概要
開催期間:2020/10/9 20:00 - 2020/10/23 12:59
復刻ライト版:2021/11/3 18:00 - 2021/11/17 12:59
特異点名:古代埴輪時空 邪馬台国
テーマ曲:『明鏡肆水』KOCHO
2019年に終わりを迎えたかに見えた「ぐだぐだイベント」・2020年版。
特異点と化した3世紀の日本にて、「新選組」を名乗る敵を相手に戦いを繰り広げる。
ストーリー
遥かな時の彼方より響く古代の息吹。
此方より彼方へと光り輝く埴輪が導くは
伝説の女王『卑弥呼』が治めし邪馬台国。
かの地を覆う昏く淀んだ闇の力。
謎に覆われた闇の新選組とは!?
超古代ぐだぐだ埴輪大戦、いざ開幕!
(公式より引用)
イベントの仕様
復興資材を使って寂れた邪馬台国の施設を復興させる事でストーリーが進行し、復興した施設では、指定時間毎に決められた収穫物が入手可能。
さらに各施設は第3段階まで改良可能で、改良後は収穫物の数や質が向上する。
イベントアイテムも、アイテム交換用の「おおぶり蛤」「お手軽銅鏡」「ミニ銅鐸」と復興資材の「芳ばしい茅束」「丈夫な丸太」「寝かせた粘土」の2系統に分かれている。
他の2020年イベント同様ボリュームは小ぶりだが、10/13からはユーザー全員で挑むレイド戦が解放される。
恒例のぐだぐだな後半戦は10/16より開始。
こちらは、高床式倉庫をひたすら増設していく事でストーリーが進行し、増設時には素材アイテムが入手できる。
登場キャラクター
卑弥呼&名無しの亀
邪馬台国初代女王とその弟を名乗る亀。
もう一人の主役でノッブの弟。今回のイベントにて生前のノッブと自分との関係を見つめ直し、彼なりの差配で事に当たる。
「闇の新選組」を率いる男。
卑弥呼の弟子であり後任の女王。終盤に少しだけ登場。
余談
「新型コロナウイルスの影響が無ければ水着イベントの前に行われる予定だったのでは」という説がある。
ボックスガチャイベント(9月、クリスマス)、レイド戦(当イベント)と稼ぎ系イベントが密集しすぎている点、貝塚から水着サーヴァント育成における必須素材である追憶の貝殻が獲得できる点がその根拠とされている。
レイド終了の翌日、新潟県立歴史博物館の公式アカウントが「#火焔土器見つけた」というハッシュタグを使って日常にある火焔土器を投稿しよう、という企画を始めたのだが、とあるTwitterユーザーがこれに反応し、「新撰組局長率いる織田信長を模した巨大埴輪340万体×7を24時間で倒しきらなければ邪馬台国が滅びる」という当イベントのレイド戦の概要を報告したところ、学芸員がザワつくという事態に。しかもノブ討伐隊の中には越後の英雄である上杉謙信がいたこともこの話の面白さを増している。
ちなみに九州文化財研究所もイベント開始時とレイド戦開始時に大爆笑し、阪急文化財団の学芸員は一マスターとしてノブを討伐していたそうだ。
それにしてもこの状況でキャラが崩れない芹沢の胆力は凄まじいものである。
カルデア最大の危機
前述したようにイベント開始当初からレイド戦が行われることは予告されており、人類悪…もといマスターたちはその開始を待ち望んでいた。
そして10月13日18時、芹沢が呼び寄せた炎ノブ、地ノブ、水ノブ、嵐ノブ、光ノブ、闇ノブ、狂ノブという計7体の凶つ神が邪馬台国へと侵攻を開始。翌14日21時に邪馬台国の中枢に到達する前にそれら一体につき340万体、計2380万体を全滅させるという名目でレイド戦が始まった…のだが
- 開催期間が平日真っ只中の10月13日18時から10月14日21時までの27時間という社会人には参加しにくい日程
- 多くの他のソシャゲのイベントと期間が被っており、兼業マスターはどうしても手が止まってしまう
- ドロップする素材で需要が高いのは嵐ノブがドロップする真理の卵と宵哭きの鉄杭、炎ノブがドロップする竜の牙くらいで全体的に素材が不味い
- その上、他のレイド戦と比べて素材のドロップ率が渋い
- 直近にボックスガチャイベントの影の国の舞闘会とハンティングクエストが開催されていたため、多くのマスターがAP回復アイテムである林檎を枯渇させている上、QPも充足していた
