概要
『Fate/Grand Order』及び『Fate/Samurai Remnant』に登場するサーヴァント。
『FGO』の期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にてバーサーカークラスのNPCとして初登場した。
その後『SR』にてライダークラスとして単独で登場。更にその後『FGO』と『SR』とのコラボイベント『盈月剣風帖』にてアヴェンジャークラスでプレイアブルとして実装された。
このような経緯から、前者と後二者でサーヴァントとしての能力も人物も大きく異なったものになっているが、実在する伝承と同じく源頼光と深い関係があるのは共通している。
真名
牛頭天王の化身である怪異にして源頼光の兄妹である鬼子、「鈴ヶ森の丑御前」。
伝承上では父・源満仲の命で命を狙いに来た兄・頼光と、関東一帯を転戦しながら徹底抗戦を繰り広げる。そして隅田川に追い詰められると川に身投げし、身の丈十丈(およそ30m)という化け牛に変化した上で最後の抵抗を見せた末に、頼光に退治されたことになっている。
Fate世界では天神(雷神)の子として生を受けるも、その魔性の側面を恐れられたために鬼子として寺に預けられたが、その力を惜しんだ満仲の手によって連れ戻され、新しく生まれた息子として扱われることとなった。つまりは源頼光と丑御前は同一人物だったというわけである。
最期は牛鬼の部分を疎んだ父の努力によって牛鬼と頼光を分離させ、牛鬼だけを退治。これによって牛鬼は頼光の心の奥深くへと封印された……が、この話にも裏があり、丑御前として暴走して自害に及ぼうとした頼光を金時が食い止めて失神させ、無理くり深層へと押し込めたというのが本当のところ。金時が涙ながらに説得して以来、丑御前が頼光の表層に出てくることはなくなった。
バーサーカー
プロフィール
※ 外見は同時に実装された頼光と同じ(立ち絵も流用)であるため、一部は推測。
概要
『Fate/Grand Order』にて初めて登場したときの姿。
このときは頼光の霊基から表出しているため、その影響を多分に受けている。
期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』の黒幕として主人公達の前に立ち塞がる。
人物
一人称は「私(わたし)」。
あくまで根底部分は同一人物なので本質も頼光と同じ、要するに子煩悩で鬼嫌いだが、狂戦士として召喚されたため頼光自らの内に封じられていた「異形としての側面」が強く出ており、狂気を覆い隠す母性愛と慈愛オーラが無くなっている(というよりそれさえ歪んでいる)ため元より狂気の度合いが大きく見える。要するに頼光時にあったフィルターが外れているのだ。
なお(頼光としての)当人が召喚時のマイルームボイスにてセイバーを自認して登場したにも拘らずバーサーカークラスが適用されたのは、この狂気が関わっていると思われる。
逆に自制の効かない魔性の要素が強いため、ショックなことがあってもひとしきり泣いて喚いてダダこねてしまえば開き直れる頼光ほど心が強くなく、悲観の果てに全ての異形のためという名目で魔境を新たに作ってしまうほど。しかし元々生来の鬼嫌いで、しかも島の鬼たちも自身が聖杯で作った幻想とあって、そこに棲む鬼や妖魔に一切の情はなく、気まぐれに屠って気晴らしするなど、色々と破綻している。なお頼光と丑御前とはいわゆる乖離性人格のような関係にあり、丑御前が表層に出てくると頼光自身は丑御前としてしでかした一切のことを覚えていない。
鬼ヶ島のみならず、茨木童子の起こした羅城門での異変の根本的な原因を生みだした、いわば平安日本の特異点を作り上げた元凶。意外にも頼光自身は、ただただ屠られ虐げられるだけの妖魔鬼怪たちに憐憫の情は持ち合わせていた。だが鬼嫌いの性と、丑御前としての狂気で捻じれた結果として、忌避する妖鬼たち同様に混沌を撒き散らす“闇”そのものと化している。金時曰く、生前に丑御前として暴れた際は鬼ヶ島の戦いの比ではないというから、そのヤバさ加減が窺える。
後日実装された絆クエストにて、生前の暴走は人と鬼と神の混ざりものであることに苦悩し、自身と丑御前の存在を分離して丑御前を消し去ろうとした末のことだったことが判明。また丑御前の消滅は、頼光の消滅も意味し、どちらかでも消滅すると存在が保てずにどちらも消滅してしまうことも明かされた。伝承にある牛鬼退治は、とどのつまり文字通りの手の込んだ自殺であった。
そして丑御前はこの時の敗北を忘れてはいなかった…
宝具
