余は……生きとし生ける命の災いである。お前たちの災いである。
捧げよ、あるいは……抗え。
プロフィール
真名 | 伊吹童子 |
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クラス | セイバー |
性別 | 女性 |
身長 | 第一段階:133cm(全長200cm)/ 第二段階以降:180cm(戦闘時300cm) |
体重 | ??kg |
出典 | 『酒呑童子絵巻』、御伽草子など |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・善・天 |
好きなもの |
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嫌いなもの |
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設定担当 | 桜井光 |
ILLUST | 本庄雷太 |
CV | 悠木碧 |
反英雄「酒呑童子」の別側面であり、神霊。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するセイバークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
以前から幕間の物語にて酒呑童子の昔の呼び名や一面として語られており、2つ目では彼女を依り代として人格のみが顕現したりしていたが、遂に別霊基のサーヴァントとして登場した。
メインシナリオでは、第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』にて蘆屋道満に召喚されカルデアと対峙するが、自らを利用しようとした道満を倒すための力をカルデアに託し、道満討伐後に退去した。
その後カルデアに召喚され、イベント『非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ』では「人類史に依存する英霊を拒絶する特殊領域」に適合する数少ない戦力として同行することになる。
真名
日本三大化生の一体である八岐大蛇の分御霊である神霊、「伊吹童子」。
伝承では酒呑童子の父として伝えられているが、本作では彼女の昔の頃とされている。
その在り方はほぼ「完全な別人」であり、関係としてはスカサハとスカディなどの例に近い(実際、酒呑童子限定の追加効果を持つ茨木童子のスキル「大江の鬼あばれ」の対象外である)。
本来はサーヴァントとしての器に収まらない高位の神格であるのだが、メドゥーサやケイローンの様に神から零落した経歴を持つ存在故、例外的にそのまま召喚が可能となっている。
人物
一人称は、本来は「余」、または「我」。
基本的に「神/カミ」としての性質が濃く、在り方と視点も超越者そのもの。
自然(世界)の一部であるという自意識が強く、原始的な欲求に沿って行動する。
その神威は相対する者全てを威圧し、基本自分勝手に動き回る鬼たちが整然と隊列を組んで統率された軍団を作る程で、酒吞第一の茨木ですら正気の状態で泣く泣く酒吞に敵対したほどである。
敵意や害意のない相手には鷹揚かつ寛大な態度で接しており、刺激しなければ無害だが、一度欲求に身を浸せば悪気のないままにまるで容赦がない。ある意味では酒呑童子よりも危険である。
ひとたび興味を抱いた対象に強く執着するらしく、興味の対象が存在し続ける限り、ずっと見つめていることもしばしば。そして大抵最後はその長い指先を伸ばし触れて、粉々に破壊してしまう。或いは、穢れをもたらして死へと導いてしまうという。自身の別側面である鬼種については特に興味を抱きやすい。当然、自身と同様の存在(龍神の子)に対しても目を輝かせるとの事。
……以上が本来の伊吹童子の性質だったのだが、平安京での邂逅から程なくしてカルデアへと召喚された彼女は何やら様子が違っていた。しかも、再臨ごとに違う特性を有して……
第一再臨
召喚直後の姿はなんと、下半身が蛇になったラミアめいた幼女。
まるでロリなラミアといっても過言では無い幼竜の姿で召喚されてくるのである。幼い姿だが、水着イリヤのスキルで参照される「子供のサーヴァント」特性を持たない。詳細は該当記事を参照。
第二再臨
そして再臨すると漸く本来の体格へと成長するのだが、まるで親戚か近所のお姉さんの如く、標準語で話す気さくでゆったりとした性格になっていた。マテリアル曰く「ヘビお姉さん」とのこと。
第二再臨時は縦セタ(ニット)を着ているので、より若奥様的な雰囲気が強まっている。
一人称も「私(わたし)」または「あたし」に変化。
何処かで人間社会及び現代知識を相当学んだらしく、ホームズの推測によればその記憶をカルデア召喚式の特徴を突いて持ってきた可能性があるらしい。召喚される機会があったのだろうか?
