ふぉっふぉっふぉ、サンタじゃぞ
プロフィール
真名 | アルテラ・ザ・サン〔タ〕(アッティラ) |
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クラス | アーチャー |
性別 | 女性 |
身長 | 160cm |
体重 | 48kg |
出典 |
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地域 | フィンランド(自称) |
属性 | 混沌・善・星 |
好きなもの | 羊毛、雪、甘いわたあめ(要はふわふわしたもの) |
嫌いなもの | 冷たいアイス、うるさいやつ(特にキンキンと響くもの) |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | huke |
CV | 能登麻美子 |
概要
2017年クリスマスイベント『冥界のメリークリスマス』に登場するアルテラのサンタ版。レアリティは☆4。
今回の配布サーヴァントであり、メインストーリーを進めると仮加入しメインストーリーをクリアした後にBOXガチャの景品である「軍神の交換券」と交換する事で正式加入する。
同イベントは2020年2月よりメイン・インタールード(常設化)入りしており、こちらでは交換券は必要なく、メインストーリーをクリアするだけで正式加入が可能となる。
ウルク熱でカルデアがパンデミックに襲われる中、怪しげな金ピカ羊に唆されて三代目サンタに就任した。歴代サンタの中では一番サンタしてるともっぱらの評判である。
真名
空を見よ。聖夜に祈りを抱く者であれば見えるはずだ。
夜空を駆ける一条の虹を。メーメーなく羊たちの群を。
そして大胆な衣装に身を包んだ、ちょっと風邪気味の、麗しいサンタの姿を……!
その名はアルテラ・ザ・サン〔タ〕。
西方大王、星の紋章を持つ剣姫が数奇な運命からサンタクロースとしての使命に目覚め、はじめての体調不良(微熱)にも負けず立ち上がった、頼もしき三人目のクリスマスの英霊である。
今回は大王としての逸話から多くの遊牧騎馬兵たちを従えている……のだが、それらはすべて愛らしい羊(ただし宇宙仕様)の姿になっている。なぜだろう。そして実にメリーである。
人物
健康すぎる肉体と健全すぎる精神、そしてちょっと無知……否、無垢な性格が彼女にまたとない機会をもたらした。カルデアスタッフが謎の熱病に倒れた時、アルテラは唯一の『動けるサーヴァント』としてカルデアの平和とクリスマスの為に名羊ツェルコの背に乗って飛び出した。
かねてからクリスマスという文明を見定めたかったアルテラにとって、この役回りは望むところ。
華やかなサンタ服に着替え、彼女は冥界の空にダイブしたのである。唯一の不安点はサンタ服の肌寒さで「普段の服に比べると、面積が少なすぎるのではないだろうか……?」と首をかしげるアルテラであった……普段も霊基再臨以降は大差ないことは言ってはいけない。
性格は基本的にアルテラのものだが、微熱を持っているため普段より判断力が落ち、言い含められやすくなっている。見た目の可憐さ・愛らしさが増している気もする。
熱のせいで(おかげで)文明破壊メーターが著しく低下している。
「ラム星雲からやって来たサンタさん」という設定でキャラ付けしているが、風邪で頭が回らないのか基本的な後付け設定についてはマスターに丸投げしてそれを鵜呑みにする気満々。
プレゼントを配るときはわざわざ付け髭を装着し「ふぉっふぉっふぉ」と年寄りくさい笑いと口調でサンタクロースになりきる。ちなみにこの髭が再臨用素材である。
普段のアルテラは戦士としての人格9割、少女としての人格1割だがアルテラサンタは戦士としての人格4割、少女としての人格6割となっている。アルテラの根っこは少女チックなロマンチストなのでサンタクロース役を任されて嬉しい&ドキドキしているのだ。軍神の剣はクリスマスツリーの装飾にもあるカラフルな飴細工の杖(キャンディケイン)即ち『迷える羊達を導く、聖夜に生を受けし羊飼い』のシンボルに変形し、子供たちの頭をコツンとすると甘いお菓子を召喚してプレゼントする能力を持つ。ハロウィンに暗躍したどこぞの妖怪が狂喜しそうである。