牛王招力・怒髪天昇(ごおうしょうりき・どはつてんしょう)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大補足:不明
「『牛王招力・怒髪天昇(ごおうしょうりき・どはつてんしょう)』――矮小十把(わいしょうじっぱ)、塵芥に成るが良い!!」
丑御前として宝具を発動した際の呼称で、頼光の「牛王招雷・天網恢々」と内容は同じだが、「頼光伝説の再現」ではなく「大妖魔・牛鬼」としての怒り狂う力そのものが込められ容赦なく振るう絶技。その単純な破壊力と繰り広げられる凄惨さは本来の技よりも痛烈と思われる。
ライダー/アヴェンジャー
「――左様、どうせこの世は地獄なれば。」
「矮小十把、塵芥となるがいい!」
プロフィール
真名 | 源頼光/丑御前 |
---|---|
クラス | ライダー → アヴェンジャー |
性別 | 女性 |
身長 | 200cm(鎧装着時)/ 152cm(本体) |
体重 | 150kg(鎧装着時)/ 39kg(本体) |
出典 | 『吾妻鏡』、『丑御前の御本地』など、Fate/Samurai Remnant(FGOのみ) |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・悪・天 |
好きなもの | ございませぬ。何一つとして(第1、2再臨)、はて?(第3再臨) |
嫌いなもの | 全てが嫌い、全てが憎い(第1、2再臨)、自分を阻むもの(第3再臨) |
設定作成 | 桜井光 |
ILLUST | 本庄雷太(原案、FGO)、渡れい(SR) |
CV | 戸松遥 |
※ 好き嫌いはアヴェンジャー時のみ明記されている。
大袖には、摂津式大具足と同系統の技術が用いられている模様。
概要
単体での霊基を獲得し『Fate/Samurai Remnant』で登場した姿。
その後コラボイベント『盈月剣風帖』で『FGO』にプレイアブル実装された。
『SR』では“盈月の儀”にライダーとして召喚された。
契約した由井正雪には好意的だが、肝心の真名については「源頼光」であると偽り、さらには独自の判断で正雪の意思に反した行動を取っている。そして遂には……
『盈月剣風帖』にはマスターだった正雪と共に主要人物として登場。当初はライダーを自称し正雪のサーヴァントとして振る舞っていたが、“盈月の儀”に際しての仔細を忘れておらず「自らの霊基は忘れえぬ炎たる復讐鬼こそが相応しい」としてアヴェンジャーにクラスチェンジを果たしていた(1度自身を倒したカルデアへの恨みもあるだろうが)。
人物
「鬼神の顕」スキルによって「源満仲が人界守護・怪異塵殺の兵器として設計し、まだ人の娘としての感情を有していない怪物だった頃の源頼光」の姿に変化させている。結果、色々な意味で大人だった体格は少女程の未熟なものに逆行しており、髪型もショートヘア。顔つきも暗く淀んだ目を覆う深いクマという人相に変化し、偶然か意図したものか、頼光が最も嫌う鬼に近い姿になった。
頼光と偽っていた時は、未来的なボディスーツの上から自分より大きい漆黒の鎧武者姿の具足で全身を覆い隠し、声もくぐもっているため、見た目だけなら多くの者が男武者と誤認するだろう。
性格も内に頼光の人格が無い事でタガが外れており、より狂気と退廃に磨きがかかっており、目的を達成する手段として破壊以外を見出すことができない正真正銘の狂戦士と化している。更に厄介なのは令呪を3画使用しても制御する事が出来ない点で、全てを破壊しようする丑御前に正雪が令呪を使って止めるよう訴えるも破綻した精神と歪んだ自己解釈の影響で全く効果が無かった。
アヴェンジャー時もライダーと変わらず狂気的かつ退廃的で、世を"正す"という正雪の願いを「壊す」と受け取っている。 また、今回は身を包んでいた鎧が面影を残しながらも簡素なものとなっており、クラスも変わったためか以前より狂気や凶暴性を隠さなくなっている。
第一再臨は『SR』本編で見せた黒鎧を脱いだ状態に近いが若干変わっている(コレに似ている)。また、髪型もボサボサだった『SR』時に対して切り揃えられている。
第二再臨では『SR』での黒鎧に似た物を纏い、口元を黒いマスクで隠している。
頭部には鬼人であることに由来してか、鬼の角に似た装飾を付けている。
第三再臨及び宝具使用時は褐色の肌に銀髪、武装も刀から巨腕になったりと容姿が大きく変貌し、その姿は頼光が嫌う鬼が酷く嫌悪する存在に近くなる。また、この姿になるということは「源頼光=人間」を辞めるということを意味しており『盈月剣風帖』における敗北の一因となった。