そして同時代のゴールデンやなぎこさんの様にすっかり当世に染まりイメチェンを果たした模様。ただしその二人同様変わったのは知見や言葉遣いといった外面だけで、根っこの性格に変化はなく時折本来の口調が漏れ出ている。本質的にはどうしても人間とは相容れないものではあるが、主人公を気に入っていることもあり、よほどの事がなければこの立場を楽しみ続けたいらしい。
ちなみに好きなものとしてお酒以外にも「強い美少女・美少年」を挙げている。もちろんいろんな意味で、である。どう考えても武蔵ちゃんと(前者の意味で)気が合いそうである……
第三再臨
第三再臨では上記の縦セタを脱ぎ、本編登場時の姿に近くなるが、角の形状や目の色などが微妙に異なっている。この状態でもあまり口調に変わりはないが、最終再臨すると……因みにレベルアップ時や再臨時のセリフから察するに、第二再臨の縦セタが相当お気に入りだった様子。
それ故に、この姿に再臨する際は口調からして非常に残念そうにしているのが窺える。
簡易霊衣・大蛇神の分け御霊
平安京攻略後に霊衣開放クエストが開放され、攻略すると簡易霊衣「大蛇神の分け御霊」が開放される。これにより漸く本編登場時の人格と姿に切り替わり、口調も本来のものに変化する。
この姿でマイルーム会話をした際には、平安京でのマスターの姿を覚えているという言及(記憶を引き継ぐ神霊なので当然か)がなされており、どうやら好意的に見ている様子である。
能力
神剣を振るうからこそのセイバーで、魔力量は異聞帯の王に匹敵するほどの極めて高いもの。
身長も好きに変えることが可能で、戦闘時には3メートル近いサイズに自らを拡大している。
さらには火・風・雷・水といった自然現象由来の力も自在に操ることができる。
モーション中では、両手首から白蛇を放って噛みつかせる、両手から紫色の雷撃を放出する、卵の殻を被っての頭突き、尾先に魔力ブレードを形成しての斬撃、大蛇の群れを絡みつかせる、転がるツチノコを体当たりさせる、黒雲から白い大蛇を召喚して噛みつかせるなどの攻撃を見せる。
第2再臨以降は、神剣(第3再臨では蛇の骨格を模した蛇腹剣)を用いた剣術を主体としており、両手の爪での斬撃や、黒雲からの火炎弾の投下、大蛇の群れに変化して絡みつく、両手から紫色の雷撃を放出する、黒雲から3匹の白い大蛇を召喚して魔力砲を発射するなどに変化している。
ステータス
マスター | 筋力 | 敏捷 | 耐久 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | A+ | C | C | EX | D | A+ |
保有スキル
対魔力(A) | セイバーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。最高ランクの「対魔力」スキルを有する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷を付ける事は出来ない。 |
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騎乗(B+) | セイバーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。B+ランクでは、生物・無生物問わず大抵の乗り物ならば乗りこなす事が可能。幻想種については乗りこなす事が出来ない筈だが、気が合った相手であれば例外的に騎乗が可能。 |
蛇神の神核(A) | 「神性」スキルを含む複合スキル。伝承では人との混血である為、神核を持ち得るのは難しい筈だが……八岐大蛇の子(分霊)として成立する伊吹童子は、例外的に本スキルを高ランクで有する。もしも鬼として零落した姿ならば、本スキルは失われ、低ランクの「神性」スキルへと置き換わるだろう。 |
竜種(EX) | 最強の幻想種たる竜種である事の証。日本三大化性の一角、八岐大蛇の分霊であるというその出自と格故にEXランクという規格外のレベルを持っている。 |
山河の膂力(A+) | 「怪力」スキルの効果を含む複合スキル。伊吹童子は本スキルを高ランクで有している。山河に関係する怪物が保有しているスキルであると思われる。 |
