりにお試し?オルタ鯖やトラウマ案件がいる)。
イベント限定概念礼装
名称 | イベントでの追加効果 | 入手方法 |
---|---|---|
腹が減っては戦ができぬ | 装備したサーヴァントの攻撃の威力を100%アップ | アイテム交換、ドロップ |
群雄割拠 | 陣立味噌のドロップ数を1個増やす | ピックアップ召喚 |
軍神 | 無縁塩のドロップ数を1個増やす | ピックアップ召喚 |
鬼の茶会 | 青苧糸のドロップ数を1個増やす | ピックアップ召喚、フレンドポイント召喚 |
※最大解放で攻撃の威力は+200%、ドロップ数は+2個。
本イベントからサポートとして選択できるNPCサーヴァントがイベント限定概念礼装を装備するようになった。概念礼装は未凸状態ではあるが、NPCを選択してもイベントでの追加効果が発揮されるようになっているのがありがたい。
登場キャラクター
信長"たち"
越後の信長→足軽ノッブ | 安土の魔王信長 | 甲斐の織田吉法師 |
---|---|---|
CV:釘宮理恵 | CV:釘宮理恵 | CV:釘宮理恵 |
帝都のカイザー・ノブナガ | 加賀のビッグノッブ | 駿河の水着信長 |
CV:- | CV:- | CV:釘宮理恵 |
尾張の本物信長 | ||
CV:- | ||
カルデア家
「越後の信長」としてカルデアのノッブが居ついていた春日山城の騒動をマスターが解決し、新たな大名となることに。
武将と関係者たち
幕末の大剣豪 | 抑止の守護者 | 障壁の奥の寵姫 |
---|---|---|
CV:悠木碧 | CV:悠木碧 | CV:阿澄佳奈 |
鬼武蔵 | 鬼の副長 | 无二打 |
CV:谷山紀章 | CV:星野貴紀 | CV:安井邦彦 |
維新の英雄&大蛇 | 土佐の人斬り | 武器商人 |
CV:加瀬康之&堀江由衣 | CV:吉野裕行 | CV:- |
魔王の重臣 | 大うつけの実弟 | 止まらぬ狂兵 |
CV:- | CV:山下大輝 | CV:- |
日本一の兵(演:無銘の英雄) | 表裏比興の者(演:抑止力の代行者) | 信濃の獅子(演:魔法少女1) |
CV:諏訪部順一 | CV:小山力也 | CV:門脇舞以 |
十勇士筆頭(演:魔法少女2) | 筆頭のライバル(演:魔法少女3) | 大阪五人衆最強(演:魔女) |
CV:斎藤千和 | CV:名塚佳織 | CV:田中敦子 |
京の御前(演:聖杯の器) | [[>]](演:[[>]]) | [[>]](演:[[>]]) |
CV:大原さやか | CV:[[]] | CV:[[]] |
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余談
タイトルはゴジラ映画『オール怪獣大進撃』のパロディと思われる。
さらにタイトル後半も、ゴジラシリーズにおける平成の総進撃『ゴジラ FINAL WARS』から拝借していると思われる。
また、今回のイベントの発端となった「ロゴスリアクト・ジェネリック」は廉価版だが、この大本が『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』に登場している。
制圧クエスト開始時、法螺貝とともに家老マシュがアナウンスを行う…が、物凄いノリノリである。
「カルデア家、これより進軍を開始します!」
「兵は迅速を尊びましょう! すすめぇーっ!」
「武者震いがしますね、殿! うぉぉぉぉぉ!!!」
「陣触れですよ、皆さん! ぶぅおお〜〜っ!ぶぅおおお〜〜っ!!(セルフ法螺貝)」
なおカルデア家の労働環境は週休二日は確保されているホワイト企業なのだが、実力者であろうともいきなりの昇進はなく(これに関しては作中でも大不評でサーヴァント達もクレームを入れている)、特例がない限り最底辺の足軽スタートなど雇用に関してはなぜか変にブラック(その他、妙にノッブに馴れ馴れしい足軽がいたりする)。
イベントの開催告知がなされたのは6月28日。
例年通りなら次のイベントはサバフェス復刻であろうと油断し、ユガ・クシェートラPUや1700万DLキャンペーンのネロ・ブライド復刻PUにリソースを割いていたマスターたちを慌てさせることになった。
毎年6月から9月にかけてのFGOは新章配信から始まり、水着復刻、周年祭、新規水着イベント、ネロ祭とガチャとイベント周回の双方が1年の中で最も過密になる非常に忙しい時期である。
それだけにこの過密期間の真っ只中にある7月頭に新規イベントをブッ込んでくること自体がマスターたちにとっては完全な想定外であり、この後に控えるであろうサバフェス復刻や周年祭、新規水着イベントのスケジュールがどうなるのか予想しにくい状態になっている。
これまでなかった新規イベントから始まるFGOの夏。それがどれだけ忙しく、マスターたちの懐にどれだけのダメージを与えるものになるのだろうか……
ちなみにこのことは今回のイベントのために書き下ろされたぐだぐだオーダーでもバッチリネタにされている。
こちら、マスターも含めて全て信長となっております。
ただ、メインシナリオそのものは「ぐだぐだ」と付いている割には、何時もの社長の悪ふz……お遊びと違い、あんまりぐだぐだしていない。特にクライマックスは本編並みにシリアス。
…………え? 武内の悪ふざけはメインシナリオが終わった後だろって?
今回実装された長尾景虎や森長可の他、過去イベントでの活躍から人気を獲得していた織田信勝と明智光秀、帝都聖杯奇譚出身のマックスウェル、今回が初登場で敵専用サーヴァントとして登場した柴田勝家も実装を期待されていたが、残念ながらピックアップ2ガチャはなかった。
そしてサルも出られなかった。
第2部開始以後はストーリーの時系列などを理由にイベント参加条件が厳しいものが多く不満の声もあったが、「ボイス&レター・これくしょん!〜紫式部と7つの呪本〜」のような最近の新規イベントの中には大幅に緩和されているものも増えてきた。
このイベントも、複数の時系列別に細かなバージョンを作り分けることで上記の問題を解決したケースと言える。
そして、カノウヨシキDは事前生放送で、今後は参加条件の緩いイベントも増やしていくと明言している。
イベント特効の効果が攻撃力上昇であることや攻撃力を倍化する特効礼装の存在、各交換素材のドロップ最効率のフリークエストがAP30で回れる(通常はAP40)などかなりマスター側に有利な調整がされており、FGOのイベントの中で下から数えたほうが早いくらいには難易度が低く、続いて開催されたイベントであるサバフェス復刻ではこのイベントとの難易度のギャップを感じるマスターも多かったようである。
また、2020年5月のゴールデンウィークには復刻版が突如開催となった。例年通りならば『Fate/Requiem』とのコラボイベントが行われるはずだったのだが、新型コロナウイルスの流行に伴う影響からそちらの開発が遅れてしまったため、スケジュールの穴埋めのために抜擢された形である。(未復刻イベントの中では、参加条件が緩いため、都合が良かったというのもあると思われる。)
名前に“ファイナル”と付いていただけにぐだぐだイベントの最終作になると思われていたが、翌年も普通に続いた。生放送でのカノウDの発言及びぐだぐだオーダー曰く「ファイナルなのは本能寺」。
関連イラスト
関連動画
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ぐだぐだシリーズ
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