このように非常に危険な人物なのだが、一方で『FGO』でマスターとなった主人公の事は彼女なりに気に入っており、ドン引きされたり本気でキレられた時は普段の狂気的な態度からは想像がつかない程動揺し、バレンタインイベントで自分が着ていた鎧の面頬を模したチョコについていつもの調子で解説した際に、ドン引きされたと知るや否や、幼児のごとく大泣きしてしまう始末……。
2度も自身を倒した者に一種の憧れを抱く様になったのだろうか。
また本人は否定しているが、頼光同様に幼い子供に対しては僅かながらに母性を持っているらしく『FGO』では子供系サーヴァントを見てぼ〜っとしたり、慶安神前試合のライダー陣営ENDでは、塾を開いた正雪の後ろで子供達と遊んでいる様子が描かれている。この際本人の台詞はいっさいない為何を考えているのかは分からないが、子供達は彼女のことは怖がっておらず寧ろ懐いていた。
能力
真名発覚前の鎧武者姿と打って変わって、ライダー時は別名である牛鬼を連想させる蜘蛛を模した8本脚の具足を背中に装備しており、この8本脚による波状攻撃と雷撃を駆使して戦う。
アヴェンジャー時は戦闘スタイルがさらに変化している。
モーション中では、二刀流の「童子切安綱」に黒炎や雷撃を纏わせた剣術の他、切っ先から火炎弾を放つ、刀を振って地面を奔るエネルギー波を発射する、牛の角のように二刀を振るって敵を串刺しにするなどしており、エクストラアタックでは頼光の宝具「牛王招雷・天網恢々」を放つ。
第3再臨では、金剛杵による雷撃を纏った打撃や押し潰し、両脇のビットをチャクラムのように旋回させて斬り裂く、機械の副腕で握り潰す、紫炎と共に踵落としを放つなどの攻撃に変化する。
ステータス
保有スキル
クラススキル(ライダー)
対魔力(B) | 魔術に対する抵抗力。Bランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。例え、大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、丑御前を傷付けるのは困難である。 |
---|---|
騎乗(EX) | 乗り物を乗りこなす能力。EXランクであれば、竜種にすら騎乗が可能となるレベル。規格外の能力であり、超大型の神獣すら乗りこなす。後述する宝具の要ともなる。 |
クラススキル(アヴェンジャー)
復讐者(D) | 復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。周囲からの敵意を向けられやすくなってしまうが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。他の復讐者よりもランクは低め。 |
---|---|
忘却補正(B) | 人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。別の召喚においても記憶を引き継ぐ神霊の側面故か、かなりの高ランクとなっている。 |
自己回復(魔力)(A) | 復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。微量ながらもNPが毎ターン回復する。「魔力放出」を持つ半神霊故か、高ランクとなっている。 |
固有スキル
狂化(EX) | 本来はバーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。後述する「鬼神の顕」スキルの効果によって自身のマスターにも隠蔽されている隠しスキルとなっている。丑御前は狂気に捕らわれており、例え理性的に言葉を交わしたとしても、本質的な相互理解には程遠い。 |
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鬼神の顕(A) | 鬼やその混血が持つ「鬼種の魔」スキルに似て非なるスキル。本来は「神性」「変化」「怪力」スキルなどから成る複合スキルである。生前、頼光から「分離・成立」した時にはあくまで頼光と瓜二つの姿であったものの、本スキルによって自ら容姿を少女期のものに変化させている。 |
独武者(C) | ひとりむしゃ。自身のクラスを隠し、偽りのパラメーターによって自らの正体を隠蔽する。自分自身の破壊衝動を抑え込む為の、枷にして檻でもある。 |
童子切安綱(A) | どうじぎりやすつな。後述する通り本来は宝具。 |
魔力放出(迅雷)(A) | 詳細不明。頼光の「魔力放出(雷)」の類似スキルと思われる。 |