八脈怒濤(B) | 八岐大蛇が有する神としての側面のひとつ、洪水神としての性質が受け継がれたもの。強烈な攻撃性を伴った不変の肉体があらゆるものを破壊する。 |
ケガレの指先(A) | 純粋性の喪失、名誉の欠落、そして死。彼女の指先が触れた者は不浄であり、神前や人の前に在る事を許されない。攻撃系スキルとして分類されるが、死霊、魔獣、零落した神々などとの非戦闘時の会話の際にもプラス効果を得る。 |
宝具
神剣・草那芸之大刀(しんけん・くさなぎのたち)
- ランク:A+
- 種別:対軍/対城宝具
- レンジ:1~60
- 最大補足:500人
「大盤振る舞いぞ。」
「畏(おそ)れよ、震えよ……禍いは、今こそお前達の元へと来たる――神威抜刀!『神剣・草那芸乃太刀(しんけん・くさなぎのたち)』!!」
「眼、離さないでね?」
「敬え、崇(あが)めよ……人知の及ばぬ物が世に在ると、此処にて思え。神威抜刀!『神剣・草那芸乃太刀(しんけん・くさなぎのたち)』!!」
「眼を離す事、許さぬ。」
「現世(うつしよ)と常世(とこよ)、その境、脆く虚ろなる事を知るが良い。神威抜刀――『神剣・草那芸乃太刀(しんけん・くさなぎのたち)』」
日の本の国宝「三種の神器」の1つである、天叢雲剣または草薙剣そのもの。
かつて下総の刀鍛冶が己が全てを賭して振るった剣のオリジナルであり、西洋における宝剣の頂点がかのエクスカリバーならば、こちらは東洋における宝剣の代名詞である神剣。
伊吹童子は、自らの本体ないし父たる八岐大蛇が身の裡に有していたこの神剣を宝具として操る。真名解放の一斬たるや、八つの谷と峯を切り拓き、八つの大河を新たに生み出す恐るべきもの。
詳細は該当記事を参照。
宝具級の攻撃
抜手・八脈怒濤(ぬきて・はちみゃくどとう)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大補足:不明
『ツングースカ・サンクチュアリ』にて発動した偽宝具。
マシュ曰く「突進攻撃」とのことで、名称的に抜手で貫く技であると思われる。
ゲーム上での性能
ボスとして
作中で敵対することになるのだが、この戦闘が5.5章における最大の難所といっても過言ではない。
まず戦闘開始時と毎ターン終了時に「蛇神の鱗」によってクイック・アーツ・バスター・クリティカルと宝具への無敵を各1回(5ターン・解除不可)付与するという無法な行動に出る。注意したいのがクリティカルと宝具への無敵と各カードへの無敵は別としてカウントされるので、たとえバスタークリティカルで攻撃しても剥がせるのはクリティカルへの無敵のみ(したがってバスターへの無敵が残っている場合はバスタークリティカルは通らない)点と、それぞれが重複する上に、同じ種類の無敵が複数あった場合1回の行動で剥がせるのは1枚のみであるという点。つまり、通常の手段ではExtra attack以外でダメージを通すのは困難なため、無敵貫通状態に付与が必須となっている。なお、1回目のブレイクまでは宝具封印状態となっているため、チャージ進行も止まっている。
そしてブレイク2回目で行動パターンが変化し、ブレイクスキル「蛇神変生」によって「蛇神の鱗」状態を全て解除してその数に比例して最大HPを増加させる。さらに戦闘開始から5ターン以内にここまで削りきった場合、「蛇神変生(全力)」となり、HP増加率が上昇する(75,000→200,000)上にこちらのNPを−100%させつつ即チャージマックスとなるという無茶苦茶をしでかす。
その他開幕と5ターン毎に使われる「蛇神の重圧」によって付与されるスキル封印状態や「神解き」による帯電での行動不能など、こちらの行動を妨害してくるものが多いのでギミックの複雑さとあいまって初見ではかなり苦戦を強いられる。ただ上記の問題さえ解決できれば意外と対処法は多い。まず女性・神性・魔性・竜・鬼・超巨大・巨人・天属性と刺さる特攻がかなり多いためアタッカーの選択肢も幅広い。中でも超人オリオンは、有利なアーチャークラスな上にスキルで魔性特攻とガッツ・宝具で無敵貫通と弱体無効を付与できるため、今回の最適解と言える。
超人オリオンに限らず、神性と天属性に二重特攻を叩き出せる魔王信長、無敵貫通持ちでセイバークラスのサーヴァント特攻のヒロインXX、ルーラーで防御有利かつ宝具で無敵貫通を付与できるホームズ、スキルで無敵貫通付与かつ単体宝具のアルテラ・ザ・サン〔タ〕など伊吹童子に有利かつ無敵への対処手段を備えたサーヴァントは数多いため彼らの力を借りよう。