- 攻撃力上昇効果を持つイベント特効礼装である「姫巫女の寸暇」の完凸にはクエストでのドロップが必須であり、完凸出来てないと火力が足りずにノブをワンパンできないという場面が少なくなかった
などという悪条件が重なり、普段のレイド戦の様な討伐スピードが出ず、18日中に嵐ノブと炎ノブを全滅させてからは目に見えて討伐スピードが落ちた。
14日19時になり、他のノブも次々と撃破されていったが、レイド戦終了の1時間前になってなお
- 水ノブ:ガッツ持ちなのが地味にめんどくさい上、ドロップする素材も需要が低めな暁光炉心とホムンクルスベビー。
- 闇ノブ:ドロップする素材が金素材の中ではトップレベルの需要の低さを誇る黒獣脂と比較的新しい素材であるがゆえに必要数が少ない光銀の冠という2素材の取り合わせである上アサシンクラスなのでスキル石の需要も低いと一番人気がなかった。
という2体が健在という有様であった。
しかし闇ノブの討伐報酬が貴重品である金フォウくんであったこともあり、マスターたちは気力を奮い立たせて残ったノブに挑んでいった。
20時50分頃に水ノブが撃破され、21時になるギリギリで闇ノブがようやく撃破され、レイド戦は終了したのだが、一部のマスターが「凶つ神が集落の中枢に到達」というクエスト失敗のテキストを目撃しており「運営…もとい抑止力の介入があったのでは」とネタにされている(実際は闇ノブの討伐完了が20:58と期限ギリギリであったことと、アクセス集中でサーバーに負荷がかかった結果発生した同期ズレでクエスト失敗のメッセージが出たという説が有力視されている。)。
これまでのレイド戦が嘘の様なマスターたちの苦戦…という名の油断・怠慢っぷりに、皮肉混じりでカルデア最大の危機だったのでは、とネタにされるのであった。
ただし2380万体を27時間で討伐しており、全体で見れば1秒平均にして約245体という計算になり、冠位時間神殿ソロモンでのバルバトスの約6倍というスピードでノブが狩られていることになるため、これでも十分異様なスピードだったりする。感覚が麻痺しているのでは?
復活の埴輪
邪馬台国を襲った7体の凶つ神の内、最速で殲滅された「嵐ノブ」だが、翌年の晩夏にまさかの再登場。
卑弥呼曰く「集落から遠い山奥で崩壊したせいで残骸を浄化し忘れた」らしく、残党の埴輪によって回収され海を渡ってカリブ海の奥地にまで逃亡していた。
途方もなく永い時をかけて怨念を溜め続けた事で世界を滅ぼす災厄になる寸前まで成長しており、
サーヴァントが全力で攻撃しても動きを止めるのが精一杯であったが、駆けつけた本気モードの信長&沖田の後押しを受けた魔神セイバーによって今度こそ引導を渡された。
ちなみに、舞台となった無人島は嵐ノブの影響か人喰い生物やちびノブが多数住み着いた危険地帯と化しており、潜伏した年代が古すぎるせいかカリブ海の住人だった黒髭すら「島に入ろうとするとなんか変な生物に襲われる」程度の認識だった。
復刻〜カルデアの逆襲〜
2021年秋に復刻ライト版として開催された本イベント。今回のレイド戦は11月7日(日曜日)18時開始だったうえ、なおかつ埴輪の数が170万×7に半減、「姫巫女の寸暇」をアイテム交換で必ず5枚入手できる(=限凸可能)、とどめにレイド向きの強力なサーヴァントが増えていた事が重なり、約8時間で全ての凶つ神が崩壊、集落を襲う以前に森を出る事すら叶わず粉砕された。
特に嵐ノブの蹂躙ぶりは凄まじく、開戦と同時に一斉攻撃が始まり、操作が早すぎるとフリーズする不具合やサーバー負荷による処理落ちといったアクシデントが発生しても攻勢は止まらず、僅か1時間18分で殲滅された。(その間他の凶つ神はほとんど減っていなかったため参加したマスターのほぼ全員が嵐ノブを襲っていた事になる)
あまりにも速すぎる殲滅速度とえげつない集中攻撃ぶりは本イベントのテーマである稲作にちなんで蝗害にも例えられる。
新選組といえば邪馬台国
2024年8月に開催されたFGO Fes. 2024『ぐだぐだパビリオン』ステージでは執筆の裏話を担当ライターである経験値に質問したところ、最後に「やっぱり新選組といえば邪馬台国なんですよね。」とトンチキなことを言っており、登壇していたキャスト陣からも総ツッコミされていた。
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