魔性鬼神(EX) | 荒ぶる鬼神、異形としての力。自身に対して短時間のブーストをかける。 |
宝具
童子切安綱(どうじぎりやすつな)
- ランク:B→A
- 種別:対神秘宝具
- レンジ:−
- 最大補足:1人
頼光が大江山での酒呑童子退治の際に用いたと言われる太刀。常時発動型の宝具。
ライダー時の外観は頼光のものと同じく普通の一振りの刀であるが、アヴェンジャー時はクラスチェンジのためか、それともランク上昇のためか、刀身が黒い二振りの刀へと変貌している。
牛王反転・迅雷風烈(ごおうはんてん・じんらいふうれつ)
- ランク:A
- 種別:対城宝具
- レンジ:0~20
- 最大補足:500人
「御命令とあらば。」
「左様。どうせこの世は地獄なれば……矮小十把、塵芥に成るが良い!『牛王反転・迅雷風烈(ごおうはんてん・じんらいふうれつ)』!!フハハハハ、ハハハハハッ!!」
「そうでなくては。」
「醜い……天にも地にも彼方にも。此岸(しがん)を満たすは、醜く蠢く虫ばかり。『牛王反転・迅雷風烈(ごおうはんてん・じんらいふうれつ)』!!消えて、無くなれぇぇぇぇ!!」
丑御前が操る巨大乗騎である土蜘蛛とも牛鬼ともつかない大型怪異――牛王大神使が、牛頭天王の力をほんの一時ながらも爆発的に増幅させすことで、強烈な叩き付け (踏みつけ)を行う。大質量、大雷撃、大旋風により、あらゆるモノを粉砕する。複数の霊脈による魔力のバックアップがあれば、最早それは単騎で日ノ本全土を破壊し尽くすレベルの歩く大災害と化す。
牛王反転・悪逆無道(ごおうはんてん・あくぎゃくむどう)
- ランク:B++
- 種別:対都市宝具
- レンジ:1~90
- 最大捕捉:800人
大神使が牛頭天王の荒ぶる力を受け、高まりきった魔力のために自壊しながら激走し、纏った雷を周囲に放ちながらの超高速突撃を行うことで、広範囲に渡って大破壊を巻き起こす。『FGO』では基本的に真名解放されないが、そもそも対英霊ではなく対都市規模の攻撃が行われる無差別広域破壊宝具であるため解放自体が難しい(自身のマスターまで巻き込む恐れあり)。
牛王招雷・天網恢々(ごおうしょうらい・てんもうかいかい)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大補足:不明
バーサーカー時の源頼光が有している宝具。
この側面でも『FGO』でのエクストラアタックにて使用している。
ゲーム上での性能
※『FGO』での性能について記載する。
最大ATK | 12430 |
---|---|
最大HP | 12602 |
カード配分 | Q3・A1・B1 |
宝具カード | Quick |
スキル1 | 童子切安綱<A> / 自身に〔魔性〕特攻状態を付与&自身に〔地の力を持つサーヴァント〕特攻状態を付与&自身のクリティカル威力をアップ(各3T) |
スキル2 | 魔力放出(迅雷)<A> / 自身のQuickカード性能をアップ(3T)&自身のBusterカード性能をアップ(3T)&「Quick攻撃時のダメージ前に自身のクリティカル威力をアップ(3T)する状態」を付与(5回/3T) |
スキル3 | 魔性鬼神<EX> / 自身のスター集中度をアップ&自身のクリティカル威力をアップ&自身の宝具威力をアップ&自身のNPを増やす(30~50%) |
アペンド3 | 対バーサーカー攻撃適性 |
宝具 | 敵全体に強力な〔地の力を持つ敵〕特攻攻撃<オーバーチャージで特攻威力アップ>&敵全体のクリティカル発生率をダウン(3T)&敵全体に低確率でスタン状態を付与(1T) |
アサシンに近いカード構成を持つが、性能高めのQuickカードで自ら稼いだスターを喰らって敵に最大3種の特攻とクリティカル攻撃を見舞うアタッカー。欠点は、具足を脱いでしまったためか防御手段を一切持たないこと。加えてスキルが自己強化に偏っているため、必然的に防御用バッファーを付けなければならない点。アヴェンジャー特有のスター集中率の低さも無視できないため、メインアタッカーとして運用するならばスター集中率を操作できる味方の支援が好ましい。
関連人物
生前
狂気を抑制し「人」として在ろうとした自身の別側面。あるいは完璧に壊れた自分。
カルデアでは丑御前の監視ローテーションの一人であり、露骨に殺意を向けられている。
頼光四天王の1人にして、自身を頼光の深層に押し込んだ張本人。
カルデアでは丑御前の監視ローテーションの一人であり、特に苦手な相手。
頼光四天王の1人にして、父が望んだ自分の理想像。