無敵貫通宝具に関してもキャストリアの宝具で防げる他、強化無効状態の付与で無敵貫通を阻止したり、水着アルトリアや通常のオリオンでチャージを減少させたりする事で撃たせない事も十分可能。そもそもアルジュナ・オルタ程の超火力ではないため、ランサー・バーサーカー以外なら耐えられる程度の火力なので素受けした上で回復できるなど、対処手段は多い。しかし状態異常の解除をキャストリアの宝具に依存しているとあちらが行動不能になったりNPが溜まらなくて解除できない事態が発生してくる。状態異常解除要因を他に入れたり、アトラス院制服などで対処しよう。
何より前後章のようなサポート固定やスターティングメンバー固定が地獄界曼荼羅自体にないために、編成の自由度は高く、ギミックと宝具への対処手段を把握できればそこまで難しい相手ではない。また全てのゲージを削る必要はなく、3回目のブレイクで戦闘が終了するのでそこは安心。
……とは言っても、あくまで『平安京』の中では最高難易度というレベルであり、円卓ゴリラ・超越神・呪いの厄災などに比べればそこまでの強敵という訳でもない。
プレイヤー側として
最大HP | 13,498 |
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最大ATK | 12,709 |
コマンドカード | Arts:1/Quick:1/Buster:3 |
スキル1 | 山河の膂力(A+) / 自身の攻撃力をアップ(3回・3T)&自身のNPを増やす(最大LV時50%) |
スキル2 | 八脈怒濤(B) / 自身のBusterカード性能をアップ(3T)&自身の防御力をアップ(3T)&スターを獲得 |
スキル3 | ケガレの指先(A) / 敵単体に宝具封印状態を付与(1T)&自身のクリティカル威力をアップ(3T)&自身に〔死霊〕特攻状態を付与(3T) |
アペンド3 | 対ルーラー攻撃適性 |
宝具 | Buster / 自身に無敵貫通状態を付与(1T)+敵全体に強力な防御力無視攻撃&Buster攻撃耐性をダウン(3T)〈オーバーチャージで効果アップ〉 |
期間限定☆5セイバーとして実装。バスターゴリラ勢の1人でもある。
上記の通り、高レベルのクラススキルを取りそろえており「対魔力」で弱体耐性、「竜種」でBusterカード性能アップと被ダメージカット、「蛇神の神核」で与えるダメージプラスと強化解除耐性の上昇がついている。竜、鬼、神性など多くの特性を持っているが、それがバフの恩恵の受けやすさと同時に特攻対象になりやすい、という側面を持つのはボス戦時の彼女同様である。
Quickカードの性能を上げる騎乗も持ち、一枚だけであるがQuick性能も高水準。低いHPのかわりにセイバー最高クラスの攻撃力と、スター供給スキルとクリティカル威力の底上げスキルを持つ。
実装当時は全体バスター宝具ということで最近超強化されたセイバークラスの代名詞を始めとした先達と比較されてしまうこともあるが、運用方法は差別化できるため追いやられることはないだろう。とりわけ☆5セイバートップクラスのATKと乗算関係にある火力バフを3枠すべて持つ仕様上、彼女より高い効果のクリティカル威力アップを持つ他のキャラよりも理論上の威力は上を行く。
そして「八脈怒濤」の防御力アップ効果と「竜種」の常時ダメージカットの二重の守りのおかげで長期の殴り合いにも対応できるが、無敵・回避などのオーバーキル級の宝具攻撃に対する自衛手段を持っていないことが一番のネックであり、この辺りは他の味方でサポートしてやりたい所である。また「山河の膂力」の攻撃力アップが強烈な代わりに回数制であるという欠点もあるため、特に高火力のボス敵に対しては基本的にはクリティカルによる速攻戦術を心がけよう。
他作品での活躍
Fate/Samurai Remnant
DLCシナリオ第1弾『断章・慶安神前試合』にルーラーとして登場。
詳細は該当記事を参照。
関連人物
生前
平安時代における自分で、ある意味では娘のようなもの。
あちら側からは「違う自分になってしまう」ということで嫌悪されている。
お互いは声も姿も認知する事が出来ないようで、溜まった靄にしか見えないという。
