「やはりおまえは面白き娘だ。それでこそ、おまえを試す甲斐がある。」
※本作品関連記事作成・編集にあたっての注意
2023年9月26日に本作のサーヴァントの真名やストーリーの核心に迫る内容についての動画・画像のアップロードについてのガイドラインが表明された(『Fate/サムライレムナント』動画、画像投稿ガイドラインが公開。サーヴァントの真名やストーリーの核心に迫るイベントの発信には「ネタバレあり」の記載を)。
「配信してはならないシーン」は指定されていないものの、サーヴァントの真名やストーリーの核心に迫るイベントの発信には「ネタバレあり」の文言をサムネイルやタイトルに入れるようお願いしている。特に「終章」開始以後の内容や二周目に初めて現われる要素については特に念を押している(x(旧twitter)公式アカウントのツイート、コーエーテクモゲームス公式サイト)。
つまり、現時点に於いて公式的には真名等の情報の無制限の流布を望んでいない状況にあるため、未プレイの方に配慮し良識の範囲内での記事編集を心掛けてください。
プロフィール
※ プロフィールの出典地域は本百科の推測なので注意。
概要
『Fate/Samurai Remnant』に登場するアサシンクラスのサーヴァント。
ドロテア・コイエットをマスターとして現界している。
長い手足を鞭のようにしならせる怪人じみた灰衣の男で、衣服には爬虫類の眼の様な飾りがある。
真名
諏訪地方に伝わる伝説の主人公であり、近江国甲賀郡の伊吹山の神に呪われし男、『甲賀三郎』。
『諏訪縁起事』『大岡寺観音堂縁起』の主人公。天狗にさらわれた妻の春日姫を追いかけるが、2人の兄のはかりごとにより人穴に突き落とされ、伊吹山の異界、地底の国に迷いこみ彷徨い、後に地上へと生還するも、蛇体(または龍)となった魔人。
最終的には人間の姿に戻り、神道の法を授かって神通力を会得した後、信濃国岡屋庄に諏訪大明神として祀られている。
忍の流派である甲賀流の祖としても有名だが、実は開祖ではあるものの、三郎本人が忍者として活躍したという伝説は無い。どちらかと言えば直接の武勇の方が有名。
人物
一人称は「我」。
見た目の印象通り気難しく無愛想な男だが、受けた仕事はキッチリこなそうとする仕事人。
ドロテアの手腕や働きを評価する等、決して人嫌いという訳でもない模様。生前は妻を複数設けていたようで(うち一人を助けるために冒険までした)、女性の扱いには多少の心得がある様子。
一方、長年神の領域で過ごし半神となった為か、人よりも神に近い視点から物事を見ており、神性を持たない者とはやや価値観がズレている。
生前からやっていたのか、市井に紛れる時は虚無僧の姿に扮している。
能力
忍の祖として空蝉の術や分身の術等を駆使する他、多数の妖蛇を呼び寄せ使役する能力を持つ。
戦闘ではしなる長腕をさらに伸ばした高リーチの格闘や、蛇由来の毒の放射を繰り出しながら、キャスタークラスさながらに様々な蛇系エネミーをけしかけた集団戦も行う。
後述の宝具も相まって、対サーヴァント戦では白兵戦で劣りがちなアサシンクラスの中では異例の肉体派で、英霊のカテゴリー全体で見てもかなり上位の戦闘力を持った実力者。
無論、アサシンとしての役割に絞っても高いスキルを持っている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
ドロテア | B+ | C+ | A | C | EX | B |
保有スキル
気配遮断(A+) | アサシンのクラススキル。自身の気配を消す能力。A+ランクともなると、最高ランクの『気配遮断』。完全隠形状態となれば、最早、何者にも感知されない。 |
---|---|
鬼神の顕(B) | 鬼やその混血が持つ『鬼種の魔』スキルに似て非なるスキル。本来は『神性』スキルや『変化』スキル、『怪力』スキルなどから成る複合スキルである。 |
宝具
化身・伊吹大明神縁起(けしん・いぶきだいみょうじんえんぎ)
- ランク:A+
- 種別:変生宝具
- レンジ:−
- 最大捕捉:1人
「覚悟……!」
「我が五体に宿りし加護、とくと見よ!左様、神なる力――『化身・伊吹大明神縁起(けしん・いぶきだいみょうじんえんぎ)』!!」
元から若干は常時発動している宝具で、伊吹大明神こと八岐大蛇のもたらした呪を利用し、自らの肉体を最も効果的な戦闘形態へと変形させる奥義。
そして真名解放により全身に蛇の鱗が表出し、大量の妖蛇が合体した巨大パワードスーツを着込んだような、大蛇と人間の融合妖物へと変生(指は蛇の尾になり、肩からは大蛇の頭部が伸びる)。
この状態の彼は身体能力が跳ね上がり、凄まじい膂力・敏捷性・耐久力を以て、一気呵成に敵を粉砕。全身を覆う「八岐大蛇の鱗」は神性のない攻撃を完全無効化する上に、高い防御力により三騎士クラスの英霊の攻撃すら容易に完封・圧倒せしめるという、アサシンらしからぬ豪快なパワーファイトを可能とし、「人間」或いは「人間に属する存在」に対する有利特性も得る。
この手の不死身や無敵などの力を持った英霊達(アキレウスやジークフリート等)には、弱体化させる急所のようなものが有るのが定番だが、この宝具にはそれがないため、耐性外の攻撃を叩き込むしか攻略法が無い。
……ただし、この状態を一定時間以上稼働させ続けると呪が暴走し、三郎の自意識は消失。破壊と殺戮のみを求めて彷徨う正真正銘の怪物と化してしまう。
関連人物
生前
春日姫
生前の妻の一人。
天狗にさらわれてしまうが、13年の時を経て三郎と再会した。
維縵姫
地底の国を旅している間に出会い、妻となった存在。身も蓋もない言い方をすると現地妻である。
春日姫を探し求める三郎の後を追って地上に出て、後に浅間大明神として祀られている。
Fate/Samurai Remnant
契約したマスター。
雇い主としては悪くないようで、若くして手腕と胆力が身に付いた彼女を評価している。
一見今作の陣営の中でも仲はかなり良好なようだが……?
立場上は敵であるマスターの一人。
ドロテアから彼についての感想を聞かれ、「目障り極まりない」「悲しい程に惜しい」と称しており、武人としての価値観でその本質まで見抜いていた可能性が高い。
自分を呪った蛇神の化身。
現代に染まった彼女からは「サブちゃん」呼ばわりされている。
アサシン本人は「姉君」と呼んで(呼ばされて)おり、自由奔放な彼女の気質に振り回され気味である。
その他
甲賀忍群(甲賀五十三家)の望月家出身の末裔である子孫。
彼女は彼の代から続く呪を恐れているが、当の三郎にそうした悲壮感は見られない。
甲賀忍群(甲賀五十三家)杉谷家出身という説がある。
関連イラスト
関連タグ
アサシン(Fate) Fate/SamuraiRemnant