先代・先々代の相棒(トナカイ)を務めたマスターの事は頼もしい相棒にして美しい羊に見えているのか「ふわふわのマスター」と呼ぶ。今の自分はアルテラである前にサンタクロースである、と自分に言い聞かせているので普段より物腰・対応が柔らかくなっている。胡散臭い輝ける羊から預かった『大切な贈り物』を届ける為、ストレートにマスターを頼ってくる。
絆Lvを上げると自分が見る夢について不安を抱えていると打ち明けてくるが、それが実際サンタ当人のかなり重要な機密(※ネタバレ注意!!)であることは理解していない。
……それはともかく杖を持ち、羊に乗っており、さらに杖の先端をツリー状に変えて突き刺すけどあくまでクラスはアーチャー。まあ、判定がおかしいのは今に始まったことではない。
能力
通常霊基時での強みだった、肉体パラメータは風邪気味のせいで型落ちしているが、羊に乗っての騎乗スキルを十全に生かしている恩恵か敏捷はランクアップしている。
モーション中では、ツェルコに騎乗しつつ、杖から散弾や七色のビームを放ったり、鞭のように伸縮する杖やツェルコの足蹴りで直接攻撃したり、巨大化したツェルコで押しつぶしたりしている。
また、しれっと『星の涙、軍神の剣』のダウングレード&分散版もぶっ放している。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C | B | A+ | A | A | EX |
保有スキル
対魔力(C) | アーチャーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。持ち前の優しさからか、『望んだプレゼントと違う』というクレームを受けた時に反論出来ない為、魔力抵抗はセイバー時より低下してしまっている……いや、どういう事? |
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騎乗(EX) | 本来はセイバーなどのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。クリスマスの英霊に選ばれ、静かな使命感の炎に包まれたアルテラはその『騎乗』スキルを大きく向上・変化させた。具体的には羊マスターになった。名馬ならぬ名羊ツェルコ(ドゥムジに似ている)を駆る姿は、嘗て西方世界を駆け巡った遊牧騎馬民族・フン族最強の王を連想させ……連想……するだろうか…… |
神性(B) | 神霊適正を持つかどうか。アルテラ自身は神霊との血縁関係を有していないのだが、欧州世界を蹂躙した事実は神威とされ、畏怖の対象となって「神の懲罰」「神の鞭」の二つ名を得るに至った。この事から、地上で英霊となったアルテラは、神霊適性を疑似サーヴァント並の高ランクで有している。 |
星者の贈り物(B) | サンタクロースになりきる事で取得したスキル。プレゼントを贈り、心を潤す。アルテラとてプレゼントを贈りたいものの、いまいち相手の欲求を把握出来ず、また奥ゆかしい性格の為、ランクはサンタオルタ(アルトリア)より低くなっており、何故かスキル名も若干変化した(元は『聖者の贈り物』)。 |
虹の飴細工(B) | クリスマスツリーの頂点に付いている星はベツレヘムの星と呼ばれ、救世主の誕生を象徴するものとされる。アルテラの杖でこつん、と叩かれると、大いなる祝福と恩恵が与えられるという。マーリンの『英雄作成』のミニマム版。 |
きら星の紋章(EX) | アルテラの体に刻まれた独特の紋様(『星の紋章』)と、クリスマスの概念が融合した事によって変化したスキル。その強力な祝福パワーにより、アルテラは霊基に刻まれた潜在能力を覚醒させ、地球上では三分間のみアルテラ・サンタとして活動出来るのだ!3ターンだけの、捨て身の超パワーアップ。 |