カルデアでは丑御前の監視ローテーションの一人である。
頼光と因縁がある悪鬼同士。
同じ鬼同士だからか、彼女からは好みと評価されている。
Fate/Samurai Remnant
契約したマスター。
人の姿をした人外であるが故に「世界の歪み」に対する率直な疑問を持っていたため、同じ疑問を抱いていた彼女に共感した事でその召喚に応じた。しかし悲しいことに魔性の価値観により破壊以外の回答を持ち得ないため、彼女の願いを真に理解できるはずもなく……『FGO』で共にカルデアに召喚された際は彼女からひざを突き合わせて話したいと誘われるが、拒否している。
敵陣営の1つ。丑御前に襲撃されたことが、伊織がタケルを召喚するきっかけになった。
なお『FGO』では、二度も彼等に敗北したことで恨み骨髄でありリベンジを誓っている。
直感で「世を乱す悪鬼」と見抜かれ、正雪共々追われている。
なお、丑御前本人は「人違いでは?」と返しつつもバレたことにやや危機感を抱いていた。
上述した酒呑童子の別側面で逸れのルーラー。
同じ鬼種としてか初見で正体を見抜かれており、こちらも殺意を向けた。
Fate/Grand Order
2度の敗北の末にこの世界で契約したマスター。『盈月剣風帖』で邂逅した際、「源頼光」と勘違いされたが横須賀で再会した際はかつての戦いから真名は「丑御前」だと看破される。
ブラックバレルの使用によって死に結びついた彼/彼女を羨ましがっている。曰く「身を清めようと、香を焚こうと……魂に染みついた死の気配(におい)は、決して消えませぬ」
彼女の持つブラックバレルに興味を抱いて近づきたいと思っている。
彼女のセコム達からもマークされているであろうことは想像に難くない。
彼とはイベント以前から何らかの関わりがあり、目的の一致から特異点と化した江戸で密かに共謀していた。
ただし、異星の神に対しての対応を見る限り、完全な協力関係という訳でもない模様。
かつて戦ったアサシンの子孫に当たる。また『盈月剣風帖』にて戦った縁からか、カルデアに召喚された丑御前を伊織、タケル、正雪、頼光、金時、綱とローテーションで監視している。
この王が生前、辛い人生を送ってきたということを見抜いている。
かつて、時の理を歪めてでも国を正そうとしたことに何か感慨を覚えたのだろうか?
同じくQuick主体の☆5アヴェンジャーで、源氏武者から派生したサーヴァント。
ただし、こちらは元々の人格と共存しており人格の破綻具合もずっとマシ。
同じくカルデアに対して敵対時は別クラス・参入時にアヴェンジャーとなった者。
オルタはかなり丸くなったのに対して、丑御前はまだ危険性を秘めている。
上述の伯爵の上司。本人曰く、いずれ壊す(ただす)対象らしい。
その他
- 『地獄界曼荼羅 平安京』にて
頼光が生前の姿で登場した『FGO』第2部5.5章ではパラケルススの策略により危うく丑御前の側面が目覚めかけてしまうが、自らが使役しているサーヴァントであるナーサリー・ライムや金時・主人公などの尽力により、丑御前の完全顕現は防がれたことでなんとか事なきを得た。
なお頼光の幕間によると、人としての人格である彼女自身は「自分は北野天神、牛頭天王の申し子の鬼子で半神」と認識していたが、同章では羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満から帝釈天の子と呼ばれている。また丑御前も自身は帝釈天の縁者であると認識しているかのような発言がある。
このため、彼女に混ざっているのは実はそちら由来の神性であり、帝釈天=インドラを父に持つアルジュナの異母妹にあたる存在なのではないかという可能性が出てきている。
- 『SR』発売当初
参戦サーヴァントの中では正体が徹底して秘匿されていたものの、イラスト原案が頼光と同じ本庄氏で鎧武者、何よりも紫色の魔力を帯びた大太刀を使う点、ライダー適性などから、『FGO』経験者の大半は頼光ないしはその関係者であることを察していた。何より、発売直前のショートムービーにてライダー時の頼光の愛馬「京極」が登場したことが最大の決め手となった。
流石に頼光を騙る丑御前であると看破できた者はそういないだろうが。
奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔イド』をクリアすると召喚時のボイスが変化する。
関連イラスト
ライダー
アヴェンジャー
【第一再臨】
【第二再臨】
【第三再臨】
関連タグ
サーヴァント バーサーカー(Fate) ライダー(Fate) アヴェンジャー(Fate)