「我が秘剣の煌めき、受けるが良い!」
「一歩音超え、二歩無間、三歩絶刀……!」 『無明三段突き』! 」
概要
『平晴眼』の構えから踏み込みの足音が一度しか鳴らない内に3発の突きを繰り出す。超絶的な技巧とスピードが織り成す必殺の「魔剣」。
平晴眼の構えから、“ほぼ同時”ではなく“全く同時”に放たれる平突きで、放たれた「壱の突き」に「弐の突き」「参の突き」が重なっている。つまり、放たれた三つの突きが同じ位置に、同時に存在しており、この「第一の突きを防いでも同じ位置を第二、第三の突きが貫いている」という矛盾によって、剣先は局所的に事象飽和現象を引き起こし、二重の防御すらたやすく突破して標的の核心を突き砕く。
この通り、事実上防御不能のまさに必殺技であり、結果から来る事象飽和を利用した対物破壊に優れる。
簡単に言うと『燕返し』を三つに纏めた結果発生するタイムパラドックス的なSF理論を利用した何かだろうか。
具体的な事は多分経験値氏しか分からない。
史実での『三段突き』についての別説として、「頭・喉・みぞおちの急所三か所を素早く突く動作」というものも伝わっており、矛盾を逆に犯さずに別々に分けて突けば、それも原理的には可能と言えるのではないかと思われる。
なんにせよ、それも経験値氏にしか分からない。
なお、「無明」とは「煩悩にとらわれ、仏法の根本が理解できない状態」を指す単語であり、複雑にもある意味、彼女を示していると言えるのかもしれない。
Fate/GrandOrderにおいての性能
- 種別:対人魔剣
- 最大捕捉:1人
本作における宝具カードとして採用。
カードの種類はQuickで、性能は【敵単体に超強力な防御無視攻撃&防御大ダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果UP>】。
防御バフを無視して攻撃を通せる上に、防御ダウンの効果もなかなか大きく、ブレイブチェインに繋げば大きなダメージとなる。
自前の「縮地」スキルと合わせて最後に宝具カードを据えたQuickブレイブチェインを組み、最初の2撃で自分の攻撃力を底上げし、本命の三段突きで防御力を下げた後、ダメ押しでExtraアタックを叩き込む、という必殺コンボを繰り出すことも可能。
2020年10月2日の二度目のモーション改修と共に宝具演出もリニューアル。平晴眼の構えで画面手前まで勢いよく迫ってくるすごくカッコいい正面カットインが追加された。
カットイン作画が社長絵っぽくないと軽く話題になったが、後に『Fate/typeRedline』第2話での三段突き使用シーンが元ネタで、カットインは平野稜二風と判明した。