天性の肉体(−) | 生まれながらに生物として完全な肉体。クリスマスの英霊となり、冬の概念を付加された事で体温調整がうまく出来ない為、残念ながら失われている。 |
文明浸食(EX) | 英霊アルテラ本人が無自覚に発動しているスキル。手にしたものを今の自分にとって最高の属性に変質させてしまう。『最高』とは『優れている』という意味ではなく、アルテラ本人のマイブーム的なものを指している。今回のアルテラのマイブームは言わずもがな。配下として引き連れる筈の馬達は羊(のようなもの)に変化し、逆に愛剣である『軍神の剣』は軍神の杖へと変形した。 |
宝具
聖夜の虹、軍神の剣(キャンディスター・フォトン・レイ)
- ランク:EX
- 種別:対界宝具
- レンジ:30~300
- 最大捕捉:1000人
「サンタエフェクト発動!はぁ~ふぅ~」
「約束は壊さない。その孤独を粉砕する。羊が一匹、羊がmany。『聖夜の虹、軍神の剣(キャンディスター・フォトン・レイ)』!!」(メェ〜メェ〜、メェ〜メェ〜)
アルテラが持つ軍神の剣がキャンディケインとして変化した事で編み出された新宝具。
アルテラ配下の羊たちによる華麗なるイタノー・サーカスを楽しんでほしい。
石室から遠く離れ。記憶も記録も繋がらず巨いなる孤独は今も癒されないとしても。
夢見る羊は、夜空にかかる虹のように。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
HP:11,000強にATK:9,700強と攻撃寄りのステータスに《Quick:2/Arts:2/Buster:1》のアーチャーらしいカード構成を有している。何度も言うがクラスはアーチャーである。Q/A/Bすべての攻撃が3ヒットでEXのみ4ヒット。ただ「騎乗(EX)」の恩恵でQuickカードの性能が高く、そこに「文明浸食(EX)」も保有しているため自前でスターを稼ぎながら鋭い攻めを可能にする。
スキルは味方単体にNPをチャージ(10~20%)しつつ3ターンスター発生率を底上げする「星夜の贈り物(B)」味方単体に1ターン宝具威力アップとクリティカル威力アップを付与する「虹の飴細工(B)」自身に3ターンのあいだ無敵貫通・スター集中率アップ・防御力アップを付与して3ターン後にスタン状態になる「きら星の紋章(EX)」の三つ。
「星夜の贈り物」は最大でも20%とあまり補給力は高くない上にスター発生率も大した事はないが、最短5ターンで回せるという回転率の高さが売り。
「虹色の飴細工」は宝具攻撃を底上げし、さらに後続のクリティカル攻撃の支援となる。スター集中率アップを持つアタッカーへの支援としても有効。特に宝具威力アップは味方に付与できるのスキルとしてはトップクラスの性能を有している。
「きら星の紋章」は玉藻ちゃんサマーや殺生院キアラの持つ「女神変生」の変則型で時限性のスタンが発生するデメリットも同様。切り札と言えるスキルで、ただでさえスター集中率の高いアーチャーで確率をさらにブーストするため、ほとんどのクリティカルスターを独占可能となる。
宝具『聖夜の虹、軍神の剣(キャンディスター・フォトン・レイ)』は、カードの種類はQuickで、効果は【敵単体に超強力な攻撃+スターを大量獲得<オーバーチャージで効果アップ>】。
ノッブのBuster、クロエのArtsに続き、Quick属性の宝具となった。オーバーチャージ100%時点で20個という大量のスターを獲得できる上に宝具自体のヒット数も多く、相当数のスターを稼ぐ事が可能。チャージ増加毎に+5個されるがチャージを増やすよりもQuickバフやチェインの方が効果的。スキルやパーティー編成概念礼装次第でたやすくスターを飽和させるため、次ターンで強烈なクリティカル乱舞を見舞うこともできる。NP効率も悪くないのでスキル「星者の贈り物」のチャージと稼いだスターによるクリティカル連打でターンを開けずに2発目の準備も不可能ではない。
