概要
日本の暦における4月下旬から5月初旬にかけての連休期間を指す。黄金週間。「ゴールデンウィーク」という言葉は和製英語であり、この言葉を作ったのはあの大映である。
この期間に4月29日(天皇誕生日→みどりの日→昭和の日)、5月3日(憲法記念日)、5月4日(国民の休日→みどりの日)、5月5日(こどもの日)と祝日・休日が集中していることによる。
職種によっては前後も含め10日以上の連休を取るところもある一方で、サービス業のように祝祭日が多忙となる業種や、社内的に余裕のない中小企業などでは1日たりとも休みが取れない事さえある(ゴールデンウィークに限った話ではないが…)。
田植えなどの農繁期でもあり、帰省して田植えや農作業を手伝う家庭もある。
「百姓にG・W(ゴールデンウィーク)など無い!!!G・W(ガッデムウィーク)だ!!!」
(byとある百姓貴族)
また、行楽客が訪れる観光地や輸送に当たる交通機関にとっても繁忙期となり、それに伴う観光地の混雑や交通網の渋滞なども発生し、行楽客も少なからぬストレスに晒される事になる。
なお、NHK等では「一週間とは限らない」「表記が長すぎる」などの理由で「大型連休」と称している。
「元々映画業界の宣伝文句だったというのが理由」という説もあったがデマとされている。根拠
仮に「ゴールデンウィークは映画業界の宣伝文句だからNHKでは使用禁止」が正しいとすると、NHKでは映画の話が全くできないことになってしまう。実際はそんなことはありえないのでこの説はデマと判断できる。
一説にはオイルショックで休んでいられない世情になったところで抗議の電話が殺到したため、それ以来表現を自主規制したという話もある(参考)。
2000年以降のハッピーマンデー制度により、9月に敬老の日と秋分の日の配列次第で大型連休が発生することになった(実際に2009年には4連休が生じている)。こちらは「シルバーウィーク」と俗称される(当然ながらNHKも「秋季大型連休」と表現)。
2019年には、平成から令和への改元が行われたため、それに伴って4月30日と5月1日を祝日扱いとし、5月1日と5月3日との間に入った5月2日も「国民の休日」になった。
同時期の大型連休を採用している国は現時点では中国くらいである。
中国では「黄金周」と呼ばれる大型連休が経済効果の向上の為に1999年10月1日に導入されており、労働節(5月1日)、国慶節(10月1日)、春節(旧正月)のそれぞれの日にちから1週間分の大型連休が年に3回含まれている。
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もしかして→ミス・ゴールデンウィーク