生前は定期的に彼女と意識を交代していたようで、酒呑童子の意識を押しのけて表に出た彼女の幕間では、一時的に元に戻った彼女から「今は自分の番だろう」と凄まれる場面がある。
父親のような存在である、日本最大にして最高の災害竜。
第2部5.5章においてFate世界における「日本三大化生」の一体である事が明らかになった。
伊吹童子は「八岐がうちの一箇(ひとつめ)の分け御霊(首)」にあたる。伊吹童子は本体にあたる八岐大蛇を「パパ」と呼んで慕っており、彼もExtra attackや宝具使用時に出現して力を貸す。
平安京特異点では自らの威圧を受けながらも啖呵をきるその姿に感銘を受け、事の黒幕との決戦時に自らの宝具を貸与した。彼の父が赤龍であると知ると覗きこんだらしい描写や、懐かしさを感じたり何かを悟ったような台詞が存在する。幕間の物語で登場した際は赤龍のことを「あやつ」と呼ぶなど面識があるような言動があった。イベントでは酒呑童子とはまた違う感覚でちょっかいを出している。引き離したいのだが金時以上の力で寄りかかってくるので逃げれないらしい。
その後金時が幼い頃に既に出会っており、彼と相撲を取った初めての相手らしいことが判明する。結果は伊吹童子が勝ち、その際当時理性のない獣のような生活をしていた彼に「自身と同じ姿のものを食べることができない」という祝福をかけたらしいが、伊吹童子も金時自身も忘れている。
八岐大蛇に呪われ怪人となった男。同時に助けもしたらしく、無理矢理弟分にしたとの事。
現在の伊吹童子は気軽に「サブちゃん」と呼んでおり、向こうはため息交じりで振り回され気味。
Fate/Grand Order
契約したマスター。第2部5章では敵対した相手。
本人曰く「今回の現界では一番大切な相手」らしく、バレンタインや幕間では、マスターの性別を問わずに遠回しに部屋に誘っており、水着時には更に露骨になっているため、困惑されている。
同じ高位の蛇神で、仲良くしたいと思っている。
彼女の宿敵である悪神も現代に染まりきった姿をしているらしいが……
甲賀三郎と縁のある彼女の事を可愛がろうとしており、ロリの姿では妹にしたがっている。
呪いに苦しめられる向こうからすれば胃痛どころの話ではなく、実際泣きだしてしまった。
金時の育ての親にして上司であり、酒呑童子とはまた違った意味で相性が悪い。
彼女が力を借りている牛頭天王と習合した神は父と因縁のあるスサノオ、ランサー時に力を借りているのはインド版ヤマタノオロチを退治したインドラ神である為、仕方のない事である。
因縁の相手たる酒呑童子の大本だが神霊の為、頼光もある程度敬意を払っている。
自身の「聖杯にかける願い」について「本物の草薙剣が見てみたい」と語っている。
ちなみに異星の神の使徒の方の彼は八岐大蛇を斬った須佐之男命の神性を取り込んでいる為、もし鉢合わせしていたらインド対戦並みの修羅場が待ち受けていたに違いない……
同じく草薙剣の持ち主……なのだが、使用したのは燃え盛る野原の草叢を切り払った時だけ。
一説によると、タケルが対峙した伊吹山の神は八岐大蛇とも言われている。それ故かは不明だが、タケルの方は伊吹童子に苦手意識を持っているようだ。伊吹童子の方はそうでもないらしく、タケルに抱き着いてきている。ちなみに、ルーラーの方では宮本伊織を気に入っており、彼を自分のものにしようと迎えに行くと伝えている。それを聞いたタケルは慌ててダメだと阻止している。
余談
本作において再臨形態ごとに性格や雰囲気が異なるサーヴァントは珍しくないのだが、伊吹童子はその幅が特に大きくギャップが凄い。彼女のCVを担当した悠木碧女史の演技範囲に改めて感嘆したユーザーも多く、誰が呼んだか「悠木碧欲張りセット」。当の悠木女史本人もピックアップガチャ開催時、ツイートで伊吹について「性癖のデパート」と全くもってその通りな例え方をしていた。
pixivに投稿されているイラストもかなり分かれているのだが、本編登場時(第3再臨)及び「大蛇神の分け御霊」のイラストと、第二再臨の縦セタ姿が現在のところは多めとなっている。
属性は混沌・善であるが、首塚大明神の伝承においては酒呑童子が改心し、首から下の病に苦しむ人々の守護神になったという逸話が残されている為、おかしい事ではないのかもしれない。