弱点としては宝具がQuick属性のため宝具カードを先頭にしたBraveチェインでの攻撃補正が弱い点、そしてアーチャーゆえに不要なタイミングでスターを巻き上げてしまう点だろうか。
特に「きら星の紋章」を発動させると3ターンに亘ってスターを吸い続けるため、別のアタッカーのスターまで横取りしてしまうことになる。またスタンが発動するタイミング次第で手札事故を起こしかねないため対策を練るかカードの回転を計算する必要がある。前者についてはマイティチェインの実装で若干改善され、「虹の飴細工」のクリティカルバフも無駄なく活かしやすくなった。
以上、味方も補助できる万能クリティカルアタッカーとしての特性を得たアーチャー。
セイバーの時の「バフを盛ってスター運用で鋭く攻める」性質は維持しつつ、味方へピンポイントに支援が可能になったことでより幅広い活躍が見込めるように変化している。メインアタッカーに据えて「きら星の紋章」を使う際は、スキルのスタン発生をどう処理するかをよく考えたい。
また、アペンドスキル3は貴重かつこの中ではかなり有用な『対フォーリナー攻撃適性』である。
関連人物
本来の自身の霊基。
生前「破壊の大王」と恐れられた大戦士としての姿であり、滅多に感情をあらわにしない。
ただこれは「地球史に刻まれた英雄」としての霊基で、元来の性質はサンタの方が近い。
マスターにしてトナカイ。
特異点解決の相棒であり、曰く数々のサンタクロースを導いてきた「サンタ教育のプロ」。
微熱のせい(?)で天然ボケがかかったアルテラを御しながら、彼女の成長を見守ることに。
ツェルコ
サンタとなったアルテラの騎乗獣。
名前の元となったのはアッティラ王と共同統治をおこなったフン族の王・ブレタ臣下の道化師と思われる。ブレタ王の死後はアッティラ王に仕えたが反りは合わなかったと伝わっている。
めーめーとしか鳴けないが独立した意思を持っており、その深くモコモコとした毛並みの中にアルテラサンタの用意したプレゼントを収納している。ただ乱暴にまさぐられると、毛を引っ張られるのか痛がる。反りが合わなかったという伝承(に加えて微熱と天然ボケで思考回路がふわふわしている)ゆえか、アルテラサンタと彼との意思疎通は不完全ですれ違いが多い。
彼に関わらずアルテラサンタの率いる羊の脚はどうも地球上の生命のそれとは似ついておらず、それはある月の聖杯戦争に登場した敵性プログラムに似ている。
神々しく金色に光る謎のしゃべる羊。
アルテラをサンタに仕立てた張本人であり、アルテラに冥界へ下ってエレシュキガルに「届け物」をしてほしいと頼んできた。いろいろと胡散臭い羊でアルテラ曰く「Doom G(災厄の巨人)」だが当人としてはドゥムZとのこと。アルテラ本人のことも気に入っているが、どうも「星の紋章」に覚えがあるらしくそれを残念がっている。
事態の原因を把握し熱病を圧してカルデアのマスターを冥界へ転送した過労気味な王様。
道中の解説としてアルテラと共に「なぜなにウルク劇場」なる解説動画まで撮影している。
存外気に入っているのか、アルテラサンタを「羊の」と呼んでいる。
AC版3代目サンタサーヴァント。しかし歴代サンタと異なりなぜかキャスターに転向した。しかし、サンタキャラをやる事にはノリノリな面を持っており火力面は派手になっているためむしろ5代目サンタサーヴァントのコンセプトに近い(さらに言えば5代目本来ののクラスは同じクラス)のため3代目と5代目、2人のサンタサーヴァントを足して2で割ったと考えられる。
余談
なぜアルテラがアーチャークラスなのか疑問符が付くところだが、史実のアッティラも弓騎兵を育成して戦果を挙げた逸話がある為、今回の霊基がアーチャークラスであるのはなんらおかしい事ではない。設定上でもフン族騎馬兵を率いて戦った逸話が宝具の由来になっているとされている…でもだからと言って羊とビームを発車するのは、トンチキが過ぎると思うのだが……
彼女の実装をもって能登女史は三大騎士クラスをコンプリートすることとなった。